2011/06/13 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.92: ストラスカーン
ストラスカーン前専務理事の逮捕劇は衝撃的でした。私は一度彼の話しを直接聞いたことがありますが、IMF内で確固たる地位を占め、指導力を発揮し、かつ次のフランス大統領選挙で野党最有力候補とまで言われた人が起こした事件ですから、最初に感じたのは「まさか」「サルコジの陰謀では」ということです。ある知人の米国人女性は「娼婦でも呼べば良いのに」と話していましたが、これも「信じられない」ということの裏返しの表現と思います。結局、フランス系ホテルなので揉み消せると油断した説が濃厚ですが、「ぐっちーも気を付けてね」というのが、友人としてのメッセージです(笑)。
そうした組織のトップですので強い力を持ち、例えばG7やG20の財務大臣・中央銀行総裁会議にも参加する、ガイトナー長官やバーナンキ議長クラスの地位とも言えます。
他方、欧州以外ではメキシコ中銀総裁等何人か名前は挙がりましたが、難しい情勢です。日本では10年ほど前に当時財務官だった黒田さん(現アジア開発銀行総裁)を専務理事に推す動きがありましたが、今回全くそうした動きはありません。中国やインドの台頭を考えると、今回が事実上最後のチャンスだったとも言え、本当に残念です。世界に通用する公の人材作りという点で、日本が完全に後れを取っていることが改めて印象付けられてしまいました。
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One comment on “Vol.92: ストラスカーン”
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よりも・・
黒田さんの事を・・書きたかったのでしょう・・
そのような国際的人事は・・御承知のように・・日頃の根回しが・・
目は口ほどものを言う・・にしても・・やはり・・口の方が強い・・ウインクばかりしていても・・眼筋を鍛えるだけでは・・・