2017/09/28 05:00 | 米国 | コメント(2)
ヒラリー・クリントン回顧録『What Happened』
■ Hillary Rodham Clinton, “What Happened”
「今週の動き(9/18~24)」(9月18日)で紹介したとおり、9月12日に発売されたヒラリー・クリントンの回顧録が米国で大きな話題を呼んでいます。
内容は大統領選の敗北を振り返ったもの。目新しい事実が含まれているわけではありません。また、ヒラリーにはすでにいくつもの著作があります。
ただ、過去の著作は、いずれも選挙を見据えたアピールという面がありました。それに比べると、この本は大統領への野望をすべて捨て去った後の率直な気持ちを述べているということで、政治家の回顧録としてはなかなか面白いと高い評価を得ているようです。実際アマゾンのチャートでも1位とよく売れています。
私も注文しましたが、まだ届いていません。このため、サマリーと書評、それとPBSによるヒラリーへのインタビューしか見ていません。
それでも、色々と示唆に富むものがありました。特に、民主制における制度と個人の関係についてです。
そこで、本日は、この回顧録を題材に思うところを書きます。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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ヒラリー・クリントン回顧録『What Happened』
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●制度主義者としてのヒラリー
●今後の教訓
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あとがき
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先日、経産省と外務省の若手と勉強会があり、私は講師を務めました。テーマはトランプのアジア外交と米中の翻弄される東アジア、といったところですが、かなり自由に議論できました。そのあとの懇親会では飲みすぎました(笑)。
それにしても、私もまだまだ「若手」のつもりですが、10歳も年下の人たちを相手にすると、「若手」ぶっていられるのもいつまでなのかと考えさせられます・・苦笑
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2 comments on “ヒラリー・クリントン回顧録『What Happened』”
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砲艦サンバブロ・・
スティーブ・マックイーンが扮する水兵が・・戦死する際に・・
この台詞を言ったのでは・?
1966年公開だから・・記憶が薄れているけれど・・
もし・・合っているとピッタリな台詞だな・・
10才年下の女性と会話すれば・・御ネェと話している気分になりますよ・・
( ^ω^)・・・(笑
大辞泉によれば、政治とは「ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。」とのこと。
しかし、今は、さながら「政治屋さんの利益を追求して・・・」といった状況。何ともぞっとします。
確かに、日本も最近のアメリカの出来事を対岸の火事と思わずに学び、一人一人がちゃんと考えなきゃいけないタイミングですね。
霞が関で後進育成もされているJDさん、さすが!