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2025/02/21 17:00  | 戦略論 |  コメント(0)

トランプは台湾を北京に譲るか?


トランプ政権がとうとう世界をひっくり返しました。

どういうことかと申しますと、まず気になったのは、表面的なところですが、トランプ大統領の数々の爆弾発言です。

たとえば現地時間2月18日に、トランプはフロリダ州の私邸マールアラーゴで行った会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領に対して「ウクライナは(戦争を)始めるべきではなかった」と事実とは真逆のことを言っただけでなく、選挙を経ていない「独裁者だ」などと暴言を吐いて物議を醸しています。

「戦争を始めるべきではなかった」「半人前でも数年前に解決できた」トランプ氏、ウクライナ批判を一方的に強める(2/20 ロイター)

これについてはさっそく大きな反発があり、たとえば欧州ではトランプ大統領と実に密接に動いていたボリス・ジョンソン元英首相も、X(旧ツィッター)で、

「当然ながら戦争を始めたのはウクライナではない。それは米国が真珠湾で日本を攻撃したと言っているようなものだ」

と反論しました。

「米が真珠湾で日本攻撃と言っているようなもの」英元首相、米大統領に反論(2/20 産経新聞)

米国内では第一次政権で自分の副大統領をつとめたマイク・ペンスさえもX上で

「大統領どの、ウクライナはこの戦争を”始めた”のではありません。ロシアは挑発されないまま残忍な侵略を開始し、数十万人の命を奪いました。平和への道は真実の上に築かれなければなりません」

という鋭い批判を加えております。

これらの爆弾発言を巡る騒動を見ると、結局は思いつきの発言だけなのでは、と感じる部分もあります。

ところがこのトランプの発言を、ここ一週間ほどの閣僚たちの意見と突き合わせると、かなり大きな流れの中にあるものとして見てとることができるのです。

今回は、このトランプ政権になってから起こっている米国の政策の大きな変動について解説します。そして、国際政治学の文献を紐解きながら、米中関係の今後と、日本に与える影響について考察をお伝えします。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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トランプは台湾を北京に譲るか?
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▼アメリカは変わった
▼大取引をせよ?
▼ウクライナを見よ
▼おすすめ本

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