2017/09/26 05:00 | 米国 | コメント(3)
トランプの国連演説(1)
■ トランプ氏、初の国連演説 「ヘイトスピーチ」と批判も(9月20日付BBC)
■ 「米国第一主義」衰えず、トランプ氏国連演説で露呈(9月20日付ロイター)
トランプ大統領の国連演説。これは、非常に興味深いものでした。
日本では、北朝鮮の拉致問題を取り上げたことだけが注目されているようです。たしかに意義深いことでしたが、この演説の真のポイントは、国連という世界の指導者が集まる場において、トランプが政権の外交理念(トランプ・ドクトリン)を初めて明らかにした点です。
主要な米国メディアは、例によって反トランプの立場をとり、厳しい論調です。ただ、ウォールストリート・ジャーナルなど保守寄りのメディアや保守系の専門家は、新しい外交方針を示した点を評価しています。
トランプを批判するメディアは、「アメリカ・ファースト」は健在だ、一方的なナショナリズム、一国主義を強調するものだ・・などと言いますが、一面的で底が浅い論評です。この演説はそれほど単純なものではありません。様々な新しい要素を含んでおり、今後のトランプ外交を考える上で示唆に富んでいます。この点を解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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トランプの国連演説(1)
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●拉致問題への言及
●日米関係
●「トランプ・ドクトリン」と「アメリカ・ファースト」
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あとがき
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コメント欄で色々と質問をいただいています。ぺルドンさんは、バノン・王岐山の秘密会談とロヒンギャに対する英国の動きにご関心をもっておられるようですね。いずれも興味深いご指摘です。できれば今週取り上げたいと思います。
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3 comments on “トランプの国連演説(1)”
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中々味わいがありますね・・
それに・・
ぐっちーが罵詈罵倒する日経記者にも・・
そんな人材がしたとは以外・・又JDの古い知り合いとかとか・・
面白いですね・・
面白いと言えば・・
メルケル敗北・・
あの方・・奥底にどうしても掴めない思想がある・・
・・・( ^ω^)・・・(笑
普段、冷静なJDさんが、ちょっとアツイ。。。
折角のメルマガなので、今後も、本質をついて、たまには私見も交えて、ドンドン発信してください!
日経ビジネス時代からのファンです。
同い年ということもありますが、そこはかとなく含羞を含んだ文体が好きでした。
JDさんから谷口さんの名前が聞けて、うれしく思っています。
残念なのは、2013年最初の外遊先インドネシアでの演説が安倍首相の帰国により原稿公開のみになったこと。
新しい外交原則を打ち出した名文だったと記憶しています。