2025/01/20 06:30 | by Konan | コメント(0)
Vol.263: 小噺・今年の話題(その3)
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日銀の金融政策
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現在0.25%の政策金利。年末は1%に届かず、0.75%と予想します。要は利上げ2回です。
当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、3つポイントがあります。
・日本経済がどうなるか。今年の春闘でも高い賃上げが実現し、実質賃金が確りとプラスになれば、利上げ確率は高まります。他方、例えばトランプ政権の政策の影響などで景気に力強さが欠ける展開になれば、利上げは難しくなります。私は賃上げはそれなりに実現し、トランプの影響も日本には左程ないと思いますが、他方で「力強い」と言える展開も予想しません。
・円相場がどうなるか。トランプ政権の政策はどちらかと言えばドル高をもたらします。円安に伴う物価上昇が起きると、政治の世界を含め「日銀に何とかしてほしい」との展開も予想されます。黒田総裁末期もそうでしたが、日銀に対し「緩和はいい加減にして」となり、利上げが催促されます。
・経済理論的アプローチにどの程度こだわるか。この点、Saltさんと私の意見が合わないところです(このほか、好きな女優話も合いませんが)。日銀は今の状況は「緩和的」と考えています。中立金利は測定が難しく、中立金利に関する質問は大抵はぐらかしますが、それでも0.25%が低いと思っていることは間違いありません。潜在的な経済の実力と予想される物価上昇率を足すと、どうみても1%は超えてきます。そこを目指すことが基本となるはずです。
以上の点を並行的に考えつつ、悩みながら進む結果、利上げは実施されるが、1%の大台には届かないというのが冒頭の予想です。どうでしょうか?
今回はこの辺で。
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