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2020/02/05 05:00  | 中東 |  コメント(1)

イスラエル現代史(16):米国とイスラエル(3)


米政府がヨルダン川西岸へのユダヤ人入植容認、「国際法と矛盾」の見解放棄(19年11月19日付ロイター)

「イスラエル現代史(15):米国とイスラエル(2)」(19/12/20)の続きです。

前回は、米国政治において支配的な影響力を行使しているともいわれる「イスラエル・ロビー」の実像を説明しました。

今回は、冷戦の終結以降の在米ユダヤ人をめぐる新たな動きについて解説します。その上で、在ユダヤ人の最新の状況、そしてトランプ政権とネタニヤフ政権の関係について述べます。

長期シリーズになった「イスラエル現代史」も今回が最終回です。今週、1月28日に米国が発表した中東和平案(世紀のディール)を解説しますが、その前に今回のシリーズを通して読んでいただければ、よりスムーズに理解できると思います。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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イスラエル現代史(16):米国とイスラエル(3)
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●冷戦後の世界秩序
●在米ユダヤ人の変化
●トランプとネタニヤフ

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あとがき
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自宅に押し入ろうとした男3人、住人が散弾銃で射殺 米テキサス州(19年12月24日付CNN)

トレーラーハウスで強盗とは・・米国では家に住めないほど低所得層(白人ならwhite trash)の住居の代名詞なので、つらい話ですね。

ちなみに「トレーラーハウス」は和製英語で、ネイティブ英語では「mobile home」と言います。この言葉はエミネムの名曲「Lose Yourself」にも出てきます。

この歌の中では、「when he goes back to this mobile home」・・と韻を踏んでいます。「Lose Yourself」は映画8 Mileの主題歌ですが、この映画は、私はスタンフォードにいたときにルームメイトと映画館で見ました。素晴らしい作品でしたね。

「Lose Yourself」は大好きな曲で、当時、歌詞を暗記するほど聴きました。カラオケでも歌えます。ぐっちーさんと盛岡に行ったとき披露しました。なつかしいですね・・。

ところでツイッター上で、なぜタイトルが「8 Miles」(複数形)ではないのか?との質問をいただきました。「8 Mile」の由来は「8 Mile Road」というデトロイトの道路で、その名前はダウンタウンより8 miles(ここでは複数形)北方の場所にあったことに由来します。「Road」という名詞を修飾する形容詞になると「8 Mile」という単数形になり、それが映画のタイトルになったというわけです。

8 Mile Roadより北はエミネムが演じた映画の主人公のようなloserが住む地域です。『8 Mile』は、主人公がラップの腕一つでこの地域から這い上がろうとするヒップホップ版の『ロッキー』のような物語でした。

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One comment on “イスラエル現代史(16):米国とイスラエル(3)
  1. KB より
    トランプがなぜこんなにイスラエルに肩入れしているのか?

    こうしたことを色々疑問に思っているところで、私にとっては、今まで聞いたこともないような視点も踏まえた、ディープな説明を伺うと一気に視野が広がる感じでした。
    特に視野が開けたと思ったのは、「在米ユダヤ人の変化」。米国人の心に「ダビデとゴリアテ」がそこまで鮮明に刻まれているとは・・・と初めから、一気に引き込まれました。(面白かった・・・)
    あと、共和・民主とイスラエル、ロビーの相関図は必見です。

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