2011/05/09 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.87 : 2つの国債問題
この難しさを打破するためには、統一を諦めるか、財政の統一にまで踏み込むか、何れかの方向しかありません。今回のソブリン危機を受け、共通の支援の枠組みを設ける形で後者の方向に一歩踏み出した訳ですが、「本当に助けてくれるのか」との疑念が生じるたびに、欧州不安が再燃する構図が続きます。非欧州人からみれば統一を諦める方が簡単(例えばドイツがマルクを復活させると、マルク高、ユーロ安になり、ユーロ残留諸国がドイツへの輸出増により景気を回復させる道筋が生まれます)とも思いますが、第二次世界大戦後、統一を最大の価値として進めてきた欧州人からみると受け入れられないのでしょう。このため、欧州問題は長期にわたり注視し続けるしかないと思います。
私は日本国債について少なくともぐっちーより悲観的ですが、米ドル、米国債については、ドルがポンドに代わったような世代交代はいつか来るにせよ、当面、ユーロにしても、人民元にしても、日本円にしても対抗馬となることは難しく、結局弱含みながらも持ちこたえると考えています。その意味で、格付機関の気持ちは分かるが、あまり市場に影響はもたらさないだろうと読んでいます。
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One comment on “Vol.87 : 2つの国債問題”
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ECは・・
第二次世界大戦の結果を・・凝縮させた代価・・
堅持する為に・・しがみつくEC諸国を・・引きずりながら・・ゴールを目指せる・・総力が・・ドイツに湧いてこなければ・・破綻するような問題は起こらない・・のでは・・?
英がECに加盟しなかった・・解答が・・その時・・顕れるのでは・??
格付会社の終焉・・
何時なのか・が・難しい・・・