2017/08/15 05:00 | 韓国・北朝鮮 | コメント(3)
トランプ政権の北朝鮮外交
■ トランプ氏、北朝鮮をけん制 「米脅かせば炎と怒りに直面」(8月9日付ロイター)
■ 北朝鮮、グアム攻撃計画を8月中旬までに策定へ=KCNA(8月10日付ロイター)
■ 北朝鮮は「体制の終焉につながる行動やめる必要」、米国防長官も警告(8月10日付ロイター)
■ トランプ米大統領、北朝鮮に「不安を感じる」べきと警告(8月11日付BBC)
■ トランプ氏「軍事解決の準備完全」、北朝鮮は米国非難(8月11日付ロイター)
トランプ大統領は先週から17日間の夏季休暇に入りましたが、予想していたとおり、静かな休暇を過ごすことはありませんでした。
トランプは休暇先のニュージャージーで北朝鮮に対して挑発的な発言。直後に北朝鮮はグアムへの攻撃の検討を宣言。トランプの強硬な発言は続き、さらにマティス国防長官も声明を出して「体制の終焉」に言及。
米朝間でかつてなく激しい言葉が交わされ、緊張が高まり、マーケットにも影響が出ています。
北朝鮮問題については、多くの読者の方から、ぜひ取り上げて欲しいというご要望を受けています。ということで、本日はトランプ政権の北朝鮮外交について解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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トランプ政権の北朝鮮外交
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●トランプ政権の軍事攻撃の可能性
●強硬なレトリックという外交戦術
●北朝鮮との対話の可能性
●今後の展望
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あとがき
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読者の方々の関心が高いテーマであることは重々承知していますが、何しろ不確実性が高く、日々状況が変わるテーマでもあり、なかなか歯切れのよい展望を示すことができない状況にあります。
このため、明快な結論を下すことはせず、まずは重要なポイントをそのままお伝えすることにしました。引き続き情勢をフォローする必要がありますが、新しい情報が入るたび、どういったところに注目すべきか、どう判断すべきかという点で、皆さんの参考になればと思います。状況に変化があれば、随時アップデートします。
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3 comments on “トランプ政権の北朝鮮外交”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
冷静な分析・・
JDらしい・・
ただ突発性を除き・・
情勢が落ち着く前に・・
書いてもらえると有り難かった・・
言わば・・小康状態・・
鎮火したわけではない・・
北のボンボン・・たった一人でナポレオンしているのか・?
としたら・・必ずズレが起こる・・ナポレオンでさえ・・
貴重な分析、大変参考になりました。
北朝鮮に関しては、ブッシュ大統領がイラン・イラクと共に北朝鮮を「悪の枢軸国」と名指ししたところから始まり、その後のイラクの末路や、核開発から手を引いた途端に倒れたリビアのカダフィー政権の末路を見ている北朝鮮は、今後も核開発から手を引くことはないのではないかと考えています。
わからないのは、今回の件において、ロシアの立ち位置や関与について、どのように考えたらよいのでしょうか?
11月のトランプのアジア歴訪の現状を見ながら、この記事を読んでみると、趣深いですね。
米中、米・北朝鮮、日米韓、それぞれの動きのポイントを予見されていて、さらにそれが実際に今の状況(11月のトランプアジア歴訪)に重なります。
先々を見通したポイントを抑える、とはこういうことを言うのですね。
3か月後に読み返して、改めてJDさんの見識の深さ、分析の精度の高さや貴重な情報源のすごさを認識いたしました。