ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2010/10/22 15:08  | マーケット |  コメント(10)

アングロ・アイリッシュ 銀行

まあ、国が潰れそうなのに、金融機関を救済すると言われても信じられない、とだれしもが思ったと思いますが、目を疑うような内容が出てきました。ある種、金融秩序に対する真っ向勝負ですね。

未来永劫アイルランドに金を貸す奴はいないし、引いてはユーロ全体に金を貸す奴はいなくなるほどの事態とみていいと思います。

詳細はメルマガで取り上げる予定ですが取り急ぎ書きこんでおきます。手短にいいますと・・・

まあ、永久劣後の95%棄損は性格上仕方がない。

しかし、一般劣後を80%カットしてしまうというのは暴挙以外の何物でもないですね。

まあ前にシニア債券で、アイスランドん銀行の円建てのサムライ債券がぶっ飛んでますから、驚かないという人もいますが、今回の場合今年一度国有化している訳です。

国が面倒をみるといった一般劣後債券をぶっ飛ばすなんてありえない、というのが「常識」でありまして、常識が通用しないレベルまで追い込まれてしまったともいえますし、もうこれでアイルランドソブリンそのものにクレジットを取れる人がいなくなったと言えまして、アイルランドのデフォルトはこれで決定、と申し上げることにします。

どうしてこんなことをしたんでしょうね・・・

なお、劣後債のディスカウントでの買い戻しというのは実は結構行われています。私は気に入りませんが、日本でもこのまえ新生銀行がやったばかりですし、欧州でもRBS,UBSなど大手はこれを良くやります。

買い戻しに応じないと利息を下げると脅かされるのでまあ、これだけでもひどいものですが、元本までぶっ飛ばす、ということは通常はありません。

いずれにせよこのニュース、扱いが小さすぎるのでこちらで取り上げておきます。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

10 comments on “アングロ・アイリッシュ 銀行
  1. ぺルドン より:
    アングリ アイリッシュ

    ケルトの虎は・・吼えた・・
    ジャガイモ飢餓にも・・耐えた・・
    今度は・・
    牡蠣で・・生き抜く

    世界に冠たる・・エンヤ・・世界牡蠣むき大会・・
    債務棄損・・世界大会・・ナンバー1・・

    G20は・・
    簀巻きにして・・海に投げ込む??・・
    度胸が・・あるだろうか・?・?・

    債務に・・ライムを絞り・・飲み込んだ・・アイルランド魂に・・魅せられる・・・

  2. アリンコ より:
    何でもあり

    何でもありのこの世の中、何があっても驚きませんて。だいたい、みんなが自分勝手に動いているではないですか。
    中国にしたって、ルールなんて無いに等しいではありませんか。自分さえ良ければいいのです。金融の世界なんて所詮キツネとタヌキの騙しあいですから、アイルランド如きにビックリしてたらやってられませんよ。
    お人好しでクソ真面目な日本だけは、ルールを守るってか。あっそう。

  3. ぐっち〜さんまで何マイル より:
    引き金が引かれてしまった、、、

    この件といい
    米の○○○判事件といい
    中国の希土類の件といい

    あちこちで引き金が引かれていますね

    ああ

    戦争になるのだろうなぁ、、、

    どうすればいいんだろ
    こんなときに政府はあんなだし、、、

    日本州になるのか、日本省になるのか、、、

  4. motcy より:
    崩壊の序曲・・・。

    PIGSのIがカウントダウンですね。

    これこそ先日記事の Oh, You are a Predator
    がぴったりの状況ではないですか!!

  5. 大阪次郎 より:
    バブル崩壊は周辺から始まる

    アングロ・アイリッシュ銀行の件は劣後債とはいえ,バブル崩壊のトリガーになりそうな予感。
    バブルが崩壊するときはいつでも,周辺の小さいところからシステム崩壊が始まります。
    日本でも山一証券が破綻する前もたしか周辺の小さい金融機関から破綻していきました。
    さて,今回の件で世界中のバブル崩壊へのトリガーとなるのか,中国も三峡ダムが決壊寸前
    まで水位が上昇してきてますし..
    もう,何が起こっても驚きませんが...

  6. TONG より:
    それでも強いユーロ

    市場はユーロ買いに向いてますね。
    流れに逆らわないほうが良いのでは?
    一銀行の問題を全体に広げなくても・・。

  7. より:
    「日本破産論」が勢いを増すのでは・・・。

    また「日本破産論」が勢いを増すのでしょう・・・。この手合いは自国通貨建て国債とそれ以外の「ドル建て」「ユーロ建て」(はたまた「円建て」のサムライ債!)の区別もできないのですから。

  8. あっちー&こっちー より:
    アングロ・アイリッシュ 銀行

    口をあんぐり、アイリッシュ銀行 のことかと思いました…

  9. japan より:
    悲観論

    日本人ていうのは、どうしてこうも悲観的なのだろう。もっと自信を持ってやればいいのにね。自らを負の境地に追いやっている。傍若無人の中国を見習いなさいな。
    まあ、G20での野田財務大臣の自信の無さは、どうしようもないけれどな。まるで貧乏神のような顔をしていて、あんた何なのよ、と言いたくなるわ。少しくらい笑顔を見せて欲しいよ。あんたの顔を見ているだけで暗くなってしまうよ。

  10. とくめいきぼう より:
    供給超過の解決策

    今の世界不況って、需要が増えないのに供給ばかりある世界ですよね?(科学技術が高度発展して、雇用を増やさなくても供給量UP出来る)

    てことは、対策は需要down or 供給up のどちらか一方。前者は≒人口増なので時間がかかり過ぎる。てことは、供給を減らさないといけない。

    つまり、供給が需要を大幅OVERしている国を、共和党的公共事業で消滅させれば、20年くらいは食っていける人が増える。

    やるとしたら、また黄色人種がターゲットにされそう。やだなぁ

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。