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生来軽薄で楽天的なこともあって、高校生のころによく見たアメリカ映画に出てくるアメリカの大学のキャンパスライフに憧れ、幸い当時の会社の留学生制度に応じて首尾よく留学するというチャンスに恵まれた。 40年以上も前の話だから、MBAなんて言葉も知らずにMBAを目指したのだから「聞くと見るとは大違い」で、こんな苦しい勉強をしなければならないなんて、人生で最悪の選択をしてしまったと青くなったものである。 あのまま2年留学したとしてもまずMBAは取れなかっただろう。アサインメントと称する膨大なテキストを渡され、講義は読んだことを前提に議論する形だから、ろくろく読めもしない身としては拷問と同じ。毎回当…
[ 2010/08/13 19:22 ] コメント(4)
長期金利がとうとう1%割れ、日本の景気はよくなるどころか悪くなると市場は読んでいるのであろう。50年間にわたって市場を見てきたが、こんなに投資家マインドが冷え込んで、株への関心が急速に薄れたのは初めてである。 ひところは週刊誌をはじめ書店にも株式投資に関する雑誌や本が溢れていたが、このところめっきり減っているし、株式市場そのものも呑み会などの話題にのぼらなくなった。株への関心が高いころは話題の中心にいつも居たものだが、この頃は末席で小さくなっている。またもし聞かれてもこれを買っておけなどと言える株も少なくなっているのも事実だし、午前中はNY、午後はアジアと他の市場に振り回されている東証だか…
[ 2010/08/06 12:09 ] コメント(3)
世の中もおかしいが、このごろは天気までおかしい。子供のころのスカッとした暑さではなく、何となく肌にじっとりと沁み込んでくる暑さに、いまや老骨は熱中症寸前、外に出る度に立ちくらみそうになる。 その影響なのか、世の中も何となくスッキリしない。ご託ばかり並べても仕方がないので、どうすればスッキリ出来るのか、 「ひとの振りみてわが振り直せ」ではないがまず反省から実践しようと、改めて旧海軍兵学校の「五省」を読み直すことにした。 (1) 至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか (2) 言行に恥ずる勿かりしか (3) 気力に缺(か)くる勿りしか (4) 努力に憾(うら)み勿りしか (5) 不精に…
[ 2010/07/30 17:35 ] コメント(3)
「夏が来れば思い出す」で始まる「夏の思い出」の歌詞ではないが、日本にとって8月は国の運命が変わった思い出の多い月である。 昭和20年の8月15日は先の大戦で日本が敗れた日である。勝つと信じ込まされていただけに大変なショックだった。 昭和46年8月15日はニクソン ショック。時のアメリカ大統領がドルと金を切り離し為替が固定相場からフロート制へと大きく変わり、日本の株式市場は円高で日本の輸出産業が駄目になると大騒ぎをして大きく下げた日、ニクソン ショックと呼ばれるようになった。 たまたまその時チューリッヒのスイス銀行に出向していたので、絶好のチャンスとばかりに為替のディーリング ルームに顔…
[ 2010/07/23 14:29 ] コメント(5)
町並みも服装もキレイで安全ということに関しては、日本とスイスが双璧だろう。 ところがキレイゴトになると話は違ってくる。「清貧」「潔白」「正直」などキレイゴトが表面に出てきて、自分には出来なくとも他人には求めたがるのが日本。 街はキレイだし表面的には紳士だが、その実排他的で金儲けがうまいのがスイスといった具合に民族性は異なる。 また汚なくったて平気、他人のことなど構っていられないという国民も近くにウジャウジャいる。 このごろはさっぱり耳にしなくなったが、とかくキレイゴトが好きな日本ではカネは異端視され、そのせいだろう、ひところ「マネー敗戦」という言葉をよく耳にしたし、そんなタイトルの本も売…
[ 2010/07/16 17:13 ] コメント(3)
北京空港は広大である。その広大な空港のなかを、何と公安とおぼしき制服を着た男が颯爽と走って来た。何とあのセグウェイにいとも軽々と乗っかって走っていたのである。何ごともなく通り過ぎていったが、あのセグウェイという乗り物は二輪車なのにバランスは自動的に行い、操作はいたって簡単で倒れないらしい。 発売当初はテレビなどでも盛んにやっていたが、その後ばったり見掛けなくなり、もう駄目になったのか、誰も買わなかったと思っていたら、思わぬところで目にすることが出来た。あのダダッ広い北京空港なら使い勝手もさぞいいだろう。 いま日本では高齢者、とくに地方の老人たちは人口が減って店が減り、日常の買い物にと…
[ 2010/07/09 11:15 ] コメント(5)
反対も考える 余りにも当たり前のことが当たり前に理解されないのが日本のようだ。長らく市場を見ている身として、いま最も悩ましいのが、この「当たり前」がなぜ日本には無くなってしまったのかということである。市場では当たり前だが自分とは反対の意見なり考え方があってこそ取引きが成り立つ。「上がる」と思う人が買いに行って買えるのは「下がる」と考える人が売るからである。 ところがいまの選挙の争点を見ると「支出削減」「定数カット」「無駄を減らす」「無くす」などなど、どちらかと言えば売りにも似た後ろ向きの言葉のオンパレードで、元気の出そうな「富を増やす」「収入を増やす」的な前向きの話が聞こえてこない。子育て支…
[ 2010/07/02 16:06 ] コメント(2)
米誌「フォーチュン」7月5日号の表紙はご存知マイクロソフトのビル・ゲイツ夫妻、そしてバークシャ ハザウェイのウォーレン バフェット会長、題して6000億ドル(約55兆円)への挑戦。もともとこの二人、私財の殆どを社会に寄付すると公言し、既にその活動を始めているのだが、その寄付の輪を大きく広げようと、今度は世の金持ちに資産の半分を生前又は死後に寄付する運動を始めたらしい。その彼らの主旨に賛同して集まった面々も紹介されているが、かのジョージ ソロスやブルームバーグNY市長、ディビッド ロックフェラー、ジュリアン ロバートソンといった富豪がずらりと顔を揃えていた。 ビル ゲイツ氏は54歳で既にマイ…
[ 2010/06/25 18:15 ] コメント(5)
「アリとキリギリス」のイソップ童話は本当によく出来ていて何度も使える。 アメリカがベトナム戦争などでヘトヘトになっているころ、よくこの話をアメリカ人にしては、からかっていたことをまた想い出した。 「プレイ ナウ ペイ レイター」なんて遊び狂いヒッピーなどやっている世捨て人の若者が多かったが、まさにキリギリス。今さえ良ければいいと考えているのではないかとその姿を呆れて見ていた。 われわれ日本人はせっせと働いて、来るべき冬に備えているのだから、少しは見習ったらどうだ、なんて説教ともつかぬジョークみたいな話でアメリカの友人どもをからかっていたのだが、そのアリさんも折角貯めたドル札の使い道も判…
[ 2010/06/18 11:54 ] コメント(1)
言葉は大切である。地位が高ければ高いほど、言葉の重さも増加する。市場でも「マイ ワード イズ ボンド」と言われるように、売買の成約はネット以前の時代は殆ど電話でのやりとり。それで巨額な商いが行われるのが慣習だったし、違約すればたちまち市場から追放されるという厳罰が普通だった。 いまでもユダヤ人を中心として行われているダイヤモンドの取引きは言葉がベースであり、黒一色の衣装をまとったブローカーたちが薬包にも似た紙袋に入ったダイヤを、かざしたりすかしたり、虫眼鏡で調べたりして取引をしているが、万が一決済が遅れたりすると、たちまち世界中の市場にお触れが回り、アントワープやテルアビブなど全ての市場か…
[ 2010/06/11 14:40 ] コメント(6)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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