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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2020/12/07 00:00  | 今週の動き |  コメント(2)

今週の動き(12/6~12) バイデン政権人事、米経済対策、トランプ政権の対中攻勢、イラン核開発強化法


12月になりました。クリスマスと年末、街角にはイルミネーション・・いつもならワクワクする時期ですが、今年はちょっと様子が違うのでしょうね。

私も今年は帰省を控えることになりそうです。しかしワクチンの開発も進んでいますし、感染対策をしっかりすれば良いので、ワクワクする気持ちはそのままに楽しみたいものです。

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先週の動き
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11/29(日)
・トランプ大統領が米大統領選の結果をめぐる訴訟について連邦最高裁に持ち込むのは難しいと発言
・ウィスコンシン州が米大統領選のミルウォーキー郡とデーン郡の開票結果の再集計を行った結果、バイデン前副大統領の勝利を確認したと発表
・バイデン前副大統領が次期政権の広報分野の主要メンバーを発表(大統領報道官にジェン・サキ元国務省報道官、副大統領報道官にカリーヌ・ピア選対アドバイザー、ホワイトハウス広報部長にケイト・ベディングフィールド選対広報担当、副広報部長にピリ・トバール選対幹部、副大統領報道官にシモーン・サンダース選対アドバイザー、副大統領広報部長にアシュレー・エティエンヌ選対アドバイザー、ジル夫人の広報部長にエリザベス・アレキサンダー選対アドバイザー)
・OPECプラス非公式会合(オンライン)

11/30(月)
・ウィスコンシン州とアリゾナ州が米大統領選の選挙結果を認証
・バイデン前副大統領が次期政権の経済分野の主要メンバーを発表(財務長官にジャネット・イエレン前FRB議長、財務副長官にアデワレ・ウォーリー・アデエモ・オバマ財団プレジデント、OMB局長にニーラ・タンデン・アメリカ進歩センター所長、CEA委員長にセシリア・ラウズ・プリンストン大学公共政策・国際関係大学院長、委員にジャレッド・バーンスタイン、ヘザー・ブシェイ)
・米情報機関がバイデン前副大統領に対するブリーフィングを開始
・モデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用許可を米国と欧州で申請
・ユーロ圏財務相会合(オンライン)
・OPEC総会(オンライン)

12/1(火)
・トランプ大統領が国防授権法案について通信品位法230条の改正を含めなければ拒否権を発動するとツイート
・トランプ陣営が米大統領選のウィスコンシン州の結果に異議を唱え同州最高裁に提訴
・バー司法長官が米大統領選について結果を変えるほど大規模な選挙不正の情報はないと発言
・バー司法長官がロシア疑惑の捜査のためコネティカット州のジョン・ダーラム連邦検事を特別検察官に任命したと発表
・トランプ大統領の新型コロナウイルス対策顧問のアトラス博士が辞任
・米上院銀行委員会が新型コロナウイルス対策に関する公聴会を開催(パウエルFRB議長とムニューシン財務長官が証言)
・米上下両院の超党派グループが9,080億ドル規模の経済対策案を公表
・バイデン前副大統領が次期政権の経済チームとともに記者会見(デラウェア州ウィルミントン)
・中国の輸出管理法の施行
・NATO外相理事会(オンライン、~2日)
・EU財務相理事会(オンライン)

12/2(水)
・米税関・国境取締局(CBP)が新疆生産建設兵団(XPCC)によって製造された綿花や綿製品の輸入禁止を発表
・米下院が「外国企業説明責任法案」を可決
・米民主党のペローシ下院議長とシューマー上院院内総務が超党派グループが発表した経済対策法案に基づいて交渉を行う意思があるとの共同声明を発表
・米下院金融サービス委員会が新型コロナウイルス対策に関する公聴会を開催(パウエルFRB議長とムニューシン財務長官が証言)
・中国が輸出管理法の対象品目の一部(データ暗号化技術等)を公表
・香港の西九龍裁判所が周庭(アグネス・チョウ)氏、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏、林朗彦(アイバン・ラム)氏に19年のデモについて扇動罪の実刑判決(禁錮10月、13月半、7月)
・英国がファイザーとビオンテックが開発する新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を承認
・フランスのジスカールデスタン元大統領が死去
・イランで核活動の拡大を政府に求める法が成立

12/3(木)
・米国防総省が99年国防授権法(NDAA)で定める中国軍関連企業のリストに中芯国際集成電路製造(SMIC)、中国海洋石油(CNOOC)、中国建設科技(CCTC)、中国国際工程諮詢(CIECC)の4社を追加すると発表
・米国務省が中国共産党員やその家族の入国ビザの有効期限の短縮を発表
・ウィスコンシン州の最高裁がトランプ陣営の米大統領選の結果に異議を唱える訴えについて下級審で審理を行うべきとの判決
・イヴァンカ・トランプ大統領補佐官が17年のトランプ大統領の就任祝賀行事でトランプホテルに過剰な支払いがあったとして就任式実行委員会が提起した民事訴訟に関しワシントンDCの検察当局から聴取を受けたとツイート
・バイデン前副大統領とハリス上院議員がCNNのインタビューでコロナ対策を説明
・バイデン前副大統領がNEC委員長にブライアン・ディース元OMB副長官を任命すると発表
・ハリス上院議員が副大統領首席補佐官にティナ・フロノイ・クリントン元大統領首席補佐官を任命すると発表
・米ホワイトハウスのファラー広報部長が辞任を表明
・香港の西九龍裁判所が香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏の詐欺罪に関する初公判で21年4月の次回公判までの勾留を決定
・タイの憲法裁がプラユット首相の陸軍官舎の居住を合憲とする判決
・OPECプラス(日量50万バレル減産で合意)(オンライン)
・新型コロナウイルスについて協議する国連の特別会合(NY、~4日)

12/4(金)
・カリフォルニア州が米大統領選の選挙結果を認証(バイデンの公式な選挙人獲得数が過半数(279)に到達)
・米国務省が相互教育文化交流法(MECEA)に基づく中国との5つの文化交流事業の廃止を発表
・米司法省がファーウェイの孟晩舟副会長の中国への帰国を認める協議をしているとWSJが報道
・TikTokの米国事業の買収交渉の期限
・バイデン前副大統領が11月の雇用統計を受けて演説(デラウェア州ウィルミントン)

12/5(土)
・トランプ大統領がジョージア州で選挙集会
・英・EU首脳電話協議

●バイデン政権人事(経済)

バイデン前副大統領が次期政権の経済と広報分野の主要メンバーを発表しました。経済のメンバーは以下のとおりです。

・財務長官 ジャネット・イエレン 前FRB議長
・同副長官 アデワレ・ウォーリー・アデエモ オバマ財団プレジデント、元NEC副委員長
・NEC委員長 ブライアン・ディース 元NEC副委員長、OMB副長官
・CEA委員長 セシリア・ラウズ プリンストン大学公共政策・国際関係大学院学長
・同委員 ジャレッド・バーンスタイン 元副大統領首席エコノミスト・アドバイザー
・同委員 ヘザー・ブシェイ 「Washington Center for Equitable Growth」所長
・OMB局長 ニーラ・タンデン 「アメリカ進歩センター(CAP)」所長

今回の人事のポイントを述べます(※メルマガに限定)。

●米経済対策

米国の経済対策をめぐる交渉について、本メルマガでは、選挙後に実現する可能性があると伝えてきましたが、先週、重要な動きが相次ぎました。

まず上下両院の超党派グループが9,080億ドル規模の経済対策案を公表。これを受け、民主党のペローシ下院議長とシューマー上院院内総務が同案をもとに共和党との交渉を始める意思があるとの共同声明を発表しました。

そして、11月の雇用統計が発表されると、バイデン前副大統領が超党派案への支持を表明し、共和党と民主党の双方に対して交渉をまとめるよう要請しました。今後の展望についてコメントします(※メルマガに限定)。

●トランプ政権の対中攻勢

トランプ政権と議会が中国に対して、外交、人権、金融の各分野において一気に攻勢をかけました。具体的には以下の措置がとられました。

(1)中国共産党員のビザの有効期限の短縮(有効期間は1か月、シングルエントリーのみ認める)
(2)中国との文化交流事業の廃止
(3)新疆生産建設兵団(XPCC)が製造した綿花・綿製品の輸入禁止
(4)米下院の「外国企業説明責任法案」可決
(5)中国軍関連企業のリストへの中芯国際集成電路製造(SMIC)、中国海洋石油(CNOOC)を含む4社の追加

これらの措置の意義と今後の展望についてコメントします(※メルマガに限定)。

●イランの核開発強化法

イランで核開発の強化を政府に求める法律が成立しました。その意義と今後の展望についてコメントします(※メルマガに限定)。

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今週の動き
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12/6(日)
・ベネズエラ総選挙

12/7(月)
・英・EU首脳電話協議
・EU外相理事会(ブリュッセル)
・ガーナ大統領選挙

12/8(火)
・米各州が大統領選挙の結果を確定(セーフ・ハーバー期限)
・EU欧州問題担当相会合(オンライン)

12/9(水)
・韓国の元徴用工訴訟による日本製鉄への審問書の公示送達の効力が発生

12/10(木)
・EU首脳会議(ブリュッセル、~11日)
・ECB定例理事会(フランクフルト)
・ノーベル賞授賞式(オンライン)

12/11(金)
・つなぎ予算の期限

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あとがき
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香港警察に「鬼滅」キャラ? 「著作権無視」と批判(11月18日付時事)

今年の最大のヒット作となった『鬼滅の刃』、先週、最終巻が発売され、これまた大きな話題になりましたが、全国紙の全面広告にも驚かされましたね。

一方、こちらは公式の広告ではなく、香港警察の海賊版(?)広告。警察は「炭治郎じゃなくゆるキャラの『葡萄』だ」と主張しているそうですが、「騙滅之刃」、「騙滅之呼吸」、市松模様、額のあざ・・とどんだけファンなのかと思わせるディテールのこだわり。

ツイートには、あざは「騙徒」から受けた負傷だという説明がわざわざ書かれています。香港でもこれだけ人気があるということでしょうが、それにしても悲しくなります。

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2 comments on “今週の動き(12/6~12) バイデン政権人事、米経済対策、トランプ政権の対中攻勢、イラン核開発強化法
  1. KB より:
    動き続ける

    米国の対中強化及び、対台湾スタンスの変化、とても興味深い上に、他人ごとではないですね。

    これまで以上に、各主要メンバーのキャラクター・バックグラウンドが大切になりそうな印象のバイデン新政権です。

    今年は年始早々イランでばたばたとしたスタートをしましたが、年末も落ち着かない様子。JDさんの見立てが頼りですね。

  2. ino より:
    濃いな~

    なんで濃厚な人ばっかりなのかな、類は友を呼ぶなのかな。
    トランプさん色々避難されるけど「退屈」する事なの無い人ですね

    凄い女優さんだな~「悪名は無名に勝る」を体現してると感心する
    やっぱりアメリアカは凄いですね。

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