プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

知識と知性

 生来軽薄で楽天的なこともあって、高校生のころによく見たアメリカ映画に出てくるアメリカの大学のキャンパスライフに憧れ、幸い当時の会社の留学生制度に応じて首尾よく留学するというチャンスに恵まれた。  40年以上も前の話だか…

[ 2010/08/13 19:22 ] コメント(4)

ハゲタカさんいらっしゃい

長期金利がとうとう1%割れ、日本の景気はよくなるどころか悪くなると市場は読んでいるのであろう。50年間にわたって市場を見てきたが、こんなに投資家マインドが冷え込んで、株への関心が急速に薄れたのは初めてである。  ひとこ…

[ 2010/08/06 12:09 ] コメント(3)

五省に缺くる勿しか

世の中もおかしいが、このごろは天気までおかしい。子供のころのスカッとした暑さではなく、何となく肌にじっとりと沁み込んでくる暑さに、いまや老骨は熱中症寸前、外に出る度に立ちくらみそうになる。  その影響なのか、世の中も何と…

[ 2010/07/30 17:35 ] コメント(3)

夏の日の思い出

「夏が来れば思い出す」で始まる「夏の思い出」の歌詞ではないが、日本にとって8月は国の運命が変わった思い出の多い月である。  昭和20年の8月15日は先の大戦で日本が敗れた日である。勝つと信じ込まされていただけに大変なショ…

[ 2010/07/23 14:29 ] コメント(5)

キレイゴトですむ時代か!!

町並みも服装もキレイで安全ということに関しては、日本とスイスが双璧だろう。 ところがキレイゴトになると話は違ってくる。「清貧」「潔白」「正直」などキレイゴトが表面に出てきて、自分には出来なくとも他人には求めたがるのが日本…

[ 2010/07/16 17:13 ] コメント(3)

窒息しそうになってきた

 北京空港は広大である。その広大な空港のなかを、何と公安とおぼしき制服を着た男が颯爽と走って来た。何とあのセグウェイにいとも軽々と乗っかって走っていたのである。何ごともなく通り過ぎていったが、あのセグウェイという乗り物は…

[ 2010/07/09 11:15 ] コメント(5)

反対語を考える

反対も考える  余りにも当たり前のことが当たり前に理解されないのが日本のようだ。長らく市場を見ている身として、いま最も悩ましいのが、この「当たり前」がなぜ日本には無くなってしまったのかということである。市場では当たり前だ…

[ 2010/07/02 16:06 ] コメント(2)

しっかりと考えてみたい

米誌「フォーチュン」7月5日号の表紙はご存知マイクロソフトのビル・ゲイツ夫妻、そしてバークシャ ハザウェイのウォーレン バフェット会長、題して6000億ドル(約55兆円)への挑戦。もともとこの二人、私財の殆どを社会に寄付…

[ 2010/06/25 18:15 ] コメント(5)

イソップ童話

「アリとキリギリス」のイソップ童話は本当によく出来ていて何度も使える。  アメリカがベトナム戦争などでヘトヘトになっているころ、よくこの話をアメリカ人にしては、からかっていたことをまた想い出した。  「プレイ ナウ ペ…

[ 2010/06/18 11:54 ] コメント(1)

「最小不幸」? 最大幸福ではないのか?

言葉は大切である。地位が高ければ高いほど、言葉の重さも増加する。市場でも「マイ ワード イズ ボンド」と言われるように、売買の成約はネット以前の時代は殆ど電話でのやりとり。それで巨額な商いが行われるのが慣習だったし、違約…

[ 2010/06/11 14:40 ] コメント(6)