2011/03/07 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.78: 八百長とカンニング
今回は、社会ネタです。大相撲の八百長の話しと、大学入試のカンニングの話題を取り上げます。この2つに共通しているのは、明らかに社会的正義に反する一方、刑法上の犯罪かどうか不明確(むしろ犯罪では無いと考えた方が良い)である点です。
大相撲については、昔から良く「千秋楽を7勝7敗で迎えた力士が、千秋楽に勝つ確率が統計学的に見て異常値である」ということが指摘されてきました。週刊誌では幾度と無く八百長話しが報道されました。結局それが本当である可能性が極めて高くなった訳です。
似たような話しにプロレスの八百長話しがあります。ぐっちーや私の世代はジャイアント馬場やアントニオ猪木に熱狂したのですが、数々の名勝負は所詮八百長だったということが良く言われます。実際、何年か前に良く聞いた話として、米国のあるプロレス団体が八百長であることをカミングアウトし、むしろそれを売りに興行成績を伸ばしたこともあるようです。結局、大相撲についても、「国技」「公益法人」「NHKがあれほど報道する」といった看板を下ろしてしまえば、人気興行として、気楽に生き延びるのかもしれません。
それはそれとして、「何故八百長メールが表に出たのか」気になります。ある人に聞いたところ、推測として、「賭博問題(これは刑法上の犯罪です)の捜査の過程で警察がメールを入手してしまった。犯罪ではないが、だからといってそれを伏せておくと、後で警察批判を呼びかねない。その責任を回避するため、大相撲を監督する文科省に情報を伝えた。文科省も抱えておく勇気が無く、表に出した」という話しをされていました。
同じ役人として極めて理解できることで、捜査情報の漏洩という形で責めるのは、とても可哀そうに思います。
カンニングについては、威力業務妨害という犯罪になるのかもしれませんが、ほぼ同時に起きた熊本での三歳児殺害の痛ましさに比べれば微笑ましさも残る事件です。結局のところ、当人が合格さえしなければ、十分なペナルティとなりますし、仮に本件が明るみに出ず、当人が合格していたとしても、一生後ろめたさを感じて生きていたのでしょう。
本件でむしろ感じたのは、職場には東大卒の後輩が沢山いる訳ですが、伸び悩み、機能しない例が本当に多いということです。大学受験を背伸びして合格しても、その後に伸びていく余裕を持っていないと、結果的に余り良い社会人人生にはなりません。カンニングの効用は、実は余り無いというのが、私の感覚です。
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大蔵の局長になった友人・・
高校でも・・分からなければ・・教師が・・教えてもらう・・麒麟児・・
駄馬にならず・・今月まで・・
何時出会っても・・常にお頭が成長していた・・
資質もあるのだが・・大蔵に伸ばす・・ノウハウもある・・
古くて新しい・・カンニング・・逮捕まですべきだったか・・まだ未成年・・疑問・・大学で十二分に・・調べた結果・?・
韓国でも・・騒ぎがあったのだから・・
高い受験料だから・・スッピン・スッポンポンじゃ・・
警官が一人職務上・・構内に入っても・・大学の自治が侵された・・叫んでいた時代が・・確か・・あったな・・
首相以下・・あの時代の寵児では・・限定校内・・
官邸は・・大学に・・抗議しないのだろうか・・?
老いた青春・・真っ盛りじゃ・・?
一年を・・裸で暮す・・
裸が・・商売でござんす・・一本刀土俵入り・・・