2021/09/24 16:00 | 中東 | コメント(0)
アフガニスタン現代史(1):「アフガニスタン」の誕生
■ タリバン、国連総会で演説の機会求める 「前政権の大使はアフガンを代表していない」と(9月22日付BBC)
タリバンがアフガンを制圧して約1か月。米軍も撤退を完了し、バイデン大統領は国連総会での演説で「我々は20年間続いたアフガンでの紛争に終止符を打った」「絶え間ない戦争の時代を終え、絶え間ない外交の新時代を迎えている」と謳いました(これもどうかと思う発言ですが・・コメントは来週述べます)。
しかしアフガンの将来はいまだに混沌としています。タリバンは新政権の陣容を発表し、国際社会へのアピールを強めていますが、その統治の見通しは不透明です。
アフガンで今何が起こっているのかを理解し、これからどうなるのかを見通すためには、これまでの経緯を理解することが不可欠です。今のアフガンの状況は、長きにわたる民族、宗教、政治、外国の干渉といった複雑な要素の絡み合いが積み重なって生まれたものであり、これを正確に理解している方は少ないと思います。読者の方からも、「そもそもアフガンはどういう国なのか、さっぱりわからないので解説して欲しい」とのリクエストをいただきました。
そこで、本日から数回にわたり、「アフガニスタン現代史」を解説します。アフガンのナショナル・ヒストリーは期間としてはそれほど長くはないのですが、極めて複雑な経緯をたどるので、しっかり説明するためには相当の分量が必要になります。
また、先に述べたとおり、アフガンは、国内事情のみならず、国際関係によって運命を翻弄されてきた国です。したがって、アフガンを知ることは、米国、中東、中央アジア、南アジアを理解することにもつながります。つまり世界情勢を読み解く意味でも重要なテーマになります。
ということで、しばらくお付き合いください。まずは第1回をお届けします。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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アフガニスタン現代史(1):「アフガニスタン」の誕生
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●アフガン人の帝国
●グレート・ゲーム
●近代化への道
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あとがき
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■ モハメド・アリの孫、ボクシングで白星デビュー 1回TKO勝ち(8月16日付CNN)
ちょっと前の話ですが、これは『グラップラー刃牙』のモハメド・アライ・ジュニアのリアル版ですね。息子ではなく孫ということで、時の流れも感じましたが・・。
週末ですね。今週は休日もあり、長期休みをとった方も多かったかと思いますが、良い週末をお過ごし下さい。
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