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2023/12/11 06:30  | メルマガ |  コメント(1)

第225号 市場を動かすFEDの利下げと日銀の正常化


米国がFOMCを控えてブラックアウト期間に入ったと思ったら、何やら日銀方面が賑やかだった先週。今回は、雇用統計に加えて、その日銀の話題や今週のFOMCのプレビューも取り上げます。

それでは、さっそく今週のアウトラインです。

●先週のマーケット
・日本の賃金と物価は?!
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析

1. ミシガンサーベイ 12月
2. ADP雇用統計 11月
3. JOLTS 10月
4. 新規失業保険申請件数
5. 雇用統計 11月
 ・雇用統計総論
6. 日銀発言は地ならし?!
7. 今年最後のFOMC
●あとがき

それでは、さっそくまいりましょう。

※ここから先はメルマガをご覧ください。

●あとがき

今週は少しボリュームが多くなってしまいました。ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

少し話題は変わりますが、「新NISA」スタートまでいよいよ1カ月をきりました。来月からスタートということもあり、SNSなどでもいろいろなアンケートなどが目に付くようになりました。そこで多いのが、何に投資をするか?というものですが、やはりダントツが「海外株」を選ぶ人が多いようです。一方、影が薄いのが「日本株」。この結果は、日本の経済発展や成長に日本人自身が期待していない、ということをあらわしているようなもの。

給与は一向に上がらず、その一方で社会保障負担だけが増えていく。おまけに、政府は散々財政不安を煽っておいて、いざ税収が大幅に増えたら財政赤字減らすのかなと思いきや、補助金や助成金などで様々なばら撒きをする。これでは、日本人が日本経済にベットできない気持ちもわからなくもありません。そんな状況で、「貯蓄から投資へ」と投資行動だけを煽り続けても、個人投資家もバカではありませんから日本国内への投資が選ばれないのも当然でしょう。

とはいっても、政治のおかしさとNISAのメリットは別問題。運用については合理的に考えて、年間投資枠が大幅に拡充された、2024年からスタートする新NISAのメリットをしっかり使っていきましょう。

さて、年末恒例、食事会マラソンのような日々が続いておりますが、先週は久しぶりの盛岡出張。盛岡で乗ったタクシーの運転手さんも「この時期こんなに暖かいのは初めてかもしれない」と仰っていましたが、この時期にしては、全国的に温かい日が多いですね。とはいえ、これから徐々に師走らしくなっていくようですので、体調には気を付けてお過ごしください。

それでは、今週もよい1週間をお過ごしください!

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One comment on “第225号 市場を動かすFEDの利下げと日銀の正常化
  1. ロッチ より
    思わず

    雇用統計の「雇用統計総論」を読み、納得して思わず「おおっ!」と声が出てしまいました(笑)。

    また、正常化しているだけなのに、いつもと違うことを言って過剰反応される日銀も、これから大変ですね。市場との信頼関係の醸成について、FEDはかなり神経を使って取り組んでいたのですね。

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