2012/05/07 00:00 | by Konan | コメント(1)
Vol.139: 日銀展望レポート
また、今回は事前の金融緩和報道が過熱し、実際、展望レポートと合わせ、「金融緩和の強化について」も発表されました。
文章的には、「経済の先行きについては、新興国・資源国に牽引されるかたちで海外経済の成長率が再び高まり、また、震災復興関連の需要が徐々に強まっていくにつれて、緩やかな回復経路に復していく」「消費者物価の前年比は、マクロ的な需給バランスの改善を反映して、展望レポートの見通し期間後半にかけて0%台後半となり、その後、当面の「中長期的な物価安定の目途」である1%に遠からず達する可能性が高い」とされています。
なお、こうした見通しが上下に外れるかもしれない要因として、国際金融資本市場や国際商品市況の影響を含めた海外経済の動向、復興関連需要を巡る不確実性、企業や家計の中長期的な成長期待の変化、わが国の財政の持続可能性を巡る問題が指摘されています。最後の点については、「財政の持続可能性に対する市場の信認をしっかりと確保することが、金融政策の効果浸透や、金融システムの安定および経済の持続的な成長にとって、きわめて重要」との指摘も行っています。
今回の決定後、各紙で政治と中央銀行の関係に関する特集がありました。総裁の任期もあと11か月。日銀に対する注目は続きそうです。またいつかこうした点を取り上げようと思います。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “Vol.139: 日銀展望レポート”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
最初は・・
童貞を失った如く・・
あるいは・・
処女を失った如く・・
であっても・・
すぐに・・大胆になれます・・・