2016/12/20 00:00 | ロシア | コメント(10)
日露首脳会談
■プーチン大統領の訪日(結果)(12月16日付外務省)
これはまあ、予想通りの結果でした。
そもそもロシアの方針は、領土交渉をする気などまったくなく、まずは経済協力、話はそこからだ・・・このスタンスに尽きており、この点について最初から最後までブレはなかったと思います。
二島だけでも進展があるかもしれない・・・これは日本側が一方的に抱いた期待でしょう。
90年代から日露交渉に関わり、二島返還論を唱えてきたロシア通の人たちの中には、今回の「成果」を高く評価している人もいるようですが、これは、自分たちがしてきたことを正当化したいというポジション・トークの面が強いように思います。あまり言葉通り受け止めない方が良いでしょう。
少なくとも、橋本・エリツィン時代からの連続性を見出すことはナンセンスです。プーチン大統領がこの時代の合意に影響されることは考えられません。
結論として、外交面で大きな変化があったとは思えませんが、一つ大きな影響を上げるとすれば、それは内政、すなわち安倍政権の解散時期との関係でしょう。
具体的な成果が見えれば支持率が跳ね上がり、一気に解散・・・というシナリオもあり得たのでしょうが、その可能性はなくなりました。
安倍政権としては、ロシアとの外交による得点のチャンスはとりあえず終わり、次は年末のハワイ訪問による米国との外交による得点を狙う、ということになるでしょう。
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10 comments on “日露首脳会談”
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といったのに・・
関白殿長くないな・・( ^ω^)・・・(笑
有罪判決・・
大統領が守ってくれなければ・・怪しいと
過日コメントしたのが・・
やっとやっと・・
但し「刑」は免除とか・・
で・・
JDに尋ねたいのは・・
IMFが無罪放免するか否か・・職務怠慢で大金を喪失させ・・有罪になった人物を・・引き続き・・IMFのトップに据えさせるのか・・この判断。
もういい加減・・
日本がラカルドの後釜に座っても・・
いい頃ではござんせんか・?( ^ω^)・・・(笑
ソ連崩壊の時、ロシアは日ソ共同宣言の時の2島返還を申し出たらしいが、日本が4島でないとと拒否したらしい。これでいいのでは。経済協力もしないほうがよいし、すればどうなるかは日中平和条約でよくわかる。恐ろしさは中国より数段上。
尖閣、竹島にも悪影響を与える。米国は保護者でもあるが、日中韓が野合しないよう争い事をセットしてきた。アングロサクソンの伝統の作戦だ。国連に尖閣周辺に石油資源が大量に埋蔵されていると発表させたり、サンフランシスコ講和条約で竹島を日本領としながら、韓国に肩入れしたり、北方領土をロシアに与えたり仕込みは怠りない。軍隊も持たせずこれほどまでに日本封じを完璧にやっている。この状況を日本から変えることはできないし、米国が撤退すれば、このまま放置されることになる。暗い将来で、やはり木村太郎氏は真実をいっているのでは?(笑)。ぺルドンさんは戦略があるそうですが是非ご教示を。トランプは日本は核武装してもいいと言ったのに、翻しましたね。マスコミはその時のビデオをもっと流さないと(笑)。トランプなら三ヶ国交渉応じるかな(笑)。やぶへびかもしれませんよ・笑。
言い方は悪いですが、
負けて取られてしまったものを、元々は俺のものだ!と言って返してもらう
なんて、ちょっとムシが良すぎますよね。かつ戦後も仲が良くない国ですし。
(仲良し?アメリカから返してもらった)沖縄でさえ今でもこれだけモメてる訳ですから、安部さんの言う新たなアプローチのほうが、お互いにメリットはあるのかもしれませんね。
交渉を潰す為ですよ・・
オバマにも顔立つし・・
プーチンも手ぶら・・顔立たん・・
関白殿・・身銭・・宿屋㈹( ^ω^)・・・(笑
日本の外交の失策が止まらない。昨年の日韓慰安婦合意の失敗に懲りず今度は日露領土交渉でも大失態である。
結果はどうみてもプーチンの食い逃げである。
昨年の日韓合意、韓国との合意など無意味であるとこのコメント欄で指摘したが結果はその通りだった。慰安婦像もプロパガンダも変わらない。それどころかここ欧州でも新たに設置される動きが起きている。ドイツでは何とか防いだが次はフランスだという。しかもパリのどこからしいがよくはわからない。
露との領土交渉も北方4島が露にとって軍事的にどんな意味をもつのか日本政府は全く理解できていないらしい。露がクリミアをなぜ併合したのかその際、核の使用まで準備していたというのに経済協力や首脳間の信頼関係で何とかなると本気で考えているとしたら、もう精薄レベルの稚拙さである。今回の日露交渉、欧州では極めて冷やかに見ていた。代表的なものはRUSIの見解で日本はそもそも前提からして間違っている、一言でいえば露が領土など返すわけがないというものだ。そのような見方は欧州では共通のようでメデイアに安倍はどこまでナイーフなのか、ただ歴史に名を残したい一心なのではないのか、経済協力の付けはどこに回るのかとのコメントが載っていた。
安倍首相の場当たり外交は他にもあって大統領選挙のさなかに候補者にすぎないヒラリーに会いに行き、トランプ当選となった途端大慌てで今度は大統領に就任してもいない段階で会談した。現職大統領を差し置いてである。会談後信頼できる指導者と確信したなどとのたもうたら、当のトランプから大統領就任と同時にTPPを離脱すると宣言される始末である。もう欧米では相手にされていないような雰囲気さえ漂っている。しかも会談直後に離脱すると言っているのだから安倍首相がトランプと会談しても何の成果もなかったことは明らかである。外交には機密があるにしても客観的に見ておかしいものは中身もないと見るのが常識だ。
外務省の在外公館は欧州では国際漫画大賞や浴衣美人コンテストなど遊園地のイベントレベルのようなことばかりやっていてまともに情報収集、分析などを行っている様子はない。外務官僚が慰安婦を始め、南京大虐殺などの中韓反日プロパガンダ対策に消極的なのはそんなことに関わっても自分の出世の役に立たないからだ。政治家は政治家で選挙と裏取引、功名心しかない。
露に限らず中国は他国の領土を勝手に自国の領土に組み入れ、領空領海を常習的に侵犯している。今や安全保障と領土問題は危機的で尖閣と沖縄は中国に、北海道は露に占領されるのは時間の問題かも知れない。日本は政治家といい官僚といいどうしようもないものばかりで「カエルの楽園」の崩壊は近いのだろう。結局はそういう人材しか選べない国民の責任かもしれないが。
「決意」表明に関して一時プーチン側が難色を示した
と今日の朝日新聞の一面に出ていますね・・。
会談後の記者会見の時の両者の表情の違いは
この辺の差が原因だったのでしょうか・・。
中露の結託は、ロシアが米国からにらまれているからで、中国は昔から米国の仮想敵ではなく、米国によって経営されているが、国内的には米国に挑戦的な立場を示さざるをえない。
国際金融資本から指名手配されているプーチンが、トランプと結べば、地政学的には敵である中国と協調する必要性が減る。日本も地政学的な敵である中国に対抗するためロシアと交流という保険を掛け捨てせざるをえない。トランプがはたしてユダヤに逆らって指名手配犯プーチンと組めるのか。トランプを当選させた有能なユダヤの娘婿もいますからね。
トランプがプーチンと組めた場合、不良と相性のよい安倍首相の出番かな。それとも用済みかな。ドテルテもトランプとなら組めるだろう。そうなると自分以上の不良に囲まれた習近平も包囲されて苦しいのでは。そこまでいくと日露平和条約までいくかも。しかし北方領土はもう諦める心つもりが必要だ。第二次世界大戦後の秩序を守れば、ロシアも尖閣・竹島で共闘しようとする中韓の誘いを拒否しやすい。クリミア半島はロシアのものでウクライナ問題はユダヤの言い掛かりだ。
プーチンはエリツィンがユダヤに譲り渡した国営企業を取り戻した。だからNATOにロシアも加入したいと申し入れても拒否された。認められれば対中軍事機構になってしまうが。プーチンが出てこなければ、ロシアも中国もユダヤのおいしい獲物だった。そうなるとイスラムぐらいしか敵がいなくなったり、日本もよりパッシングされる。このシステムまだまだ敵が必要で、ババにならようしないと(笑)。
JDKDは間違えです。以前もやってしまったような。ぺルドンさんの・ル・と同じですね(笑)。
今回の日ロ首脳会談は、「ロシア側は、いったいどこまで、過去の日ソ間・日ロ間の合意を尊重する気があるのか」がはっきりとわからなくなったという意味において、日本国民に大きな不安を抱かせるものだったと思いました。
「領土問題は別として、できる範囲での経済協力をする」というのは、決して悪い話ではないと思うのですが、でもそれだけならば、これほど派手な首脳会談をする必要があったのか?という印象もぬぐえません。
中国に対する牽制としては多少の意味もあったかもしれませんが…。
ただ、現状のロシアの国力といいますか、ロシアの国際的影響力のうち半分ぐらは「デキる男、プーチン」というイメージによるものだと思います。
日本から小銭をせびって喜ぶようなロシアの姿勢からは、ロシアのソフトパワーの裏側にある弱い部分が垣間見えたようにも思いました。