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2022/04/01 06:00  | 政局 |  コメント(0)

与党入り出来るか!?国民民主党 後編


ウクライナ対応「評価」67% 内閣支持率61%に上昇(3/27付日本経済新聞)

日本経済新聞が3/25-27に実施した世論調査で、岸田文雄内閣の支持率が61%になりました。1ヶ月前の調査からは6ポイントの爆上げです。また、自民党の政党支持率も、3ポイント上げて49%になっています。

内閣支持率と政権政党の支持率の合計で政権の行方を占う「青木の法則」に基づくと、政権は盤石とも言える状態です。実際のところ、そんなに安定感があるようにも、安心を与えているようにも思わないのですが、一重に野党が余りにも不甲斐なく、自民党に代わる選択肢に全くなっていないということでしょう。

しかし、その一方で、自民党議員の不祥事がしばしば報じられ、有権者を失望させていることがない訳ではありません。油断していると、何が起こるかわかりません。今週もちょっとした疑惑報道がありました。

自民党議員が経営のお菓子メーカーが他社商品を「詰め替え販売」(3/30付FRIDAY)

昨年10月の衆議院議員選挙で初当選した中野英幸氏が代表取締役を務める和菓子の製造販売会社に、食品表示法違反の疑いがあったとのこと。

中野氏は、FRIDAY誌の直撃取材に対しては否定も肯定もしなかったものの、直後に会社のHPに謝罪文を掲載しています。保健所にも届出済みとのことなので、本当に「うっかりミス」だったのかも知れません。

実は、中野氏のことは、昨年の衆院選の「候補者調整」の連載で少しだけ取り上げたことがあります。(下記記事参照)。

・「衆議院議員総選挙:参院補選と比例名簿」(21/10/23)

中野氏が立候補した埼玉7区(川越市・富士見市・ふじみ野市)は、1996年からは中野氏の父である氏が自民党支部長で、元祖「小沢ガールズ」の小宮山泰子氏と勝ったり負けたりを繰り返していました。

清氏は、2009年に落選して政界を引退したため、神山佐市氏が後任の支部長になりました。神山氏は、2012年、2014年、2017年と3期連続して小選挙区で当選し、安定した強さを見せていました。

ところが、神山氏が富士見市とふじみ野市を地盤としていたことから、自民党川越支部から次第に不満の声が上がるようになり、2017年の衆院選では、清氏の長男で埼玉県議会議員だった英幸氏に出馬を要請するに至りました。英幸氏も立候補への意欲を見せましたが、保守分裂への懸念から断念しています。

しかし、英幸氏は決して諦めたわけではありません。こういう時の定石とも言える「二階派(志帥会)入り」でチャンスを窺います。

気の毒なのは神山氏です。問題行動もなく、まだ60代後半で引退を促される高齢でもありません。何より、小選挙区で連続当選している現職議員が差し替え対象になることが異例です。

それでも、派閥の親分からの支援がしっかりあれば、また違う展開になったのでしょうが、神山氏は石破派(水月会)の所属でした。結局、英幸氏が小選挙区で公認され、神山氏は比例北関東ブロックに転出させられました。

ただ、神山氏は、名簿順位33位と下位だったために落選してしまいました。公式HPは閲覧出来なくなっているので、もう政界からは引退ということでしょうか。神山氏は元々実業家としての顔があり、政界トップクラスの資産家でもあるので、事業に邁進されているのかも知れません。

中野氏は、折角議席を得たのですから、政治家としては「うっかり」のないように、法令遵守でしっかりとやって貰いたいと思います。

さて、ここからが本題です。今回は、「与党入り出来るか!?国民民主党 前編」(3/26)の続きをお届けします。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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与党入り出来るか!?国民民主党 後編
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●連合も承知の上?
●獅子身中の虫
●自民党の思惑

次回は、立民と国民の候補者調整を中心に、参院選の候補者について解説したいと思います。

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