2010/07/30 17:35 | 言いたい放題 | コメント(3)
五省に缺くる勿しか
その影響なのか、世の中も何となくスッキリしない。ご託ばかり並べても仕方がないので、どうすればスッキリ出来るのか、
「ひとの振りみてわが振り直せ」ではないがまず反省から実践しようと、改めて旧海軍兵学校の「五省」を読み直すことにした。
(1) 至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか
(2) 言行に恥ずる勿かりしか
(3) 気力に缺(か)くる勿りしか
(4) 努力に憾(うら)み勿りしか
(5) 不精に亘(わた)る勿りしか
そしてつくづく感じるのは、自省も含めていまの日本には少なくなったものばかり、だいいち至誠や悖るなど言葉そのものが消えていってしまっているようだ。
この五省も海軍兵学校と一緒に無くなってしまったのかと思っていたが、驚いたことにこの五省はいまもアメリカの海軍兵学校(アナポリス)では英訳されて掲げられているとか。
また海上自衛隊ではいまも標語としているらしい。自衛隊OBにはキリッとした人が多いが、人間何らかの規範はいつの時代にも必要だろう。「バレてもともとと、バレなければ儲けもの」とカネのためには平気で嘘をついたり人を欺いたりするのは「恥ずかしい」はずなのだが、どうなったのだろう。
トップの人間はたとえ自分が関知していなくても、部下のやったことは全て自分に責任があるという潔さも、いまのトップには見ることが少ない。それどころか「秘書が勝手にやった」とトップが公言している国では、子供たちを躾けようにも親も躾けようがない。恥も死後になってしまったようだ。
証券会社に勤めていたころ、カネがからむと人格が変わり、出した注文を平気で出してないと言う手合いを沢山見てきたが、そいつらのおかげでいまや市場はコンプラとかが強化され、やたら不自由になってしまった。
市場が元気を失えば、その影響は多岐にわたるもの。この暑さではまともに考えるのも辛いが、せいぜい五省は5つしかない。暑さのなかでもういちど唱え直してみよう。
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3 comments on “五省に缺くる勿しか”
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その五省・・まぶされた方々が・・
太平洋戦争・・海行かば・・踊るかばね ・・挙句の果て・・軍の破道・・特攻隊・・挙句の果ての・・完敗・・散った命は・・数千万・・
これは・・
五省を守った所為か・?・・
五省を守れなかった故・・なのか・?・・
アナポリスに・?・・
こんな敵に勝利・・と戦利品の一つ・・消えた軍旗の身代わり・・
戦いに敗れた国は・・
戦勝国を・・卑屈に真似る・・歴史法則・・
TOO BIG TO FAIL・・
何故か・・
りーマン ショック コンフィデンシャル(和訳だろうか?)
さながら・・神々の戦い・・巨人族の戦い・・五省はない・・ないのです・・
格好良いのは・・
崩壊直前・・JPモルガンを救ったのは・・騎兵隊の三菱UFJ・・中国ではなかった・・JPモルガンが・・崩れば・・ウオール街も炎上・・
日本国債が危ない・・とかではなく・・壮大なる実話・・
勿論・・
肉屋の店先の・・掃除された肉にしても・・掃除されない肉の方が・・旨みはあるにしても・・ウォール街のブルを・・丸ごと切り分けた・・ウォール街記者魂に・・カーテンコール・・
秘書が勝手にやった・・
何の話でしょうかねぇ・・
刑法に詳しい弁護士さんと・・茶飲み話を・・・
JPモルガン→「モルガン・スタンレー」
朝読んでビックリ・・
外壁47度の所為か・?・
ぐっちーそっくりになったのか・?・
フラレタ傷の所為か・??・・・
言行に関する規範として六然という訓示がありますね、正に、リーダーたるものこうあるべき、と思います。かの勝海舟の座右の銘であったとか、しばしば書に認めていたそうですが、海舟ほどの天才にしても日々恥ずる思いはあったのではないでしょうか。
【一】自處超然
【二】處人藹然
【三】有事斬然
【四】無事澄然
【五】得意澹然
【六】失意泰然
不肖、私も、リーダーの器はないにせよ、せめてこの六戒を胸に刻んでおれば後悔の数も減るのではないかと日々精進しているつもりですが、なかなか上手くはいかない次第です。