2013/10/14 09:00 | by Konan | コメント(2)
Vol.214: 今度も三題話
旧聞に属することも含め、最近気になった3つのことについて簡単に。
まずは最も書きやすいみずほの問題。系列信販会社の暴力団向け融資に気付きながら、回収等の十分な措置を取らず、金融庁の最初の処分後も頭取会見をすぐに開かず、金融庁への報告も虚偽だったという、とても劣悪で稚拙な対応が明らかになりました。3つのメガバンクの中で問題を起こすのはみずほばかりで、信認は地に落ちつつあるように思います。同時に金融庁への信頼にも傷がつきました。
とても有能で、旧興銀出身のみすほトップ佐藤氏の頭を過ったのは、「一勧の問題なのになぜ自分が前面に立つ必要があるのか」「これで旧一勧系を駆逐できる」という思いだったのでしょうか。きっとそうに違いないと思うほどの出来事でした。しかし、その佐藤社長・頭取の首も危なくなってきたように思います。
次は東京エレクトロンの国際的な経営統合。本件についての詳細は知らず、報道を読んだ程度です。報道を信じる限り、同社の経営が傾きつつあるなかでの海外会社による吸収の構図ではなく、先行きを見据えたうえで、世界1位と3位の会社の統合を図ったようにみえます。
最近は、かつて一世を風靡したノキアや(私も愛用する)ブラックベリーの事実上の経営破たん・他社による吸収話しが国際メディアの話題になっています。わが国のシャープも同様ですが、数年前の成功が数年後の安定を全く意味しない事例が、とくにIT・電機業界の常識になっています。そうした転落を回避するため、早い段階で先手を打ったとすれば、とても賞賛に値することのように感じました(私の理解が正しいことを祈ります)。
最後は伊勢神宮。ある新聞で、安倍総理の儀式への参列が政教分離上問題ではないかとの記事をみかけました。
自分はもともと「右」志向ではなく、本来こうしたことが気になるタイプですが、その記事を見るまで、問題を全く感じませんでした。そもそも宗教に疎く、伊勢神宮が何かすらよく分かっていないことが理由ですが、公明党が政権党である日本では、政教分離についてとやかく言っても始まらないという、諦め・無関心さが底流にあることを改めて自覚しました。
今回は本当にとても短く終えました。
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2 comments on “Vol.214: 今度も三題話”
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みずほ・・
三つも四つも・・
頭があっては・・
一つにする為には・・
金融庁の手術次第・・執刀医・・ビビらないように・・
我々にも・・オペ見学必要・・
米国人の首・・移植しないように・・(笑)
東京エレクトロン・・
(私の理解が正しいことを祈ります)
我々の・・そうであって欲しい・・希望・・お祈りしましょう・・(笑)
伊勢神宮・・
我々は・・一皮むけば・・帝の民・・
それに・・
天皇家の血筋・・替った・・祭祀との説もある・・
新聞社の何処にも・・神棚・・あるのでは・・・?(笑)
公的なシステムの課題に集中されませんか? その方が迫力が出ると思います。
消費増税では頑張れていましたが、次のお題としては
例えば
裁判員制度をどう運用するの?
プロの裁判官が、2人以上の殺人が行われていない限り死刑判決を出す気がないのなら、素人の裁判員に、女子大生殺人で死刑判決を出させて精神的な負担のみならず、いずれ出所してくる犯人との遭遇リスクを負わせる必要があるのか?
始めから、条件を明示すべきではないか? 最高裁にからむような基本的な事は個別の裁判に負担をかけずに、1人でも死刑判決をすべき事項について、有識者会議をおこすべきと提言をするとか
でなければ
小学校低学年の英語教育は?
その目標をどう明確化するのかとか
貴重な日本の若者の海外輸出促進になりそうだが、大丈夫とか?