2011/01/31 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.73: 新年特集(その5、外交)
早くも1月が終わりますが、新年特集を続けます。今回は外交です。昨年は、尖閣問題、北方領土問題、北朝鮮の韓国爆撃問題、普天間基地の問題と、外交面の話題に事欠かない1年でした。普天間基地の問題は、外交・防衛の素人だった鳩山前総理が作り出した問題ですし、尖閣問題も政府の対応のまずさが問題を拡大した訳で、その点では内政問題の一環という面もあります。ただ、各種報道等でも取り上げられるように、中国が周辺海域への権益の主張を拡大し、それが日本だけでなく、東南アジア諸国との摩擦を生んでいるとすれば、極めて重大かつ構造的な外交問題です。
私は中国の専門家ではないので、上記のような報道の真偽は分かりません。また、中国政府も流石に鈍感ではないので、日本に限らず、ベトナムやフィリピンなど多くの国との間で軋轢が生じ、非難されることはまずいと思う程度の理性もあると思います。ただ、結局のところ、中国の潜在的な脅威、あるいはレアアース問題でみられたような実力行使が生じ得ることを意識しつつ、一方で中国との実務的で健全な関係の修復・構築に努めること、他方で、米国および中国の周辺国との関係を深めること、以外に手はないように思います。ある方が、「今回中国がレアアースという札を切ってくれたお陰で、レアアースが日本経済のアキレス腱との認識が急速に醸成され、モンゴル等の国々との関係を深める契機となった。その意味で、日本にとりラッキーだったと考えた方が良い」と話されていましたが、まさにその通りと思います。
このうち、周辺国との関係強化はとくに重要な課題です。大きな流れで言えば、世界からみて、アジアのナンバー1の地位は間違いなく中国に移ります。ただ、アジアの人口の多さや経済力を考えると、G20や国連のような世界の場で「アジアでもう1席」確保する余地が残るはずで、日本が「非中国アジア」のまとめ役として尊敬される地位を目指すべきと思います。その面で、例えば農業問題が足枷となり関係強化が進まないとすれば、問題です。外交は国が生き残るうえでの大前提です。その観点で様々な事象を整理し、政策を構築する努力が求められると思います。
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欧米では・・
アジアを・・コントロール・・
どこまで・・海流の変化に・・??
政治の・・素人・・玄人・・
判別がつくのは・・技術のみ・・
有能な人材が・・出てくるか否か・・各国の可能性に・・本質に・・エネルギーに・・
帝政に至る共和制ローマ・・
殺されても・・殺されても・・人材は・・雨後の竹の子・・
万事塞翁が馬・・
それだけでは・・寂しいか・・・