2022/11/15 00:10 | 米国 | コメント(0)
米中間選挙
■ Decision 2022(NBC)
米国の中間選挙は、まだ結果が確定していませんが、多くの人の予想を裏切る波乱に富んだ結果になりました。
現時点では、上院は、民主党50、共和党49。ジョージア州で12月6日に決選投票が行われますが、その結果を待たずに民主党の多数維持が確定しました。
下院は、民主党204、共和党212で、いずれも過半数の218にはまだ届いていません(APの推計、NBCなどメディアによってはすでに共和党が過半数を獲る見込みとしています)。
先週の記事(以下のリンク参照)で述べたとおり、今回の選挙では共和党の優勢が予想されていました。とはいえ上院については、特に3つの激戦州(ペンシルバニア、ネバダ、ジョージア)が極めてタイトだったため、民主党が多数を維持することも十分に予想されていました。したがって、そこまでの驚きはありません。
・「米中間選挙」(11/8)
しかし下院については、予想は大きく裏切られました。少なくとも共和党は15~20議席は積み増しする、もしかしたら45議席増もあり得る・・と予想されていたのですが、このままいくと一桁増に終わりそうです。それどころか、民主党の多数維持の可能性すらまだ残っています(その可能性は極めて低いですが)。
投票日当日の時点で、私は「レッド・ウェーブ」ではなく「レッド・リップル(さざ波)」だったという印象を受けました。万が一民主党が下院を維持すればそれどころではなくなりますが(共和党の「大敗」)、いずれにしても、民主党が予想を超える強さを見せたことは明らかです。中間選挙の歴史に残る政権与党の善戦と評価されるでしょう。
また日本ではほとんど報じられていませんが、民主党は州レベルでも勢いを見せています。知事選では、ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシンという重要州を守り、NYとオレゴンでもサプライズを起こさせず、メリーランドとマサチューセッツでは奪還しました(ネバダでは共和党に奪還されましたが)。さらに州務長官や州議会の選挙でも、民主党は驚くほどの強さを見せています。
なぜこのような結果になったのか。この結果は、バイデン政権、民主党、共和党にどのような影響を与えるのか。24年大統領選はどうなるのか。これらの点について解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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米中間選挙
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●攻守の逆転
●トランプとMAGA
●期日前投票
●上院選
●下院選
●州選挙(知事、州務長官、州議会)
●バイデン政権と共和党
●24年大統領選
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あとがき
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■ 文在寅前大統領、金正恩氏から贈られた豊山犬3頭を国に返却の意向(11月7日付中央日報)
愛犬家だったはずなのに、なぜ・・と思いましたが、管理費を国が負担するはずだったのに、それが守られなかったのが問題だったとのこと。まあ、たしかに公務に関係していると言えるので、理解できなくもないですが、しかし管理費ぐらい・・と思ったら、なんと26万円という。
なんでそんなに高いのかと思ったら、上記記事によればこちらが内訳。
>飼料代35万ウォン、医療費15万ウォン、管理雇用費200万ウォン
なるほど、人件費ですね。まあ、完全にお世話を人に任せるとこのぐらい(20万円くらい?)になってしまうのでしょうか。
いやそれにしても、と思いますが、なりゆきで預かるようになった犬だし、そこまで愛着がなかったということでしょうか。犬を贈られる首脳といえばプーチン大統領が思い浮かびますが、まあ彼はお金などいくらでもあるので、仮に退任することになっても、こんな問題は生じないのでしょうね。
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