2011/09/26 00:00 | by Konan | コメント(2)
Vol.107: そして野田内閣
ぐっちーのブログを読み「どじょう」に英語で悪いニュアンスがあることに初めて気付きました。ただでさえ海外では「総理がまた変わった」ということで笑われる訳ですから、確かにイメージ作りには注意が必要ですね。ただ、今の政権にはそうしたところまで目を配る余裕も無いのが実態と思います。
「大連立」「消費税増税」が主張のコアにありましたが、前者については、国会会期問題もあり、むしろ自民党との関係は悪化気味です。後者については、復興財源を含め「次世代につけを回さない」という主張は揺らいでいないようです。党内では輿石さんを幹事長に据えるなど騒動に蓋をしました。ただ、その代償として辞任した鉢呂前大臣を含めやや疑問が残る組閣にもなりました(某枢要大臣に関し、その出身母体における先輩から「舌禍事件を必ず起こすだろう」との話しも聞きました)。また政治資金に関するきな臭い噂も消えません。このように既にいろいろと起き始めていますが、それでも全てにおいてローキーで静かな立ち上がりという印象です。なお鉢呂発言について言えば、「死の街」という発言は、街に行くと死んでしまうような印象を与え不適切ですが、例えば「街は死んだような静けさだった。この街に生気を取り戻すよう頑張りたい」と少し表現を変えただけでも印象は違います。どじょうの英語ではないですが、そうした細心の注意がコミュニケーション戦略上求められるということなのでしょう。
このことは「野田さんは役人に弱い」「言いなり」との風評も呼びます。実際、「財務省に洗脳された」との評価が必ず付き纏います。ただ、官による実務遂行抜きで政権は動きません。官の話しを聞き理解することは全てにおいて第一歩となります。そのうえで、総理としての識見を発揮し判断、指示を下すことが出来るかどうかが問われると思います。自民党政権は「官僚支配」と批判されましたが、例えば中曽根さん、小泉さんに代表されるように、誰が総理かによって政権運営は大きく変わりました。そうした力を野田さんが発揮できるかどうか、これからが正念場です。
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2 comments on “Vol.107: そして野田内閣”
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野田さんが選出されたとき、本当に、ホッとしました。 代表選の直前に「最有力」としてあげられていた人が、もし実際に選出されていたら、完全に「アンチ民主党」になっていました。 民主党は文字通り「背水の陣」ですが、それは野党も同じだと思います。 今ほど、政治家の質が問われている時代はないかもしれませんね。
政治家と官僚は、それぞれ役割が違うのですから、対立するなんて本当、「サイアク」です。 まして、難題が山積している日本。。。 日本は本当にすばらしい国です。 もし世界から日本がいなくなったら、いったいどんなことになるか。。。 未来のためにも、日本人が自信をなくすようなことは「あってはならない」ことだと思っています。
これ・・
と言った実績が無い・・
言動・・自ら・・泥鰌・・と称する如く・・才覚・・英知・・感じさせない・・
せめて・・ナマズなら・・瓢鯰図があるが・・柳の下の泥鰌・・
細川の御殿は・・いたく・・泥鰌の愛弟子をお気にめされ・・
十七年・・庵に棲み・・
土を捏ねた・・茶碗・・やはり・・泥臭い・・長次郎にはなれず・・
民主党三代目・・
日本の命運・・
運良くて・・知事止まりの宰相が・・荷う・・
これも・・宿命か・・運の尽きか・・・???