2022/03/29 12:00 | 選挙 | コメント(2)
やっぱり自民党が強い? ~ 西宮市長選挙、市川市長選挙、逗子市議会議員選挙
■ 参院選、12議席が最低目標 「次期衆院選で野党第1党に」―維新党大会(3/27付時事通信)
3/27に、日本維新の会が党大会を開催しました。国政政党は東京に本部を置き、東京で党大会を行うのが一般的です。ただ、維新は大阪に本部があり、幹部は大阪市長、大阪府知事、大阪を地盤とする衆議院議員で、所属議員も近畿圏が中心です。そのため、党大会は、当然の如く大阪で開かれました。
この党大会で、維新は、「政権交代を目指す」ことを目標とした活動方針を決定しました。具体的には、夏の参議院議員選挙で改選議席の2倍にあたる12人以上の当選を最低ラインとし、次期衆議院議員選挙では野党第1党を目指すとしています。かなり野心的な目標です。
松井一郎代表は、「自民、公明の圧倒的多数を打ち破る」と決意表明し、参院選の比例代表では、得票数で立憲民主党を上回ることを目標に掲げました。そのためには、これ迄のように大阪限定ではなく、全国に支持を拡げて行かなくてはなりません。
とは言え、大阪以外には地方議員が非常に少なく、空白のエリアもあり、地方組織が脆弱です。これを強化すべく、来春の統一地方選には、全国で600人以上を擁立する目標も掲げています。
維新は、大阪以外の地域での党勢拡大を狙い、昨年から首長選挙で保守系の候補に推薦を出して存在感を増しています。昨年7月の兵庫県知事選挙、今月行われた長崎県知事選と石川県知事選で、いずれも推薦した候補が当選しました(下記記事参照)。
・「兵庫県知事選」(21/7/21)
・「2つの保守分裂選挙」(2/22)
・「石川県知事選挙結果:『立民がついた方が負ける』?」(3/17)
そんな中、県外での本格的な地固めとして挑んだのが、兵庫県の西宮市長選です。3/27に投開票が行われました。
■ 兵庫・西宮市長選、現職が再選 維新、大阪外の首長選で初勝利ならず(3/27付朝日新聞)
今回は、この西宮市長選の結果から、維新の今後を考察します。また、同日に行われた市川市長選と逗子市議選についても取り上げます。
■ 千葉・市川市長に元衆院議員の田中氏初当選 混戦、再選挙は回避(3/27付産経新聞)
■ 逗子市議会議員選挙の結果(3/27付神奈川新聞)
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。
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やっぱり自民党が強い? ~ 西宮市長選挙、市川市長選挙、逗子市議会議員選挙
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●西宮市長選挙:「天から地に落ちた」維新完敗
●市川市長選挙:「こう!と決めたら、田中甲」
●逗子市議会議員選挙:「国会にお尻ペンペンだ」の復活
次回は、「与党入り出来るか!?国民民主党 前編」の続きを解説します。
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2 comments on “やっぱり自民党が強い? ~ 西宮市長選挙、市川市長選挙、逗子市議会議員選挙”
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メルマガ読者です。
徳島市長へのリコール請求の署名が・・とニュースになっています。これも過去の因縁がいっぱいありそうで、メルマガで取り上げてほしいです。
コメントありがとうございます。徳島も大荒れですね。衆院小選挙区の徳島1区を巡る因縁や、知事選の禍根もあって、かなりぐちゃぐちゃなようです。折を見て解説します!