2011/08/01 00:00 | by Konan | コメント(2)
Vol.99: ポールケネディ
そのうえで、「ユーロにも人民元にも問題はある。ドルは粘り強いかもしれない。しかし、仮に2025年に3準備通貨になったとしたら、世界はどう変わるのだろうか」と問題提起します。
私自身は、おそらくぐっちーもそうであるように、ドルは粘り強いという見方をとっています。欧州は今回の危機で曝け出されたように、地域の意思決定プロセスに問題をかかえています。中国はどこまで市場機能を信じ切ることが出来るか疑問が残りますし、何よりも人口減がそう遠くない時期に始まるわけで、中国が経済的にどこまで超大国になり切れるか、十分確信を持てないからです。
基軸通貨は、価値が下がっても受け取ってもられる特権通貨です。その特権に胡坐をかき、信認が突然失墜すると、まさに世界危機です。しかしほかに有力候補がいなければ、結局信認が失墜せず、その地位に踏み止まることができます。2025年まであと14年。さすがにぐっちーも私も生きていると思うので、基軸通貨の興亡問題、楽しんで見ていきたいと思います。
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2 comments on “Vol.99: ポールケネディ”
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公安の調査と似て・・
まず結論・・それを割り当てていく・・歴史観・・では・・?
「楽しんで見ていきたいと・・」
我が国の首相次第・・楽しめるか・・否か・・なんと楽観的な・・・(笑)
今更、財政債務をどうのこうのしようとしても無理だ、ドルも円も紙切れになるまで行くしかない、物価さえ安定していれば遣って行けると思う、結局石油文明世界だから石油が自由に消費出来なくなった時点で人類社会のパラダイムシフトが起こる筈、それを世界の知識人が作る事になるんでしょう。