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2024/09/16 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(9/15~21)ハリス対トランプのTV討論会、ウクライナのクルスク作戦、バイデンのジョーク


大谷翔平選手は前人未到の50-50に向かってまっしぐらですが、なんとプレーオフには投手復活もあり得るとのこと。サッカー日本代表はバーレーン代表を5-0で撃破。野球もサッカーもすっかり世界トップクラスが当たり前の時代になりました。いつまでも続く暑さでバテそうになりますが、こうした日本人選手たちの活躍を見ていると元気がわいてきますね。

さて、今週も米大統領選です。待望の重要イベントとなったハリス対トランプの討論会、それを踏まえての今後の展望について詳しく解説します。ウクライナの最新の状況についてもコメントをお伝えします。

【目次】

1.先週の動き
(1)ハリス対トランプのテレビ討論会
(2)ウクライナのクルスク作戦
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき

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先週の動き
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9/8(日)
・ロシア統一地方選挙

9/9(月)
・米下院のマコール外交委員長が21年の米軍のアフガン撤退に関する報告書を公表
・北朝鮮の建国記念日
・ウクライナ軍がロシア各地をドローンで攻撃

9/10(火)
・米大統領候補のテレビ討論会(ABC主催、フィラデルフィア)
・ハリス副大統領の陣営がトランプ前大統領との2回目の討論会を10月に実施すべきと表明
・テイラー・スウィフトがハリス副大統領への支持を表明
・米インド太平洋軍のパパロ司令官と中国人民解放軍南部戦区の呉亜男司令官がオンライン協議
・米英外相会談(ロンドン)
・中・スペイン首脳会談(北京)
・中国の王毅外相とロシアのショイグ安全保障会議書記が会談(サンクトペテルブルク)
・国連総会開幕(NY)
・ヨルダン議会選挙(野党・イスラム行動戦線(IAF)が躍進)
・グローバルAIサミット(リヤド、~12日)

9/11(水)
・米国各地で9・11米同時多発テロの追悼式典(NYの式典にはバイデン大統領、ハリス副大統領、トランプ前大統領、ヴァンス上院議員が出席)
・ブリンケン国務長官と英国のラミー外相とウクライナのゼレンスキー大統領が会談(キーウ)
・ロシアのプーチン大統領が重要鉱物のウラン、チタン、ニッケルの輸出制限の検討を政府閣僚に指示
・イラン・イラク首脳会談(バグダッド)
・メキシコで司法制度改革法が成立
・ペルーのフジモリ元大統領が死去
・日本製鉄の森副会長兼副社長がCFIUSの関係者と会談(ワシントンDC)

9/12(木)
・ハリス副大統領がノースカロライナ州シャーロットで選挙集会
・トランプ前大統領がアリゾナ州トゥーソンで選挙集会
・トランプ前大統領が「第3回討論会は行われない」とトゥルース・ソーシャルに投稿
・中国の王毅外相とロシアのプーチン大統領が会談(サンクトペテルブルク)
・北京香山フォーラム(北京、~14日)
・北朝鮮が平壌の一帯から日本海上へ短距離弾道ミサイル数発を発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・ロシア軍がクルスク州でウクライナ軍から10集落を奪還したと発表
・イスラエル軍がラファを拠点とするハマスの4個大隊をすべて壊滅させたと発表
・ECB定例理事会(中銀預金金利を引き下げ(3.75→3.5%))(フランクフルト)

9/13(金)
・ハリス副大統領がペンシルベニア州ウィルクスバレーで選挙集会
・トランプ前大統領がネバダ州ラスベガスで選挙集会、カリフォルニア州ランチョ・パロス・ベルデスで記者会見
・米英首脳会談(ワシントンDC)
・USTRが対中制裁関税を9月27日から引き上げると発表
・ボーイングの労働組合が大規模スト
・中国の全人代常務委員会が唐仁健農業農村相の解任を決定
・ドイツ海軍のフリゲート艦「バーデン・ビュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」が台湾海峡を通過する航路に入ったとピストリウス国防相が表明
・北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記がウラン濃縮施設を視察したと国営朝鮮中央通信が報道
・ロシアのショイグ安全保障会議書記と北朝鮮の金正恩総書記が会談(平壌)

9/14(土)
・米中防衛政策調整対話(北京、~15日)
・ロシアとウクライナが103人の捕虜を交換

●ハリス対トランプのテレビ討論会

ハリス副大統領とトランプ前大統領による初のテレビ討論会がABC主催でペンシルベニア州フィラデルフィアで行われました。

討論は90分間行われ、司会が取り上げたテーマは、経済、関税、中絶、移民、エネルギー、議事堂襲撃事件、人種、中東、ウクライナでした。両者の発言の全文は以下のABCのサイトに出ています。

READ: Harris-Trump presidential debate transcript(9月11日付ABC)

討論会直後に行われたCNNの調査によれば、どちらが勝ったかとの質問に対する回答は、ハリス63%、トランプ37%でした。6月のバイデン大統領とトランプの討論会のときのCNNの調査ではトランプ67%、バイデン33%だったので、ちょうど正反対の結果になりました。

討論会後、ハリス陣営はもう一度討論会を行うことを提案しました。しかしトランプはSNSで「敗者は再選を望むものだ」「彼女(ハリス)はFox主催の討論会で姿を見せず、NBCとCBS主催の討論会も拒否した」「3回目の討論会はない!」と投稿しました。

今回の討論会のポイントと私の評価を詳しくお伝えします。その上で、最新のデータを踏まえ、今後の大統領選の見通しについて解説します(※メルマガで解説)。

●ウクライナのクルスク作戦

ウクライナ軍がクルスク州での作戦を始めてから約1か月が経ちました。ゼレンスキー大統領は「期待通りの効果が得られている」とし、ハルキウ州ではロシア軍の進撃が阻止され、ドネツク州の戦況は極めて困難だが、ロシア軍の進軍は鈍っていると述べました。

一方、ロシア軍はクルスク州でウクライナ軍から10集落を奪還したと発表しました。ドネツク州の要衝ポクロウシクの周辺にある集落を新たに制圧したとも発表しています。

こうした中、ブリンケン国務長官が英国を訪問してラミー外相と会談しました。その後、両外相はともにキーウを訪問し、ゼレンスキーと会談しました。さらにスターマー首相が米国を訪問し、バイデン大統領と会談しました。

こうした一連の動きを踏まえ、今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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※メルマガで解説。

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

※メルマガをご覧下さい。

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あとがき
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バイデン氏、トランプ氏の帽子かぶる 超党派の団結の証し(9月12日付CNN)

バイデン大統領が「トランプ2024」という赤い帽子をかぶっている写真と動画がソーシャルメディアに投稿され、話題を呼びました。またフェイク動画か?あるいはバイデンがボケたのか?と思った人も多かったようです。

これは何かといえば・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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