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6月のバックナンバーです。
最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。
6/6 第28号 将来を見通す方法 ▼次に出る本 ▼未来の予測 ▼想定の重要さ ▼SFの機能 ▼近況報告
6/14 第29号 イスラエルの斬首作戦と米国の巻き込み ▼斬首作戦の戦略的評価 ▼「過激な同盟国」 ▼日本にとっての教訓…
[ 2025/07/01 00:00 ] コメント(0)
国際政治における戦略面での今週最大の注目点は、引き続き米軍によるイランの核施設への攻撃に関する話です。
前回の記事(以下のリンク参照)では、米軍のイラン核施設に対するバンカーバスターを使用した攻撃について、シカゴ大学教授のロバート・ペイプの論文を紹介しつつ、戦略的成果が得られたのかを考察しました。
・「イスラエルの無益な斬首作戦と巻き込まれる米国」(6/24)
この攻撃がとりあえず作戦としては劇的な成功を収めたという点では米国内の評価はほぼ一致しています。しかし「イランの核開発プログラムをどれほど遅らせたのか」「どれほどのダメージがあったのか」という、いわば「損害分析」の評価においては、…
[ 2025/06/29 19:00 ] コメント(0)
こんにちは、奥山真司です。
このたび、メルマガ「戦略論から見た世界」を始めることになりました。
日本では珍しい「地政学・戦略学者」を名乗って活動していますが、基本的には大学や政府機関で教えたりしている、ちょっと特殊な分野を学んできた学者です。
そもそもの専門は、国際政治を地理をベースに戦略的に見る「地政学」ですが、それ以前から日本には国際政治を冷酷に見る目や、それをベースに政策を考える視点がないことが気になっていました。
とりわけ海外メディアを毎日チェックする中で、日本の情報空間には、戦略的にものを見る目がないことに不満を感じるようになったのです。…
[ 2024/11/01 00:00 ] コメント(0)
■ 米軍“バンカーバスター使用”明らかに イラン核施設の攻撃で(6/22 NHK) イスラエルによるイランの核施設への攻撃は、10日前に始まって以降、国際政治における戦略面から見た最大の注目イシューとなっていますが、週末には、これにアメリカが加わって、バンカーバスター(地中貫通爆弾)を使ってイラン攻撃に参加するという、いよいよとんでもない展開になってきました。 米軍の攻撃が行われたのは、日本時間の6月22日(日)の朝なのですが、攻撃の一報がSNSなどで報じられ始めたのが午前9時すぎ。私はちょうどそのタイミングで大学院での講義でエアパワー(航空戦力)の話を始めたところで、休憩時間にスマホを覗…
[ 2025/06/24 00:00 ] コメント(0)
国際政治における戦略面からみた今週最大の注目イベントは、やはりイスラエルによるイランの核施設への攻撃です。 まずは全体的な事実関係について整理します。 BBCなどの報道によると、イスラエルは6月13日未明(日本時間同日午前)、イラン国内の核関連施設を空爆し、首都テヘランでは複数の爆発が確認されました。イラン政府は、軍の高官や核科学者6人の死亡を認め、報復の方針を明言しています。 イスラエル側は非常事態を発令し、防空システムの複数破壊を発表しました。ネタニヤフ首相は今後も攻撃を継続する方針を示しており、すでにイラン側からドローンによる反撃も確認されています。情勢はきわめて流動的で、予断を許…
[ 2025/06/14 14:00 ] コメント(0)
今週の国際政治における戦略面での目立ったニュースは、やはりウクライナのロシア国内へのコンテナから発進するドローン攻撃と、韓国の新大統領誕生、そして米中首脳初の電話会談ということになるでしょうか。 とりわけ強烈だったのは、やはりウクライナがロシア領内奥深くの基地に駐機していた戦略爆撃機や早期警戒機など数十機(40機〜11機までばらつきがある)に対して、基地のそばからコンテナに積んだFPVドローンを発進させて大損害を与えたという事実です。 いわゆる「蜘蛛の巣」作戦ですね。 ■【検証】ウクライナは「クモの巣」作戦をどう実行したのか ドローンでロシア爆撃機を破壊(6/4 BCC) これは「大成…
[ 2025/06/06 17:00 ] コメント(0)
5月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 5/4 第25号 米国民はトランプ大統領をどう見ているのか ▼本当は良い人? ▼アメリカ人の意識調査 ▼日本は耐えるしかない ▼近況報告 5/19 第26号 認知戦に翻弄されるSNS ▼認知戦の本 ▼人工衛星で軍事的兆候を探る ▼認知戦の課題 ▼近況報告 5/24 第27号 長期戦に備えているのか ▼戦争学の泰斗、フリードマン ▼最近の戦争は長期化している ▼日本の備えは? ▼本の紹介 各記事の概要は、ブログの該当日に掲載しています。 配信はこちらからお願…
[ 2025/06/01 00:00 ] コメント(0)
今週の国際政治における戦略的なニュースといえば、あいかわらずトランプ政権の国内ネタです。たとえばハーバード大学の留学生受け入れ資格を取消すと言ったことなどで大騒ぎになっていますが、国際的にはやはりロシアが停戦に応じなかったという話が大きいですね。 ■ プーチン氏に終戦意思なし 欧州首脳に伝達、制裁後ろ向き 米大統領(5/22 時事通信) このような話を聞くにつけ、トランプ大統領はようやく国際政治の舵取りの難しさを再認識したのか、という気にもなりますが、その後も決断の不安定さは相変わらずなので、やはり「哲学や長期戦略がない」という点は一貫しているように思えます。 ハーバード大学に対する敵視…
[ 2025/05/24 15:00 ] コメント(0)
今週の国際政治における戦略的なニュースといえば、なんと言っても3年ぶりにロシアとウクライナの直接交渉がトルコのイスタンブールで始まったことでしょう。 ■ ロシア・ウクライナ直接協議始まる 3年2カ月ぶり 一時停戦が焦点(5/16 毎日新聞) この交渉は、ロシアが全面侵攻をはじめて以来なので、実に約3年ぶりの画期的なものです。よくアナロジーとして出される朝鮮戦争は3年と1ヶ月で停戦になりましたが、今回のウクライナへのロシア侵攻は、すでに3年3ヶ月が経とうとしています。 結果として、1000人規模の捕虜交換以外は両国にとって特に目立った成果がなかったわけですが、それでも交渉継続で合意ができた…
[ 2025/05/19 17:00 ] コメント(0)
先週の世界的な話題といえば、なんといっても先月21日死去し、26日にバチカンで世界の首脳たちを集めたローマ教皇の葬儀の様子の話でした。 あいにく石破首相は葬儀に参加せず、代わりに岩屋外務大臣が出席したわけですが、世界的な影響力が減ったと言われて久しいカトリックの総本山の葬儀でも、トランプ大統領をはじめとする世界の錚々たる首脳たちが集まったことは注目に値します。 ■ フランシスコ教皇にお別れ 葬儀に40万人 遺体はローマの大聖堂へ(4/26 朝日新聞) その中で個人的に注目したのは、渦中のウクライナ戦争について、葬儀の前にゼレンスキー大統領とトランプ大統領が、教会の中で個別会談するシーンが…
[ 2025/05/04 15:00 ] コメント(0)
4月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 4/6 第21号 相互関税決定という不都合な真実 ▼決定の背景 ▼決定の手法 ▼経済的影響 ▼国際的影響 ▼希望のシナリオ? ▼書評 4/16 第22号 トランプは何を狙っているのか ▼フリードマンの「関税の地政学」 ▼フリードマンの議論の問題点 ▼書評 4/20 第23号 トランプ大統領の復讐開始 ▼テイラーの「ブローバック」 ▼テイラーが示唆していたこと ▼近況報告 4/25 第24号 台湾の無血開城の可能性 ▼中国共産党が狙う「北平モデル」 ▼社…
[ 2025/05/01 00:00 ] コメント(0)
今週もトランプ大統領が相変わらず世界を揺るがしておりますが、今回はいつもと趣向を変えて、台湾有事に関する話をしたいと思います。 今月に入ってから、世界は不安定なトランプ政権の話でもちきりです。しかし、東アジアにいる我々が忘れてはならないのが、中国の動きです。 とりわけ世間では、2027年には習近平が台湾統一に向けて動く可能性が取り沙汰されています。日本でもいわゆる「台湾有事」の可能性が大手メディアなどでもかなり取り上げられるようになり、緊張感が高まりつつあると感じます。 そのような中で、4月に入ってから私がよく聞いているポッドキャストで、ある興味深いエピソードが配信されていました。それは…
[ 2025/04/25 19:00 ] コメント(0)
今週もトランプ大統領が世界を揺るがしております。正直なところこの政権は、ハチャメチャな政策の話が1日に2回ほどの頻度で出てくるので、そろそろうんざりしているところです(苦笑)。 もちろん今週の時点では、世界経済についてのインパクトや、赤澤経済再生担当大臣の訪米に伴う日米交渉の行方について、日本のメディアでは関心が集まっております。 ■ トランプ関税交渉、米は貿易赤字・自動車・コメに関心…日本はコメ・大豆の輸入拡大カード用意(4/19 読売新聞) 一方、戦略をテーマにしている本メルマガで私が読者の皆さんに注目していただきたいのは、トランプ大統領が選挙中に公約として掲げていた「復讐」(ret…
[ 2025/04/20 15:00 ] コメント(0)
奥山真司奥山真司の戦略論から見た世界
カナダ&英大卒。戦略学博士(PhD)。著書『地政学』のほか、C.グレイ著『現代の戦略』、E.ルトワック著『ラストエンペラー習近平』、L・フリードマン『戦争の未来』、ブランズ&ベックリー『デンジャー・ゾーン』など。 メルマガのご紹介 バックナンバー メルマガ配信登録
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