・予想は外れる。インド、フランスが典型ですが、都知事選すらそうした面がありました。現地で直前まできめ細かく情勢を見ないと当てにならないということでしょうか。少なくとも日本でみる海外の選挙の予測を信じ過ぎないことが大事と思いました。JDさんが頼りですね。

・左と右は実は似ている。日本語的にはばら撒き、英語的にはpopulism 。庶民を大切にする点で左と右は似ています。違いは、左はその財源を富裕層に求めるのに対し、右は財源を余り真面目に考えない（経済成長の果実が行き渡ると考える）ことでしょうか。こうした経済政策面での差が実は小さいと考えると、移民、ウクライナなど個々人の価値観を問う論点が結果を決することが自然なのかもしれません。日本は価値観を揺さぶられる論点が少ないがゆえに、自民党長期政権が続くのでしょうか。

・選挙制度はとても大事。フランスの2回投票制は驚きの結果をもたらしました。日本でも仮に小選挙区でフランスと同じ制度が導入されると、それでも自民がかなりの議席を確保するでしょうが、相応の選挙区で決選投票になると思います。その際に維新や国民民主がどう出るか実物です。以前、憲法改正に関し、発議は国会議員の過半数、国民投票は3分の2以上などに変更した方が良いと書きました。賛否はさて置き、この制度だったとすれば、憲法の姿はかなり違っていたかもしれません。

お粗末さまでした。