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2019/11/19 05:00  | 米国 |  コメント(5)

ウクライナ疑惑の下院公聴会


トランプ氏弾劾調査で初の公開証言、「ウクライナより政敵調査を重視」(11月14日付ロイター)
トランプ氏、弾劾公聴会の最中に証人非難ツイート 証人は「威迫」だと(11月16日付BBC)

ウクライナ疑惑によるトランプ大統領の弾劾調査のための公聴会が始まりました。先週はテイラー駐ウクライナ代理大使、ケント国務次官補代理(ウクライナ担当)、ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使が証言を行いました。

公聴会の様子はTV中継されました。ヨバノビッチの公聴会が行われている最中にトランプ大統領が「ヨバノビッチが赴任した国はどこも悪い状況になった」とツイートするというリアルタイムな波乱(?)もありました。

公聴会は今週にも予定されており、8人の政府高官の証言が予定されています。特に注目されるのは、トランプ大統領の意を受けてウクライナ政府と接触していたとされるゴードン・ソンドランド駐EU大使です。

ソンドランドはキャリア外交官ではなく、元々はホテル経営者で、16年大統領選におけるトランプ陣営へのメガ・ドナーの一人でした。トランプと近い関係にあるだけに、仮にウクライナ疑惑の立証に関わる証言があれば、その信頼性は極めて高いとみられています。

本日は、先週行われたウクライナ疑惑の初の公聴会の意義と弾劾をめぐる情勢の展望について解説します。

(民主党予備選についても解説する予定でしたが、思いのほか長くなってしまったので、次回に回します。)

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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ウクライナ疑惑の下院公聴会
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●公聴会の内容
●公聴会の意義
●弾劾手続きの評価

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あとがき
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昨日の記事の「あとがき」でご紹介した外務省の裏話に対しては、元同僚から早速コメントが来ました。メルマガのみ掲載します。

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5 comments on “ウクライナ疑惑の下院公聴会
  1. KB より
    公聴会の前と後

    公聴会の第1ラウンド、もっと勝敗がはっきりするのかと思っていましたが、案外そうではなく、また世論が揺れ動いていている様子が興味深く、外野としては第2ラウンドが楽しみです。
    そして、後半のJDさんの「喝!」のコーナー、毎回爽快です。お手軽メディアって、知識がなくても誰でも「分かった気になる」んですが、所詮「その程度の内容」であるということに自分自身が気づいていない。情報の受け手として、常に真実に目を向け、謙虚でいよう、と思いました。

  2. より
    感情がこもったブログでした。

    私にとっては、とても素晴らしいブログでした。

  3. china より
    上手な戦の終わり方

    でも不思議ですね。苛立ちや焦りは分かりますが、現状で弾劾の可能性が低いことは、トランプ自身も十分理解しているでしょうに、何故あれだけ大騒ぎするのでしょうね。むしろツイッターで弾劾調査の盛り立て役を買って出ているかのようにも見えてしまいます。もうちょっと大人しくしていれば良いのに。弾劾される不安というより、自分が疑われている現状が不満なのでしょうか。それともこの弾劾劇を盛り上げるだけ盛り上げて、いざ弾劾が成立しなかったときに、「それ見たことか!」と民主党を攻撃するための壮大な「前振り」だったりするのでしょうか。(そこまで考えてツイッターで騒ぎ立てているのだとしたら、ある意味すごいなと思います。)

    「PERFECT CALL」もパーフェクトではありませんでしたし、「READ TRANSCRIPT」もツッコミどころ満載でしたが、勝てぬ戦であれば後はどれだけダメージを抑えてキレイに負けるかですよね。将としてペローシ、シフはこの戦をどう決着させるつもりなのでしょう。弾劾調査開始当初はあまり事を荒立てずコンパクトに終わらせるのかなと思っていましたが、ペローシ下院議長の挑発的な発言などを見ていると燃焼を促進しているようにも感じられ、サクッと終わらせる気が無いのかなとも思えてきます。それともこれも今後の展開を考えての戦略なのでしょうか。

    ついに実名登場ですね。JDさんがこれ系のお話をされていると、やはりまだハラハラの方が先行してしまいますが(笑)、でもあのぐっちーさんを師と仰いでいらっしゃるお方ですから、自然の摂理なのかなとも思います。(もしかしたら内なるマグマはぐっちーさん以上なのではないかと最近思い始めました。)

    あとがき・裏話の続編、女性としては読んでいてうれしい追記でした。外務省は女性に人気なのですね。ちょっと意外でした。官庁に限らず、女性の活躍できる場所がこれからもどんどん増えていくと良いなと思います。

  4. 那須の山奥の兄ちゃん より
    ジャーナリスト以前に・・・

    いつもお世話になります

    JDさんが掲載された
    ジャーナリストの文章・・・・

    ジャーナリスト以前の問題ですね
    そもそもこの人、弾劾とクーデターの違い
    きちんと理解しているのでしょうか?

    もし、専門家として論評するのであれば
    弾劾を理解していれば
    クーデターなど絶対に書けないと思うのですが・・・
    ま、人気取りのために
    そういう風に書いていると100歩譲ってみても
    内容もお粗末そのもの(笑)
    この内容で
    3年前の大統領選挙を当てたといっても
    単なる「まぐれ」としか言いようがない訳でして

    そもそも日本語の理解力と
    使い方が、私が言うのも変な話ですが
    おかしい訳です
    ジャーナリストが弾劾とクーデターを一緒にしている時点で
    読む気も起きません

    桜を見る会問題にしても
    安倍さんを公金横領といえばいいのに
    政治資金規正法違反と
    聞けば、ほとんどの人が
    この言葉を聞けば脳内停止になるのに
    そういう言葉で追及している時点で
    日本語のセンスがない訳です

    そもそも
    公的行事なものに
    私的行事の招待者がいたことが問題の訳であり
    お金を払ったか払っていないかの
    安倍さんの回答にのかっている
    野党は本当に理解力も欠けますし
    センスの欠片も感じません。

    この上手な駆け引きのできない
    政治家に明日はないと私は思う訳です

    トランプは駆け引きが上手いが
    ジョンソンは下手くそ
    これで選挙が勝てると思うほうがおかしいのであって
    2000年以降の選挙の勝利者というのは
    問題に対しての
    対処の仕方がスマートかどうかによって
    勝敗が決するのは歴然な訳です

    日本の野党など
    当該の人が論点をずらすと
    それにのっかっているのだもの
    当面は自民党安泰でしょうね。

    どちらにしても
    JDさんの掲載した
    評論家が支持されているようでしたら
    世界的に言語能力が著しく低下をしていると
    判断せざるを得ませんね。

  5. 健太 より
    桜を見る会について。

     日本の総理がこれくらいの会をもよおしてもいいではないか。大国の首相だぞ。しかしちょっと人が多いが、それは安倍首相の支持が多いということですしょう。世俗においてはお祝いだから金を持っていくのが私は常識だと思う。私なら持っていく。会費より多くもっていく。野党は日本人のあつまりではないから、まあ仕方がないか。
      
    この国内における野党の騒ぎとアメリカにおける民主党のそれはあるいは似ているかなと思う。要するに暇だからしている。その程度の物ではないか。
     世界情勢はうごいており、確かにだれが大統領になるかはアメリカ以外の国においては重要だが、アメリカにおいては、関係ないと思う。

     戦前支那問題は支那との交渉で決まると我が国は思っていたが実際はワシントンで決まった。このことはいまだ我が国は認識していないのでは?

     韓国の問題はワシントンから見ると多分我が国の核武装問題の一部でしょう。

    我が国の防衛線が、朝鮮海峡へと移る準備をすることだと思う、飛鳥時代へと戻るわけです。それには国内の朝鮮人問題についてどのような対応が可能か、具体的なプランまで考えておくことだが、さてそれができるか?収容所も必要な事態が来る可能性があると思う。

     河野防衛大臣が自衛隊に攻撃命令を出す腹はあるだろうか?ペロシ女史は弾劾ができるないし、必ずするぞと思ているか?
    レーダー照射事件はそれが必要な事態だっと認識しているのだろうか。
    もちろん簡単には出せないのが我が国だが、事態はそれが当然の事件でした。
    ここに我が国の一大事があると思う。
     国際社会はパワーバランスの世界へと進んだ。アメリカの内政の混乱は我が国の安全政策に即座に反映する。経済利益のみ追及する外交ができない世界が来た。

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