2021/06/14 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(6/13~19) 米英首脳会談とG7サミット、米インフラ法案(民主党の亀裂)、米トルコ首脳会談、米ロ首脳会談、イラン大統領選挙
暑い日が続きますね。夜寝るときは扇風機をつけています。つけっぱなしにしても気持ちよく、快適です。
関東の梅雨入りはまだなのかと思っていたら、やはり例年よりも遅いようですね。沖縄はそろそろ梅雨明けとのこと。ここから沖縄は一気に夏らしくなるんですよね。行きたいものです。
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先週の動き
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6/6(日)
・米上院の超党派の議員団(民主党のダックワースとクーンズ、共和党のサリバン)が台湾を訪問
・ペルー大統領選挙決選投票(ペドロ・カスティジョが過半数を獲得と発表)
・メキシコ議会選挙(与党連合が過半数を維持)
・ドイツのザクセン・アンハルト州議会選挙(与党CDUが勝利)
・ナイジェリアがブハリ大統領の投稿削除を受けツイッターの利用を無期限停止
・ブルキナファソでイスラム過激派とみられる武装勢力が村を襲撃(100人が殺害)
6/7(月)
・米・ウクライナ首脳電話会談
・バイデン大統領が共和党のカピート上院議員とインフラ計画について電話協議
・ハリス副大統領がグアテマラとメキシコを訪問(~8日)
・ブリンケン国務長官が台湾との貿易・投資協議の再開に向けた協議が行われていると発言
・米司法省がコロニアル・パイプラインからハッカーに支払われた440万ドルの身代金のうち230万ドルを取り戻したと発表
・中国全人代常務委員会(北京、~10日)
・中・ASEAN外相会議(重慶、~8日)
・韓国のソウル中央地裁が元徴用工や遺族による日本企業16社を相手方とする損害賠償請求の訴えを却下
・ロシアで領空開放条約脱退の法律が成立
・IAEA理事会(ウィーン)
6/8(火)
・バイデン政権がサプライチェーンの100日間の見直し報告書を公表
・ハリス副大統領とメキシコのロペスオブラドール大統領が会談(メキシコシティ)
・米上院が米国イノベーション・競争法案を可決
・米上院が連邦議会議事堂襲撃事件の調査報告書を公表
・モスクワの裁判所が反体制派指導者ナワリヌイの団体を「過激派」と認定
6/9(水)
・バイデン大統領が英国、ベルギー、スイスを訪問(~16日)
・バイデン大統領がTikTok、ウィーチャット、アリペイなど8つの中国のアプリの米国内での提供や利用を禁じるトランプ前大統領の大統領令を取り消す大統領令に署名(商務省に安全保障上の脅威の調査を指示)
・米国防総省の対中戦略タスクフォースが最終提言をオースティン国防長官に提出したと発表
・米国務省がモスクワの裁判所が反体制派指導者ナワリヌイの団体を「過激派」と認定したことを非難する声明を発出
・ブラジルの食肉加工メーカーJBSがサイバー攻撃を行った犯行グループに1100万ドル相当の身代金を支払ったと発表
・モンゴル大統領選挙(与党・モンゴル人民党党首のフレルスフ前首相が勝利)
・エルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が成立
・日豪外務・防衛閣僚協議(2+2)(オンライン)
6/10(木)
・バイデン政権がファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチン5億回分の途上国への提供を発表
・米英首脳会談(英国)
・レモンド商務長官と中国の王文濤商務相が電話協議
・タイUSTR代表と台湾のトウ振中政務委員(通商交渉担当)がオンライン協議
・ブリンケン国務長官がイランの元政府高官3人と企業2社に対する制裁の解除を発表
・米上院の共和党・民主党の10議員が9,740億ドルのインフラ法案について合意に達したと発表
・中国で反外国制裁法が成立
・中国でデータセキュリティ法が成立
・ECB定例理事会(フランクフルト)
6/11(金)
・G7サミット(英国・コーンウォール、~13日)
・ブリンケン国務長官と楊潔チ政治局委員が電話協議
・韓国の保守系最大野党「国民の力」が李俊錫(イ・ジュンソク)氏を代表に選出
・日英首脳会談(コーンウォール)
6/12(土)
・米英豪首脳会談(コーンウォール)
・イラン核合意の当事国会合(ウィーン)
・香港の民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が煽動罪の刑期満了により出所
・日独、日仏首脳会談(コーンウォール)
●米英首脳会談とG7コーンウォール・サミット
バイデン大統領が英国を訪問し、ボリス・ジョンソン首相と初めて対面式で会談。法の支配や民主主義の価値の遵守を掲げる「新大西洋憲章」で合意しました。
その後、コーンウォールでG7サミットが開催。昨年予定されていた米国でのサミットは結局実現しなかったので、2年ぶり、対面で首脳が集まるのは新型コロナウイルスの感染拡大後初めてです。
G7サミットは本日最終日で、共同声明は本メルマガ執筆時にはまだ確認できていません(配信時には発表されていると思います)。最終結果を確認した上であらためて解説したいと思いますが、米英首脳会談とともに、現時点でのコメントを述べます(※メルマガに限定)。
●米国のインフラ法案(民主党の亀裂)
共和党と民主党の上院議員10人が9,740億ドルのインフラ法案について合意に達したと発表しました。10人の議員は、共和党はビル・キャシディ、スーザン・コリンズ、リサ・マコウスキ、ロブ・ポートマン、ミット・ロムニー、民主党はジョー・マンチン、ジーン・シャヒーン、キルステン・シネマ、ジョン・テスター、マーク・ワーナーです。
この合意は、今後のインフラ法案をめぐる議論に一定の影響を及ぼすものです。また、インフラ法案含め、様々な局面で民主党内の亀裂が公然化しつつあります。この点も含めコメントします(※メルマガに限定)。
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今週の動き
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(※米トルコ首脳会談、米ロ首脳会談、イラン大統領選挙など、メルマガに限定)
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あとがき
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■ 「楽しそうにするべき?」 エリザベス女王、G7の記念撮影で(6月12日付BBC)
エリザベス女王、G7首脳のおもてなしに大活躍。95歳ですが、さすがの王室ソフトパワーを見せました。
こちらでは英国主催のサミットの名場面がツイートされていますが、1977年の第1回でも中央に位置して存在感を発揮しています。ちなみにこのときは銀婚式の記念日で、英国中がお祝いで盛り上がっていたそうです。
儀礼用の剣でケーキをカットするというお茶目な姿も見せました。ナイフがあることはわかっていたが、あえて剣でチャレンジしたそうです。
またG7では、首脳の似顔絵やオブジェも登場しました。いずれも活動家による批判的なアピールですが、砂浜の方はラシュモアかビートルズのジャケットのようで、文句をつけているというよりクールなアートに見えてしまいました。
抗議活動は例年よりも目立っていないようです。本文に書きましたが、米国の好感度が上がっていることや、民主主義への脅威が増大する中で、民主国家の連帯への期待が高まっていることも影響しているのでしょうか。
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