プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2022/07/04 19:00  | 選挙 |  コメント(0)

参議院議員選挙:注目選挙区(13)埼玉県選挙区


立・国・連合幹部がそろい踏み 公示後初、三重で街頭演説(6/29付共同通信)

6/29に三重県伊勢市で、立憲民主党の泉健太代表と国民民主党の榛葉賀津也幹事長、連合の芳野友子会長の3人が一緒に街頭演説する光景が見られました。参議院議員選挙の公示後、初めてのことです。

これまで本メルマガで複数回に亘って解説してきたように、今回の参院選では、前回と前々回の参院選で見られた、立民・国民民主・共産党・社民党などの主要野党が統一候補を立てて共闘するスキームが実現しませんでした。(下記記事参照)。部分的な協力体制が出来た選挙区もありますが、それぞれが独自候補を立てて潰し合っているところもあります。

・「参議院議員選挙:選挙協力(1)野党の動向」(1/26)
・「参議院議員選挙:選挙協力(4)迷走する立憲民主党」(4/9)
・「参議院議員選挙:注目選挙区(8)1人区の構図 その1 鹿児島県選挙区」(6/17)
・「参議院議員選挙公示 + 注目選挙区(9)1人区の構図 その2 岡山県選挙区・長野県選挙区」(6/23)
・「参議院議員選挙:注目選挙区(10)1人区の構図 その3 秋田県選挙区・宮崎県選挙区」(6/28)
・「参議院議員選挙:注目選挙区(11)1人区の構図 その4 香川県選挙区」(6/29)

三重県選挙区は、NHK党や参政党を含め4人が出馬していますが、事実上、自民党の山本佐知子氏と立民・国民民主・社民が推薦する野党系無所属の芳野正英氏の一騎打ちです。共産党は候補者を出さず、芳野氏を支援することにしました。しかし、芳野氏側から推薦の依頼がなかったため、あくまで自主的な支援に留まり、政策協定も交わしていません。

今回改選を迎えるのは、立民の芝博一氏ですが、昨年11月に引退を表明しました。その後、芳野氏の擁立が決まりました。

山本氏と芳野氏はいずれも新人同士ですが、山本氏は6年前の2016年の参院選で芝氏に、芳野氏は3年前の2019年の参院選で自民党の吉川有美氏と戦って敗れています。

元々は、当時民進党所属だった芝氏が獲得した議席なので、立民・国民民主双方にとっては、絶対に手放したくない選挙区です。加えて、共産党の影が薄いことで、連合の芳野会長も応援することに抵抗がなかったのだろうと推察します。

現在のところ、自民党の山本氏が優勢のようです。そこで、立民・国民・連合の揃い踏みで話題を作ってメディア露出を増やし、組織を引き締める意図もあったのだろうと思います。これが果たしてどれ程得票に結びつくかは見ものです。来週末を楽しみにしましょう。

さて、ここからが本題です。今回は、埼玉県選挙区を解説します。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

***********
参議院議員選挙:注目選挙区(13)埼玉県選挙区
***********

●これまでの経緯
●埼玉も「東京化」?
●選挙の見どころ

メルマガ「永田町ディープスロート」を購読するためにはご登録のお手続きが必要です。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。