2011/05/16 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.88: 日銀展望レポート
今回のレポートをみると、実質経済成長率については、2010年度+2.8%成長後、2011年度について1月時点(展望レポートの中間時点の1月、7月にミニ展望が行われます)での+1.6%成長見通しが大きく下方修正され、+0.6%成長が見込まれました。2012年度は+2.9%成長と急回復が見込まれています。物価について、消費者物価指数の見通しをみると、2010年度マイナス0.3%下落後、2011、12年度連続で+0.7%上昇が見込まれています。
大震災の影響については、その不確実性の大きさが強調され、また、「短期でみると供給能力の制約になる、しかしそれを越えると復興需要が成長をけん引する、中長期的に大震災が日本の成長期待にどのような影響を与えるか要注目」と、時間の経過により影響が異なるとの趣旨も記載されています。ただ、私はむしろ今回の見通しは相当強気と感じました。ひとつには、基本的に大震災の供給制約問題について、今年度半ば(9、10月頃)には落ち着くとみていること、もうひとつは、「大震災は基本的に国内の供給ショックの問題であり、海外需要の強さに影響はない。この点はリーマン危機直後と違いずっとマシ」といったトーンが色濃く出ていることがとくに印象的でした。
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One comment on “Vol.88: 日銀展望レポート”
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一万円札を・・
刷りまくるぞ・・
と腕まくりした以上・・
心配なのは・・
印刷機の故障ではありませんか・・?!
それとも・・
日銀展望に合わせられる・・宰相出現の願望か・・?!
日銀で・・讃美歌を歌いましょう・・・!