2019/09/30 00:00 | ブログ・メルマガ紹介 | コメント(9)
追悼の辞
グッチーポストから発表があったとおり、先週、ぐっちーさんが亡くなりました。
私にとってぐっちーさんは、15年来の親友であり、師匠であり、肉親のような存在でした。
出会いは偶然でした。年齢もフィールドも異なり、初めて会ったときには重なり合う部分はほとんどありませんでした。それが、こんなにも深く、長い付き合いになるとは、思いも寄りませんでした。
一緒に色々なところに行って、色々なものを食べて、お互いの友人を含め、色々な人たちとご一緒して、本当に、色々なことを教えてもらいました。
グッチーポストのブログとメルマガという、かけがえのない作品を一緒に作ることもできました。
7月に温泉に一緒に行きましたが、次は近いうちにパリに行こうと話していました。シャンゼリゼを歩いて、セーヌ川を見ながらワインを飲もうと。「早くしろよ!おれも還暦だからな(笑)!」と言われましたが、少しだけ、間に合いませんでしたね。これだけは、心残りです。でも、最後に温泉に入って、一晩ゆっくり話せたのは、今思うと、とても幸運なことでした。
ぐっちーさん、本当にありがとうございました。今は、それしか言えません。
安らかにお休み下さい。
読者の皆様へ
私が本ブログとメルマガを始めて、ここまで続けてこられたのは、ぐっちーさんのおかげです。
ぐっちーさんの具合がとても悪くなったとき、もしいなくなってしまったら、どうなるのだろうか・・と思いました。
グッチーポストの編集部とも相談しました。色々考えました。
その上で、出た結論は、前に進み続ける、ということです。
私は、メルマガを書くことを通じて、ぐっちーさんと対話をしていました。
私がドラフトをぐっちーさんに見せると、ぐっちーさんは、メールで、あるいは突然に(朝の5時などに)電話をしてきて、コメントを聞かせてくれました。
ときには「今日のは面白かった!」と言われ、ときには「へえ~お前はそう見ているのか!」と感心され、ときには「オイオイ、今日のはだいぶ思い切ったんじゃないか!?」とつっこまれ、ときには「お前の書いたことを引用するけど、いいだろ?」と聞いてくれました。
そのうちに、何も言われずとも、私は、記事を書くたびに、ぐっちーさんと対話をしていると感じるようになりました。
いつも、ぐっちーさんが見てくれている、ぐっちーさんならここを面白く思ってくれるだろう、異論を述べてくれるだろう、ツッコミを入れてくるだろう、パクってくれるだろう(笑)・・いつもいつも、そう感じながら、原稿に向かうようになりました。
私は、今でもぐっちーさんがいなくなったような気がしません。メルマガを書き続ける限り、ぐっちーさんは見てくれている、そう感じるからです。
だから、これからも、私は書き続けます。そして、ぐっちーさんと一緒に、前に進みたいと思います。
もしかしたら、メルマガの配信のやり方は変わるかもしれません(今の時点では決まっていないので、この形を続けますが)。それでも、ぐっちーさんと一緒に作り上げてきた「世界情勢ブリーフィング」はなくなりません。
皆さんとも、これからもご一緒に前に進むことができれば、うれしく思います。
明日から、通常どおり配信を行います。よろしくお願いします。
令和元年9月30日
JD
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
9 comments on “追悼の辞”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
思い出が沢山あったり、関係性が近いほど、悲しみは深いものです。
心中お察しします。
JDさんはぐっちーさんが私達に残してくださった「希望」であると思っています。
今回は色々とお悩みになられたことでしょう。
そしてその結果、JDさんが進むことを決意なされたのであれば、私はぐっちーさんの遺志を継ぐべく、可能な限りお支え致したく存じます。(微妙なコメントしか出来ませんが・笑)
(あ、でもツッコミとかは結構近い目線で出来るかもしれません。)
どうか一人で気負うことなく、読者と共に、ちょっと適当にやってみるか、位のスタンスでお越しくださいませ。
ぐっちーさんの魂は死しても尚、我々と共にあると、私もそう信じています。
私のような一読者よりもずっとショックだと思いますが、メルマガ続けて頂けるとのことありがとうございます。
メルマガが配信されて「TheGucciPost」のタイトルが目に入る限り、ぐっちーさんの事を忘れずにいられます。
これからもメルマガ楽しみにしております。
本質を見ることの大切さをぐっちーさんから教わり、自分なりに、経済や金融の分野に起きる様々な事象に当てはめて考えるように心がけておりました。私にとって、そのスタンスで国際情勢を読み解くように指南してくださっているのが、ぐっちーさんイチオシのJDさんです。
こうして、お二人が出会われたことで、この場が今ここにあることに、改めて感謝したいと思いました。
いまでもとてもとても悲しいですが、JDさんの決意を清々しい思いで(超号泣して)読みながら、進み続けることがぐっちーさんへの恩返しと感謝に繋がるんだという思いを新たにしています。
JDさんもお辛いでしょうけれど、更新を楽しみにしている読者がここにいます。これからも共に歩んでまいります。
ぐっちーさんの事があってこちらの方はどうなるのか心配しておりましたが、早々に継続の勇気ある決断を発表して頂き感謝しております。ぐっちーさんのDNAを引き継いで頂けるのはJDさんしかいないと思っておりました。いきなりプレッシャーをかけるようなコメントで申し訳ないですが、今まで通りのJDさんのスタイルで十分でございます。
ぐっちーさんのご冥福をお祈りするとともに。JDさんの決断に深く感謝します。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
自己の心の中におけるぐっちー様の存在割合からして
JD様の喪失感は比べるべくもないと存じます.
まずは御自愛され,検診を受け,できるだけ心身ともに
健康であることをおころ掛けください.
外野からわんわん言うだけでは御座いますが
JD様の同世代(ひょっとして同期)として
どんな形になれ今後とも必ず応援致します.
ぐっちーさんのご逝去、お悔やみ申し上げます。
いま、多くの人がこの訃報を、ぽっかり穴があいた心境で徐々に受け止めつつあるのでしょう。誰しもが受け止めたくない認識を持ちつつ。
JDさん、これからも連載よろしくお願い申し上げます。
メルマガ購読も無論続けて参ります。
The Gucci Postは今や公共財です。
中核のぐっちーさんは他界されましたが、ぐっちーさんのおめがねに適い、真実を発信しつづけている良識ある発信者の方々が健在なかぎり、この輝きは色あせることはないでしょう。
もし、叶うことであれば、ぐっちーさんのメルマガが担ってくれていた分野を、どなたかが引き継いでカバーしてくれる日が来れば、この公共財は益々輝きを増すことでしょう。
ぐっちーさん、安からに。合唱。
普段コメントできていませんが、JDさんのメルマガを拝見しています。
グッチーさん同様、他のメディア媒体からは得ることの出来ない、考え方の枠組みまで含めた数々の情報を提示頂き、本当に素晴らしいと感じています。
書き続けると決心され、自身としては嬉しい限りですが、一方で、JDさんが世界で御活躍されていくことを希望します。
メルマガ配信のやり方が変わるかもしれないようですが、どのような形であれ、その一環として前向きに受け止めます。
外野からで恐縮ですが、応援しています。
JDさんらしいですね
私がグッチーさんの立場でも、JDさんの言葉が嬉しいと思います。
グッチーさんの愛したポストですもの、ポストのみんなに対し、自分の死を嘆き悲しむより、グッチーさんが残したものを大切にして笑って前に進んで欲しいと願っていることと思います。
と言いつつ、涙ぐんでしまうのですが。