2022/02/22 10:32 | 選挙 | コメント(0)
2つの保守分裂選挙
■ 長崎知事に大石氏初当選 最年少39歳、保守分裂制す(2/21付時事通信)
■ 東京・町田市長に石阪氏5選 6人乱立、混戦制す(2/21付産経新聞)
2/20は16の地方選挙がありました。前回ご紹介した町田市長選も含まれています。
・「町田市長選」(2/19)
地方議会議員と首長の選挙は、第2次世界大戦後に作られた新しい自治制度の下で、1947年4月に全国一斉に行われました。これが第1回統一地方選挙です。
地方議会と首長は4年毎に改選時期を迎えるため、日程を調整して実施することで、選挙事務が軽減されたり、有権者の関心を高めたりするメリットもあります。そのため、2回目以降も4年毎に特例法を作って、期日を統一して行われるようになりました。
しかし、任期途中での議会の解散や首長の辞職、阪神淡路大震災や東日本大震災などの大規模自然災害等によって、統一地方選のサイクルから実施時期がずれる選挙が増えて来ました。2019年の統一地方選挙で行われたのは、何とわずか27.27%に止まります。こうした経緯から、毎月数十にも上る地方選挙が行われているのです。
首長選や地方選の結果は、国政にダイレクトに影響を与える訳ではありません。ただ、政党は地方組織の集合体です。そのため、首長の立ち位置や地方議会の構成は、政党の選挙戦略に少なからぬ意味を持ちます。
従って、国政選挙を控えている時期の地方選は、結果によっては党本部の頭を悩ませることになります。前回ご紹介した町田市長選挙や、同じく2/20に行われた長崎県知事選挙のように保守分裂であれば、尚のことです。
そこで今回は、この長崎・町田の2つの選挙結果と、そこから読み取れる夏の参議院議員選挙への影響を解説します。
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。
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2つの保守分裂選挙
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●長崎県知事選挙
●巡る因果
●勝ったのは誰か
●町田市長選挙
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