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2024/05/20 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(5/19~25)バイデン・トランプのTV討論会、米大統領選における騒乱、プーチン新体制、プーチンの訪中


大谷翔平選手、絶好調ですね。今年は三冠王を獲ってしまうのではないかという勢い。水原元通訳の件でシーズン当初は睡眠が足りていなかったものの、最近は良い睡眠をとれるようになり、調子が上がってきているとのこと。さらなる活躍が期待できそうです。

東京ではまだ5月というのに暑い日が続いていますが、私はさらに暑いところに行きます・・詳しくは近況報告で。

【目次】

1.先週の動き
(1)バイデン・トランプのTV討論会の開催
(2)米大統領選における騒乱の危機
(3)プーチンの新体制
(4)プーチンの訪中
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき

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先週の動き
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5/12(日)
・ロシアのプーチン大統領がショイグ前国防相を国家安全保障会議書記に任命、ベロウソフ前第1副首相の国防相任命を上院に提案
・スペイン・カタルーニャ自治州議会選挙(独立反対派の社会党が第1党)
・リトアニア大統領選挙(ナウセーダ大統領が1位、5/26に決選投票)

5/13(月)
・米国でロシアからの低濃縮ウランの輸入を禁止する法が成立
・NY州地裁でのトランプ前大統領の不倫の口止め料支払いに関する業務記録の改竄容疑の事件の裁判でマイケル・コーエン元顧問弁護士が証言
・中韓外相会談(北京)
・英警察が男3人を香港の情報機関のスパイ活動を手助けしたとして国家安全保障法違反の容疑で起訴

5/14(火)
・バイデン大統領が対中関税の引き上げを発表
・米中のAIに関する協議(ジュネーブ)
・ブリンケン国務長官がキーウを訪問(ゼレンスキー大統領と会談)
・ロシアのプーチン大統領がパトルシェフ前国家安全保障会議書記を大統領補佐官に任命
・ロシア主催国際経済フォーラム「ロシア・イスラム世界」(カザン、~19日)
・ジョージア議会が外国エージェント法案を可決
・カタール経済フォーラム(ドーハ、~16日)

5/15(水)
・中国軍の航空機45機と艦船6隻の台湾海峡付近での活動と26機の「中間線」超えを台湾国防部が発表
・台北市の蔣万安市長が訪日(~18日)
・ロシア軍がハリコフ州のルキャンツィとグルボコエ、ザポリージャ州のロボティネを制圧したとロシア国防省が発表
・シンガポールのローレンス・ウォン副首相兼財務相が首相に就任
・オランダの自由党を含む4党が連立内閣の発足で合意
・スロバキアのフィツォ首相がハンドロバで銃撃され負傷
・フランス領ニューカレドニアで暴動(非常事態宣言が発令)

5/16(木)
・バイデン大統領が機密文書持ち出し問題の捜査を担当したハー特別検察官による聴取の録音テープの公開を大統領行政特権を主張して拒否
・米下院がイスラエルへの武器供給再開法案を可決
・中ロ首脳会談(北京)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がハルキウ州を視察
・アラブ連盟首脳会議(マナマ)

5/17(金)
・ロシアの24年1~3月期の実質GDP成長率の発表(前年同期比+5.4%)
・APEC貿易相会合(ペルー・アレキパ、~18日)

5/18(土)
・中国共産党中央規律検査委員会が唐仁健農業農村相を重大な規律違反の疑いで調査していると発表
・サリバン大統領補佐官とサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が会談(リヤド)

●バイデン・トランプのTV討論会の開催

バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会が6月27日と9月10日に開催されることになりました。

大統領候補の討論会は、これまでの慣行に従えば、民主・共和両党が党大会で候補者を正式に指名した後、9月以降に行われます。しかし今回は7月と8月の党大会の前、来月下旬という異例の早い時期で行われることになりました。

今回の討論会の開催決定は、バイデンとトランプの思惑はもちろん、近年の大統領選の傾向との関係においても注目すべき意義があります。そのポイントを解説します(※メルマガで解説)。

●米大統領選における騒乱の危機

米国では『シヴィル・ウォー(Civil War)』という映画が公開されています。近未来の米国において内戦が勃発し、州の連合と連邦政府が衝突するという作品で、日本では10月4日公開予定とのこと。

このような映画が制作される大きなきっかけになったのは、21年1月6日に起こった連邦議会議事堂襲撃事件(Jan 6)でしょう。米国史上初めて政権移行の妨害が試みられた衝撃的な事件でした。

トランプ前大統領は今なお選挙不正を訴えており、今年の大統領選においても、敗北した場合には再び「Stop the Steal」を唱え、支持者が同様の騒乱を起こすことが危惧されています。それだけでなく、バイデン大統領が負けた場合にも混乱が起こる可能性も指摘されるようになっています。

このように今年の大統領選においては、暴力的な騒乱が起こるリスクがかつてなく強く意識されるようになっています。しかしそれは具体的にはどのようなシナリオが想定され、実際のところどれほど深刻なリスクになるのか。読者の方の関心も高いテーマと思いますが、この点について解説します(※メルマガで解説)。

●プーチンの新体制

5月7日に5回目の大統領就任式を終えたプーチン大統領の新体制が固まりました。ミシュスチン首相が再任され、ショイグ国防相が退任して後任にベロウソフ第1副首相が就任し、ショイグは安全保障会議書記、パトルシェフ安全保障会議書記は大統領補佐官に任命されました。またパトルシェフの息子であるドミトリー・パトルシェフは副首相に就任しました。

その他、主要閣僚であるラブロフ外相、コロコリツェフ内相、ナルイシキン対外情報局(SVR)長官、ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官らは留任しました。ゲラシモフ参謀総長も留任するとペスコフ報道官が発表しています。プーチンは5月14日、新内閣組閣に関する大統領令に署名し、モスクワの大統領府で新内閣との会合を行いました。

今回の人事にはサプライズもあり、ロシアとプーチン体制の今後を考える上で示唆に富むものでした。そのポイントを解説します(※メルマガで解説)。

●プーチンの訪中

プーチン大統領が通算5期目に入ってから最初の外国訪問として中国を訪問し、習近平国家主席と会談しました。両首脳は包括的戦略パートナーシップを深化させる共同声明を発表しました。

プーチンと習近平はこれまで40回以上会談しており、この1年間でも3回目の会談となりますが、今回のプーチン訪中は大きな意義があるものだったと考えられます。そのポイントを解説します(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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(※メルマガで解説。)

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます(※メルマガをご覧下さい)。

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あとがき
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人件費高騰で レジ係は「地球の裏側」からリモート(5月14日付TBS)

リモートレジ、なるほど、コールセンターと同じ発想ですね。新たなBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)で、コールセンターやオンライン英会話などと同様、まさにフィリピンにぴったりと思います。私はセブとダバオに行ったとき、BPO産業の発達を目の当たりにしました(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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