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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2024/04/01 06:30  | by Konan |  コメント(0)

Vol.228: 内閣府月例経済報告


今日から新年度。通年採用が増えてきたとは言え、多くの組織で「入社式」が行われると思います。どんな年度になることやら・・・

今回は1週遅れで3月22日公表の内閣府月例経済報告を簡単に紹介します。このところ週末に私用が重なり、執筆に時間を割けず申し訳ありません。次週くらいから持ち直したいと思います。

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景気基調判断維持
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景気判断は前月に下方修正されましたが、今月は基調判断不変でした。需要項目では、GDP上方改定を受けて設備投資が上方修正された(前月は「持ち直しに足踏みがみられる」、今月は「持ち直しの動きがみられる」)一方、輸出はやや下方修正(先月は「このところ足踏み」でしたが、今月はシンプルに「足踏み」)されました。

(現状)
・基調:景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している
・個人消費:持ち直しに足踏みがみられる
・設備投資:持ち直しの動きがみられる
・住宅建設:弱含んでいる
・公共投資:底堅く推移している
・輸出:持ち直しの動きに足踏みがみられる

(先行き)
・基調:雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。さらに、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要がある
・個人消費:雇用・所得環境が改善する下で、持ち直しに向かうことが期待される
・設備投資:堅調な企業収益等を背景に、持ち直し傾向が続くことが期待される
・住宅建設:当面、弱含みで推移していくと見込まれる
・公共投資:補正予算の効果もあって、底堅く推移していくことが見込まれる
・輸出:海外経済の持ち直しが続く中で、持ち直していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れリスクに留意する必要がある

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新年度ですね
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新入社員にとって、4月1日が月曜日なのは少し厳しいかもしれません。因みに私が社会人になった1983年は4月1日は金曜日。翌土曜日も出勤後、日曜日は疲れ切っていたのかもしれません(記憶に残っていませんが)。

日本に目を向けると、今日は日銀短観公表。賃上げや株価など明るい話題もある一方、何となく政局が気になってきました。永田町さんのメルマガを確り読もうと思います。

最近はSaltさんと夜に会食し、有意義に過ごしました。選挙イヤーの今年、JDさんの筆も益々冴えている感じがします。私も時々休みながら、書き続けようと思います。

今回はこの辺で。

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