■ 出席者に「岸田ノート」配布　派閥パーティーで（5/19付共同通信）

5/18に、東京都内のホテルで、宏池会が政治資金パーティーを開催しました。派閥の会長である岸田文雄氏が総理大臣に就任して以来、初めてのことです。2850人もが集い、麻生太郎元総理や茂木敏充幹事長も駆けつけて、総裁派閥らしい賑やかさでした。

昨年7月に開催された際には、終了後に派閥に所属する議員の秘書4人が新型コロナウイルスに感染したことが判明しました。その中には同居する長男も含まれていたため、岸田氏は自主隔離する羽目に。

丁度、宏池会の座長である林芳正氏が、衆議院への鞍替えを表明する直前であったことに加え、総裁選に向けた動きも水面下では既に始まったタイミングでした。以前から度々顔を覗かせていたキッシーの「間の悪さ」「持ってなさ」を感じました。

しかし、そこから「党の役員任期は1期1年連続3期まで」を宣言して乾坤一擲の大勝負を挑み、「岸田ノート」で「聞く力」をアピールして総理への階段を駆け上がりました。かつての数々の不運を振り返ると、何とも感慨深いものがあります。

今回のパーティーのお土産には、岸田総理が愛用するものと同じ型のノートが配られました。しかも、キッシーの署名入りです！

「岸田ノート」は、昨年の総裁選出馬会見で御目見したグッズですが（下記参照）、衆院選でも、街頭では必ず手にして演説していました。

・「策に溺れそう ～ 迷走するガースー総理」（21/9/3）

また、総理になってからの「車座集会」でも、このノートに熱心にメモを書き留める姿が見られます。やはり、強い思い入れがあるのですね。貰った人も、ちょっとしたネタとして楽しめることでしょう。

・・・と思っていたら、何と、メルカリに多数出品されて、中には1万円を超える高値がついているものもあるようです。これは、貰った人が価値を感じずに放出したと見るべきか、あるいは、定価132円にプレミアがついたお宝になると見込んでのこととと見るべきか・・・。

宏池会以外にも、4/14に志公会、5/16に志帥会、5/17に清和会がパーティーを開いています。いよいよ参議院議員選挙が近づいて来ましたね。

と言うことで、前置きは程ほどにして、参院選の注目選挙区シリーズの連載を進めて行きます。今回は、福島県選挙区の後編です（前編は下記記事参照）。

・「『身内に甘い』維新 ＋ 参議院議員選挙：注目選挙区（3）福島県選挙区　前編」（5/19）

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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参議院議員選挙：注目選挙区（4）福島県選挙区　後編
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●候補者乱立か
●政界渡り鳥
●急転直下