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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2023/08/15 14:00  | 今週の経済ZAP!! |  コメント(0)

今週の経済ZAP!!


こんにちは、Saltです。

夏休みの方も多いのか、都内は電車や道路、オフィス街は空いています。台風上陸も予想されていますので、お仕事の方もリモートに切り替えている、とういう方も多いのかもしれませんね。

そういう私も夏休み。緩めに行きます。

さて、今週のメルマガ米7月CPI分析、そして未だにペースダウンしない賃金上昇についても取り上げました。ぜひ、ご覧ください。

先程、日本の2Q GDPが発表になりました。ヘッドラインは以下の通り。

■ 2Q GDP
・実質前期比年率
 +6.0%(前回+2.7%、予想+2.9%)
・実質前期比
 +1.5%(前回+0.7%、予想+0.8%)
・名目前期比
 +2.9%(前回+2.0%、予想+2.6%)

プラス成長は3期四半期連続です。

(出典:2023年4~6月期四半期別GDP速報(1次速報値)内閣府 2023年8月15日)

上記の中で注目すべきは、民間需要と輸出入

輸出は2四半期ぶりにプラス(同-3.8%→+3.2%)になっており、自動車やインバウンドが要因。一方で、輸入は3四半期連続で鈍化(同-2.3%→-4.3%)していますが、輸入減少はGDPの押し上げに寄与しますので、今回のGDPの大幅な伸びは、輸出入が寄与しており、特に輸入の減少でほぼ説明できます。

輸入は一般的に国内需要によって左右されるとされています。実際、民間需要は3四半期ぶりに鈍化(前期比+1.4%→-0.5%)となっており、輸入の減少とともに民間需要が減少していることがわかります。つまり、輸入が冴えなかったのは、民間需要が鈍化したためであり、要は国内の個人消費が冴えなかったということになります。

国内GDPの約6割を占める個人消費が弱いというのは気になるところで、ヘッドラインの伸びは凄いわりに、国内経済はそこまでよくないということになります。

そこには現下の円安が大きく影響しています。円安による外需の伸びはGDPの押し上げに寄与しているとはいえ、円安で日本人の購買力が抑えられた結果が、個人消費落ち込みの一因といえます。今身近で起こっているインフレはその入り口にすぎないかも?!

ということで、今回のGDPは必ずしも諸手を挙げて喜べるものではないでしょう。

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