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この度「金持ち苛めは国を滅ぼす」(講談社新書)というタイトルの本を上梓した。 かなり挑戦的なタイトルで顰蹙は覚悟のうえだが、いまの世界の変化を身近かに感じるにつれ、日本はどこか何か進路を間違えている感が強まってきたからである。 ニートやフリーター、ワーキングプアそして格差の広がりなど、たしかに日本には問題は多い。しかしこうした議論はどうしても国内重視となりがちであり、最も大きな変化である世界の動きと切り離されて議論されているため、外国の目には日本自体がひきこもりモード化しているように見えているのではないだろうか。 「金持ち苛め・・・」の金持ちの意味は、ただじっと金の上に座っている…
[ 2007/08/28 00:00 ] コメント(0)
人間絶頂期には、とかく忘れられ勝ちになるのがごく当たり前の世の中の慣わしだろう。俗に「うまい話はない」「いいことはいつまでも続かない」「上には上がある」といったごく当り前のことである。 人間いつまでたっても煩悩と道連れだから、絶頂期にはのぼせ上がってこの三つをつい忘れるし、思い出したときには手遅れとなる。 いつまで経っても懲りないのが人間の性なんだろうが、いま大騒ぎになっているサブプライムローンなどは、将に世界的に懲りない人々がプロと称する連中も含めて大勢いることを浮き彫りにしているようだ。昨年末のウォール街のボーナスがまるで常軌を逸していたあたりから、そろそろ宴の終りに気付いてもよ…
[ 2007/08/17 00:00 ] コメント(0)
世界経済がフラット化し、マネーや情報がフリーにあちらこちらに出没出来る時代になると、それに伴って高度な金融技術を応用した金融商品が続々と出て来る。 50年前なら資産三分法と称して、不動産、預金、株を三分の一づつ分散していれば、それなりの資産運用が出来たし、逆に言えばそれしか出来ない時代だった。 市場もまだ実体経済の動きを素直に反映していたので、実体経済の動きを見ながら分散のウェイトを考えることも出来た。 ところがいまやカネの世界は時として実体経済とは全く異なる動きを見せることもある。 それどころかカネの動きによっては実体経済に影響が出て来る時代となった。 いま話題のサブプ…
[ 2007/08/03 00:00 ] コメント(0)
かねがね外国の人たちとわが日本の人たちの国民性の違いは「起きて欲しくないことは起きないこととする」のが日本「起きた時どうする」が外国ではないかと感じていたし、講演などでこの違いについて再三触れてきた。 単一民族で同じ顔をして同じように考えるのが歴史的な日本のDNAだとすればこれはいささか困ったことである。もはや世界は人々も混じり合うし、価値感も多様化するのが当たり前。起きて欲しくないことの方がむしろ起き易いのではないかと考えを変える時だろう。その好例が今回の中越沖地震の東京電力の原発騒ぎである。 あれだけ万全な安全対策を施したのだから、たとえ地震がきても大丈夫と東電は考え「まさか」あ…
[ 2007/07/25 00:00 ] コメント(0)
内閣府が6月に発表した「貯蓄から投資」に関する特別世論調査を見て腰が抜けるほどがっかりした。この期に及んでまだ74%もの人たちが「現在行っていないし、将来も行うつもりがない」と答えているのだから、経済の仕組みについて全く無知で、何も考えていない馬鹿でそのくせ欲だけ深いとしか言いようがない。 少し考えればいまや国の形が大きく変わり、積極的に増やすことを考えなければ月給も資産も増えるはずがないと気がつくはずなのに「お金は銀行や郵便局に預けておけば安全だ」と考えているのである。 何故無知で馬鹿とまで言うかだが、何も考えていないのだから、格差などで文句は言うなと言いたいからである。 増や…
[ 2007/07/06 00:00 ] コメント(0)
新しい金融取引法では70歳以上になると、株式や投信など市場のリスクがある商品については、買いたいと思っても簡単には買わせて貰えなくなるらしい。 回りくどい言い方だが、簡単に言うと、要は老人は認知症ではなくて常にリスクの判断が出来ない恐れがあるかららしい。 この動きを聞いて口の悪い年下の友人たちが「三原さんでも株など買えなくなりますよ」とからかってくるが、聞けば本当の認知症の老人に高額商品を売りつけたりする輩が多くなっているかららしい。 昔のような大家族でもなくなり、ひとりやふたり暮らしの世帯が増え、老人だけの家庭も多くなってくるのは当り前の話。 その孤独な老人たちを騙す奴が出…
[ 2007/06/25 00:00 ] コメント(0)
厚労省と言う役所の何とお粗末なことか。 大臣の「女性は産む機械」も許し難い暴言だが、東大卒のお坊ちゃん官僚の思い上がりで、何と世間知らずの阿呆かで見逃せなくもないが、その大臣の率いる役人どものお粗末なこと。きっと国民のことを「カネを産む機械」としか考えてないのではないか。 年金が破綻することなど人口の先行きを考えれば何十年も前に判っていたこと。 それを将来の出生率が上昇するという夢みたいな仮定をベースに、当時余裕があった年金基金で天下り団体のつくり放題、税金でデラックスなホテルを建て放題、それでバレても責任者はとうの昔にたんまり退職金を懐に入れてトンズラした後。残された役人もサボ…
[ 2007/06/11 00:00 ] コメント(0)
愛知県の長久手で起きたもとヤクザのジジイの立てこもり事件は、まるでいまの日本の縮図を見る思いがした。 優柔不断で自分の責任をとるどころか、責任逃れしか考えていない社会風潮のなかで亡くなった若い警察官が気の毒でならない。あたら若い命を失ってしまったにもかかわらず、日本の現状を反省もせずに、全ての罪をあの馬鹿な元ヤクザにかぶせて終わりにするのだろう。その責任をきっちり追求し検証しなければならない役目のメディアも、結局は御上ベッタリに加えて、これまで警官の発砲を非難してきたこともあって、もっぱら遺族の悲しさばかりを報じ、お涙ちょうだい式の報道でいかにも正義の味方面をする。 いまの日本は本当に…
[ 2007/05/22 00:00 ] コメント(0)
肝心という言葉は文字通り肝に命ずるという意味で使われるのだが、いまの政治はもとより行政も経営も肝心なことを肝心な時に忘れているのではないか。 政治にとって最も肝心な使命は国民の生命と財産を守ることだが、議会での議席を守ることの方が肝心になっているし、行政もとくに金融の世界では罰することに熱心で、何故罰するに至ったのかという、その肝心な部分の解明が為されてないままやたら罰することに熱を上げ、金融処分庁と揶揄される始末。したがって民間もただただ罰せられないようにと、徒らにコンプラばかりに精を出すから、肝心な投資家や受益者への奉仕の精神が薄れてくる。個人情報保護法なんて馬鹿なものを作るから、う…
[ 2007/05/11 00:00 ] コメント(0)
日本の国民性の特長は、時として極端に大きく一方に振れることだろう。 1980年代はそれまでの敗戦ショックに打ちひしがれていた反動もあって、「最早やアメリカに学ぶものはない」と舞い上がり、バブルの恐ろしさも知らずに世界中の有名不動産を買い漁った。 ところが一転してバブルが破裂し不良債権列島と化すやとたんに、一億総自信喪失し何はともあれ借金は返せ、土地は買うな、株なんて飛んでもないと一転して不動産、株、借金は三悪というムード一色となり、株も不動産も底値で叩き売って外国人に格好の買い場を提供する始末。 自分たちが底値で売っておきながら、ハゲタカにうまくやられたはないだろう。売らなければ…
[ 2007/04/20 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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