2022/05/27 11:00 | 選挙 | コメント(0)
参議院議員選挙:注目選挙区(5)大阪府選挙区
■ 維新に惨敗の大阪自民、落選メンバーが「挑戦の会」 岸田首相が鼓舞(5/21付毎日新聞)
自民党大阪府連に所属する衆議院の支部長11人が、「挑戦の会」を結成しました。去年10月の衆議院議員選挙の小選挙区で落選し、比例復活も叶わなかったメンバーによるものです。
大阪は、この10年程は、地方・国政選挙共に日本維新の会が非常に強い状態です。そのため、立憲民主党などの野党は勿論のこと、与党である自民党の候補も苦戦を強いられています。
自民党は、昨年の衆院選では、大阪府内19の小選挙区のうち15に候補者を立てました。しかし、その全てで維新の候補に敗れる大惨敗を喫しています。比例復活当選したのは、たった2人だけです(下記記事参照)。
・「衆議院議員総選挙結果:日本維新の会の研究」(21/11/16)
「挑戦の会」の代表を務める中山泰秀氏は、会の趣旨について、「私達のような浪人中の政治家、自由民主党が、大阪という経済で一番大事な街でついえるのはいけない。お互い鼓舞しよう、結束しようと、この会に至った」と述べています。今後の活動としては、政策勉強会や現場視察を行うようです。
しかし、維新に一人勝ちを許し、焼け野原と化した状態であることを思うと、「挑戦の会」のメンバーは、勉強会だの視察だのと悠長なことを言っている場合ではないでしょう。
勿論、政治家として知識を蓄積し、知見を広めることは重要です。ただ、選挙に勝つためにはそれだけではだめで、やはり、選挙区を丁寧に回って、有権者の声を聞き、自分の思いを伝えるという地道な活動を続けることに注力するしかありません。
会の設立に際し、5/21に大阪市内で開かれた総会には、岸田文雄総理も招かれました。「この選挙(参院選)での堂々の勝利のため、今日のメンバーには、それぞれの立場でしっかりと努力をしてもらうことが次の挑戦での勝利、成功につながると信じているし、そのことが日本の未来を切り開くことになる」と激励しています。
岸田総理が口にした「堂々の勝利」・・・これは何を意味するのでしょうか。
そこで、今回は参院選注目選挙区シリーズの第5回目として、大阪府選挙区を解説します。
※ここからは有料版での解説になります。目次は以下の通りです。
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参議院議員選挙:注目選挙区(5)大阪府選挙区
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●「堂々の勝利」とは?
●候補者乱立
●選挙の見どころ
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