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人間ヒマがあるとロクなことは考えないようだ。正月休みにふと‘05年はどんな年だっただろうか、そのキーワードはなどを考えてみていたら、飛んでもないことに気がついた。 それは「性悪」という言葉である。もともと日本人はその性は善で、礼儀正しく、正直で優しく思いやりのある民族とされていた。少なくとも外国ではそう思われていたのだが、その性善説が通用しなくなったのが‘05年だろう。 「バレてもともと、バレなければ儲けもの」とは性悪説の根っ子だが、マンション構造偽装問題などは、日本人の性善説を逆手に取った典型的な例だし、他にも災害に便乗して見舞金を搾取する奴まで出てきた。 これを世も末という。…
[ 2006/01/06 00:00 ] コメント(0)
谷垣・与謝野軍対中川・竹中組が消費税を巡ってやり合っているが、このポーズに騙されてはいけない。本当のところは両者とも増税容認派であり、増税に至るプロセスで食い違っているだけ。 谷垣組はまず消費税率上げ、一方は歳出削減が先と言っているだけで、その先は何れにしても消費税率を上げることには変わりはない。 この論争にマスコミが振り回されているが、老獪な政治家の掌の上で踊っているようなもので、知らず知らずに消費税率上げのためのマインドコントロールに一役買わされることになるのがおち。 巨額な政府負債や医療・福祉の公的負担増などを早く片付け、国債の発行残高を抑制しないと何れ国家財政が破綻し、国…
[ 2005/12/26 00:00 ] コメント(0)
「飢しても盗泉の水は飲まず」、かつての日本のエリートの気概はこの一語に尽きる。 選ばれたものの責務は高潔である、と昔の官僚やいわゆるサムライ族、つまり士のつく選ばれた職業に就いている人たちは、それが当然の義務だと心得ていたものである。 だからこそ皆から尊敬もされ信用もされたのだが、カネが妙に幅を利かせる時代になったためか、むしろその地位や権威を金儲けの道具としか考えない輩がやたら増えてきた。難しい試験を通ってきたはずの公認会計士や一級建築士のなかには、盗泉の水を競って飲む輩が出て来たし、日本で最難関と言われる東大の医学部の学生が麻薬で捕まったりと、まるで末世的現象を呈しているのは何故…
[ 2005/12/09 00:00 ] コメント(0)
何気なくTVを見ていたら、どこかの主婦が株で儲ける方法を、いとも簡単にパソコンを使って得々と説明していた。つまりここで買ってここで売ったらこれだけ儲けましたといった話しである。 それはそれで結構な話しだが、日本人とはもう少し控え目で謙虚だったはずなのに、たかだか小銭を儲けた話を、さもベテランのように世間に顔をさらしながら喋る奥さんとは一体何んなんだろう。夕飯の話題はお母さんの金儲け話なのだろうかと、またぞろ始まった危なげな株ブームにいささか心が寒くなった。母親にはもっと大切なことがあるだろうが。あんたのやってる金儲けの方法は、パチンコ台とパソコンの違いだけで、本質は同じではないのかと、思わ…
[ 2005/11/28 00:00 ] コメント(0)
TBSと楽天の騒ぎがまたおかしな方向に向かい始めた。 TBSに言わせると黙って株を買われたのが不愉快だそうだ。またTBS側の委員のひとりである長老が「挨拶なしに株を買ったのは怪しからん」と息まいている。 その昔証券会社に勤めていたが、挨拶して株を買うなどとは教えられたこともないし、だいいち挨拶するにしても誰にすればいいのだろうか。 株は公開されているのだから誰でも自由に売買出来る。不特定多数の人たちが参加するからこそ売買も円滑になるのだが、この不特定多数の人たちまで経営者挨拶しなければならないのだろうか。何とも不思議な話しなのだがTVのワイドショーなどは焦点をこの挨拶のあるなしに…
[ 2005/10/27 00:00 ] コメント(0)
またもや阪神電鉄やTBSの買収騒ぎに日本中が大騒ぎになっているが、この馬鹿騒ぎを見ていると、もはや日本には確固とした国としての軸足が失われてしまったのではないか、もしかしてその軸足があるとすればそれはカネになってしまったのではないかという感すらおぼえさせられてしまう。 こんなゼニカネばかりで日本が大騒ぎし、天下のNHKまでもニュースの時間の半分を使って報じているのだから、公共放送と呼ぶのは間違いではないかとすら思ってしまう。 日本が馬鹿騒ぎしている間にも、中国は宇宙に有人ロケットを打ち上げ、米国と覇を競っているし、パキスタンでは大地震で大騒ぎとなっているのに、この二つの大事件から学ぶ…
[ 2005/10/14 00:00 ] コメント(0)
「かるがもの行列が行く赤絨毯」、世の中にはうまいことを言う人がいるもので、新聞に載っていた川柳である。 もうお判りだろうが自民党はたとえかるがもでも数を揃え、圧倒的な与党となった。そのためまことに残念なことにあと4年は選挙がない。小泉首相は小泉かるがもチルドレンを置き去りにして、来年9月には辞める公算が大だから、その後の日本の行方はこのかるがもチルドレンが握ることになる。まあこれも国民の選択だから致し方ないことと言えばそれまでだが、問題は国民にその覚悟があったかどうかである。よく「そんなはずではなかった」という世論が起きるが、これなどは最もみっともないことであり、では「どんなはず」だった…
[ 2005/09/30 00:00 ] コメント(0)
私はいつもストック(資産)の価値の変動に注目している。国民の資産価値が増大することは国が豊かになることであり、その価値が下がることは国が貧しくなることだからである。ところが日本ではこれまで、例えばGNPの成長といったフローである所得や生産額の変動が重視されて、株価といったストックの価値は、むしろ上がるのは「バブル」で悪いことのようにいわれてきたきらいがある。 いずれにしても日本の東証平均株価を見ると、1989年末につけた約39,000円をピークに、その後の「失われた10年」の間に下落し続けて、ついにピーク時の5分の1程度に落ちてしまった。最近では株価がだいぶ回復してきたが、まだ13,00…
[ 2005/09/20 00:00 ] コメント(0)
父親がいまは無き満鉄の社員だったため、生まれ育ちは満州で、10歳になって初めて日本の地を踏んだ。 子供のころは父親の転勤で満州をあちこちしたが、日露戦争の戦跡である旅順や203高地、水師営、そして金州の南山などこの目で見てきた。 金州城外にある乃木将軍の碑の前で写った写真もあるし、金州の駅長社宅がロシア人の作った御殿みたいな邸宅だったため、王様みたいな生活をした覚えもある。 旅順の要塞では子供心に鬼気迫るものを感じたし、水師営では乃木将軍を想像し、日本人とは大変なことが出来る国民なんだと強く感じたものである。しかし昭和の時代になると、敗戦のショックで何だかおかしくなってしまった。…
[ 2005/09/08 00:00 ] コメント(0)
こんな年寄りみたいいなこと言いたくはないが(もう充分年寄りですが)このごろの日本はどこかタガが外れてしまったのではないかと思えてならない。 日本には「衣食足って礼節を知る」とか「恒産なくして恒心なし」という言葉があったが、もうすっかり死語になったようだ。 パイロットが自社のユニフォームやマニュアルを盗んで売ったり、多分日本で最も高い月給を貰っているはずの一流新聞記者がニセの記事を書いたり、高級官僚がウラ金を使って私腹を肥やしたりしている現状を見ると、責任とかプライドといった言葉も死語になったとしか思えない。 確たる目標もなしにただ物欲だけに走り、ましてや金さえあれば人の心も買える…
[ 2005/08/31 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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