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先週は、17年ぶりに「ダウ平均4月は高い」というアノマリーが覆りました。ダウは前月末比-4.9%、ナスダックに至っては-13.2%と2008年の金融危機以来最大の下げとなりました。また、S&P500が年初来で-13.31%と下げているのも、1939年以来、83年ぶりの大きさで、とにもかくにもボラティリティの大きい1カ月の締めくくり週となりました。 マーケットがボラティリティを高めた理由のひとつには、今週開催される5月のFOMCがあります。今回はプレビューとして見どころをまとめましたので、こちらも併せてご覧ください。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・日銀…
[ 2022/05/02 06:30 ] コメント(0)
先週は為替について様々な動きやニュースが飛び交いました。加えて、米国では5月FOMCのブラックアウト期間最後のタイミングということで、IMFでのパウエル発言などにも注目が集まり、結果的にマーケットは神経質な動きを見せました。このあたりのマーケットへの影響や、今後の金融政策の展開見通しなども踏まえた今週のメルマガ、ぜひご覧ください。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・謎の協調介入観測 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. 住宅着工件数 3月 ・住宅建設業者の景況感 2. 中古住宅販売件数 3月 ・ベージュブックから見た不動産市場 3. 新…
[ 2022/04/25 06:30 ] コメント(0)
株価、商品価格、債券価格(金利)に加えて、先週は急激な円安が進行し、荒れ模様のマーケットです。我々日本人の懐事情にもこうした状況は大きく影響を与えますが、それは米国でも同様で、特に住宅市場に与える影響については、ローン金利や価格そのものが大きく影響を与えるので、今後少し丁寧に見ておく必要がありそうです。 足元の動向や動きは、統計や指標でウォッチできますが、中長期の金融政策とそれによって方向づけられるマーケットのトレンドについては中央銀行の動きを抑えることが重要です。というわけで、今回はFRBだけでなく、ECBの動き・スタンスにも目を配っています。ぜひ、今週もお付き合いください。 それでは、…
[ 2022/04/18 06:30 ] コメント(0)
先週は統計関連で動きが比較的少ない予定でしたが、ブレイナード発言があり、債券市場が大きく動き、ロシア制裁に絡んだ原油の協調放出に進展があり・・・と、落ち着くわけもなく、1週間が過ぎました。 今週には、3月のCPIが発表になりますが、インフレの実態は如何に?今回はこうした今後のインフレ動向に対してFRBがどういうスタンスをとるのかも検証しています。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・総裁任期はあと1年 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. ISMサービス業景況指数 3月 2. 新規失業保険申請者数 3. 上昇止まらぬローン金利 4. 先週の原…
[ 2022/04/11 06:30 ] コメント(1)
3月のバックナンバーです。 過去の記事も読んでみたい、と思われた方はぜひご覧ください。 記事の構成は以下の通りです。 ●今週のマーケット ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 ●今週の米国経済統計(予想) ●あとがき 各週のテーマと経済統計分析の主なテーマはこちらです。 3/7 第121号 制裁の代償はインフレ加速、金融正常化は待ったなし 1. ISM製造業景況指数 2月 2. ISMサービス業景況指数 2月 3. 新規失業保険申請者数 4. 雇用統計 2月 5. 雇用統計総論 6. ロシア制裁が導く分断 7. 安いロシア原油 8. 異例のパウエル発言 3/1…
[ 2022/04/06 07:00 ] コメント(0)
新年度が始まりました。新しい環境で生活を始められた方、今までと環境は変わらない方など様々と思いますが、皆さま引き続きよろしくお願いいたします。 さて、金融市場は引き続きインフレがメインテーマですが、やはりウクライナ情勢が原因の資源高がじわじわと個別の経済統計に表れ始めています。原油については協調放出で、供給のスピードアップを計っていますが、なかなかすぐに効果は表れません。そして、週末の3月雇用統計はしっかりでしたが、今後の金融政策にどう反映されるのか? 加えて金利上昇も顕著で、さらに長短金利の逆転も見られるなど、先行きの見通しに懸念を覚える事象も散見されます。こういった部分も含めて分析をし…
[ 2022/04/04 06:30 ] コメント(1)
先週は、パウエルFRB議長を始め、多くの連銀関係者からコメントが発表されました。もちろん話題の中心は「今後の利上げ速度」について。大手米国金融機関も今後の見通しについて様々予測しています。いずれのコメントからもインフレ懸念が滲み出ていました。 今回は、こうした見通しをふまえつつ、世界的な原油や資源高が今後世界経済に与える影響から、日本については円安が今後の経済にどう作用するのかといった内容まで、網羅してみました。ぜひご覧ください。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・金融政策がもたらす困難 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. 新築住宅販売件数 2…
[ 2022/03/28 06:30 ] コメント(2)
ロシアのウクライナ侵攻から、1カ月が経とうとしています。おかげで、マーケットは株式市場も商品市場も、そして債券市場もボラティリティが高まっており、先行きが見通しにくい環境です。 とはいえぼやいても始まらないので、いつもの通り、客観的データや統計をしっかり押さえたうえで、現在の固有の環境を読み解いていきましょう。今週も、原油については少し重点的に取り上げています。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・予定と違う物価上昇 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. 連銀サーベイ 2. 生産者物価指数(PPI)2月 3. 小売売上高 2月 4. 新規失業…
[ 2022/03/21 06:30 ] コメント(2)
米国は昨日から夏時間になっています。そのため、米国株式市場の開始時間は、日本時間22時30分となります。そんな米国市場も非常に大きく揺れ動いており、特に今週は日米欧英など主要国で金融政策発表などが予定されているので、より神経質な動きになりそうです。 マーケットのリスク要因になっているインフレや資源高、さらにはロシア国債のデフォルトリスク、こうした変動要因についても検証していますので、是非ご覧ください。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・日本にもインフレの波 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. JOLTS 1月 2. 新規失業保険申請者数 3…
[ 2022/03/14 06:30 ] コメント(0)
FOMCのブラックアウト期間前ということもあり、先週はFED高官の重要発言、さらにウクライナ情勢は時々刻々と変化し、原油価格は高騰を続ける・・。前週に続き、せわしない1週間でした。いよいよ、来週に控えたFOMCではどういった展開が想定されるか。ここまでの発言や統計データから分析をしておきましょう。 また、いよいよ緊迫の度合いを増しているウクライナ情勢ですが、ロシアに対して行われた金融制裁の影響などを改めて確認します。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・官邸が望む日銀人事 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. ISM製造業景況指数 2月 2. I…
[ 2022/03/07 06:30 ] コメント(1)
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証券業界から、メガバンク、米銀、英銀を経て、現在は投資助言会社を設立し独立。クライアントの資産管理をする傍ら、金融情報を発信。 本メルマガでは、米国経済を中心にマクロ経済分析やFEDの動向、財務分析などによってマーケット判断や投資アクションに役立つ情報を配信します(定期配信1回/週+不定期配信)。 猫アレルギーなのに、これまで総勢9匹の保護猫と暮らしている猫好き。グルメ・ワインも好き。 メルマガのご紹介 バックナンバー メルマガ配信登録
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