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「悪法もまた法律、それがそこにあれば守るのは当然」と、頭のいい法学部出身ならそう言うだろう。一般的な考え方なら「悪法だって所詮人間の作ったもの、時代に合わなければ変えればいいじゃないか」と考えるのだが、頭のいい人たちはそうは考えず、出来ればこれを利用して自分たちの裁量が増やせないかと考える。 そこで生じるのが解釈の相違、最近とみに脱税もしくは申告漏れの報道が多いが、なかにはこの解釈の相違によるものが目立つ。指摘された側のコメントにも堂々と解釈の相違を主張しているものも多い。 これってどこかおかしくないだろうか。本来法律に解釈の相違などあってはならないはず、解釈の相違がでてくるのなら…
[ 2006/08/04 00:00 ] コメント(0)
日頃の小生を知っている人には信じられないだろうが若い頃は気弱く自信喪失気味で人見知りが激しかった。いまでも人見知りは人後に落ちない。 そのオドオドしていたころ、アメリカに日興證券から留学させて貰った。1ドル360円時代だから留学など飛んでもない話。 当時は外資割り当て制で留学生は1日10ドル、月300ドルの生活を余儀なくされ、文字通り赤貧洗うが如しで、25セント玉すら貴重品だった。そんな貧しい人生を送っている時に空港近くでJALマークを見ると「おー 彼らも頑張ってるな、俺ももうひとふん張り」と、大いに元気づけられたものだった。多分そのころはJALもフラッグ キャリアーとしての自覚も誇…
[ 2006/07/28 00:00 ] コメント(0)
いまの日本には「起きて欲しくないことは起きないとする」的なDNAが沁みついてしまっているようだ。つまり何の根拠もない単なる楽観なのだがハッキリ言えば「極楽トンボ」のこと、天災にも人災にもしっかり縁が深い国であることを都合よく忘れてしまったのであろう。平和ボケするはずである。 またこのところ痛ましい出来事が多発し、それをTVなどが大ごとにするため、次々と新しいニュースに追われ、そのため何が大事なのかを考えることもせずに次々とニュースを追うのに忙しく、そして忘れていってしまう。 いまの日本にとって何がいちばん大切なのかという肝心な点には触れず、目先の些事ばかりを煽り立てるマスコミのあり方…
[ 2006/07/07 00:00 ] コメント(0)
サッカーのワールドカップを見ていてつくづく感じたことは、いまも昔もこの国は大本営発表が好きで、おまけにそれを信じては裏切られる国ということである。つまり過去の失敗から何も学んでないということになる。さきの戦争では技術、体力に劣る自国の限界も考えず、緒戦の真珠湾で勝った途端に常勝が当り前となり、それをマスコミが煽るから世論はますます一方に偏り、勝って当り前となる。その世論に異議を唱えようものならたちまち袋叩きにされ、挙句の果ては大衆迎合しか考えていないマスコミからはお呼びがかからなくなる。かくして御用学者や世論迎合型の識者もどきが幅を利かせ、敗色濃くなると精神力で勝つなんてことを口走り、日本は…
[ 2006/06/30 00:00 ] コメント(0)
「デジャブ」とは、いつかどこかで見たような、ということらしいが、最近の市場に絡む一連の騒ぎを見ていると、その昔のリクルート事件と重なって見える。 とかく一方から一方へと極端に振れる日本の国民性の、悪しき一面がまた出てきたのではないか。つまり「嫉みと嫉妬」である。自分ではリスクもとらず行動もせず、そのくせ口だけは達者な奴がTVなどでさも正義の味方みたいなコメントを口走ると、ご同類の被害者意識一杯の視聴者が同調し、そして暴走する。その結果本来なら関係のない人たちまでも、単に知り合いだとかそこに勤めているというだけで白眼視されたり、いわれなきそしりや悪口を浴びることになる。 リクルート事件…
[ 2006/06/15 00:00 ] コメント(0)
日ごろはチャートなど参考程度にしかしていないのだが、困った時の神頼みではないがいまのような時に最も頼りになるのが、チャートの権威ワカバヤシ フォレックスの若林さんである。 若い時には邦銀の為替とレーダーとして、シンガポール時代には「マッド ドック」の名前で呼ばれたほどの豪腕。 数々の修羅場も経験されているとあって、非常時には極めて的確なコメントが期待出来る。その若林さんがうまい具合にNYからいま日本に滞在中であり、早速先週の日経CNBCの「マーケット トーク」にご出演いただいた。相変わらず歯に衣着せぬ痛快なコメントばかりとなったが、なかでも印象深かったのが「三つのC」。不幸にして番組…
[ 2006/06/12 00:00 ] コメント(0)
英語で「アイ トールド ユー」という言葉はあまり使わない方がいいと、その昔アメリカ人の友人から言われたことがある。 さしずめ日本語では「だから言ったじゃないの」「言わんこっちゃない」ということであり、ひどい目に会った人に対して使うと傷口に塩を塗るようなきつい言葉になるからであろう。 株価が上昇に転じて以来、いとも簡単に株で儲けることが出来るといった類の本が急増した。「デイィトレで確実に儲かる」「学生の僕が三億円儲けた」「一日15分で月給分を稼ぐ」といったタイトルの本が店頭に溢れ、それがまた凄い勢いで売れていた。 ほんの4〜5年前までは、株と土地は持ってはいけない。借金はすぐ返すの…
[ 2006/06/02 00:00 ] コメント(0)
「カネと情報には国境も時差もない」時代には世界同時不況とか好況とかに、しばしば世界で同じ動きになることが多い(もっとも90年代の日本は下手くそな経済運営のため圏外に放置されたが)。 分かれていた水が同じ器に入れれば平均化するようなもので、いまやカネも水と同様高きから低きに流れ割安な市場は訂正されていく。これまでの日本の株高などその好例だろう。その株式市場もいまは割安な市場の訂正が終わり平均化され、ヘッジファンドなどは次なる獲物を求めて為替や商品を物色している時期とも言えるだろう。だんだん割安な市場が少なくなり、そのためこれからは雨後の筍のように出てきた各種ファンドも、運用先を見つけるのが…
[ 2006/05/19 00:00 ] コメント(0)
このところとみに金融庁の姿勢が強硬になってきた。消費者金融のアイフルへの大規模な営業停止に続いて、今度は監査法人大手の中央青山にも長期の営業停止を課すらしい。法に触れる行為が罰せられるのは当然だが、それにしても矢継ぎ早やの強硬な行政の権力の行使ぶりには戸惑いが一方にあるのも事実。これまでなあなあで以心伝心でやっていたことが、ある日突然豹変し有無を言わせず強硬な処置に出てくるのが日本の行政の常だが、一方で散々規制緩和を進めていながら、一方では十手取り縄で御用と突然なるのでは、民間はこれまで同様すべからく事前にご相談しなければならなくなりそうで心配である。ひょっとしたらライブドアのやりたい放題を…
[ 2006/05/11 00:00 ] コメント(0)
いまや日本の高校進学率は95%を超している。4〜50年前は40%前後だったのだから考えようでは大変な高学歴社会と言えるのだろう。多分世界一かも知れない。 その間世の中も大きく変わった。40年前は高校生だったが、当時の村立中学校(いまや歴史的な懐かしい村立である)から普通科高校へは約5%、農業や工業高校へ20〜30%、残りの多くの級友は中卒で世の中に出て行った。進学したくとも出来なかった級友の方が多かった。その分進学出来た連中は進学が叶わなかった友のことを思い、その分頑張らねばと感じていたし、また感謝の念も持っていた。「学ぶ」ことの有難さをしっかり「考えて」いたのである。インターネットなど…
[ 2006/04/28 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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