プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2024/12/30 06:30  | by Konan |  コメント(0)

Vol.260: 月例経済報告+年末ご挨拶


今年もあと2日。今回は1週間遅れとなりましたが、20日に公表された内閣府月例経済報告を紹介します。景気判断は据え置かれました。

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現状の基調判断は維持
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現状の基調判断は維持されました。需要項目ごとの判断も不変です。

・基調:景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している
・個人消費:一部に足踏みが残るものの、持ち直しの動きがみられる
・設備投資:持ち直しの動きがみられる
・住宅建設:おおむね横ばいとなっている
・公共投資:底堅く推移している
・輸出:おおむね横ばいとなっている

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先行きの判断も維持
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先行きの基調判断は、先月「アメリカの今後の政策動向に十分注意する必要がある」と追加されましたが、今回は不変でした。

・基調:雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、欧米における高い金利水準の継続や中国経済における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、アメリカの今後の政策動向、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある
・個人消費:雇用・所得環境が改善する下で、持ち直していくことが期待される。ただし、消費者マインドの動向に留意する必要がある
・設備投資:堅調な企業収益等を背景に、持ち直し傾向が続くことが期待される
・住宅建設:当面、横ばいで推移していくと見込まれる
・公共投資:補正予算の効果もあって、底堅く推移していくことが見込まれる
・輸出:海外経済の持ち直しが続く中で、持ち直していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れリスクに留意する必要がある

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今年もお世話になりました
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冒頭に書いたように、今年もあと2日。今年は公私ともいろいろありました。とくに体調面で、今年ほど検査を受けたことは初めてかもしれません。

来年は巳年。振り返ると、ベルリンの壁の崩壊、9.11など、大変動の年でした。トランプ2.0の始動で、やはり大変動の年になるかもしれません。微力ながら執筆を続けたいと思います。

良い年末年始をお迎えください。

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