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人間が錯乱状態に陥った時にするのが「自殺と結婚」だそうだ。つまりまともに考えられなくなっている時は飛んでもない行動に走るのが人間ということになる。 結婚なんて理性的に判断すれば、人間の半分は異性なんだから、何も慌てずともまだまだ良縁がありそうなものだが、錯乱状態になればこの人を失うと一生もうチャンスはないと考えるから結婚するのだろうし、結婚なんてまともに計算したら間尺に合うものではあるまい。良妻のつもりが恐妻になったり、産んだ子が飛んでもない奴だったりと、考えれば考えるほどリスクが一杯なんだから。 今回のサブプライムローン仕立ての金融商品も、どうやら世界中の金融のプロが安心、安全、ノ…
[ 2008/10/16 00:00 ] コメント(0)
マーケットは決して合理的に動くとは限らない。時には浮かれ、時には絶望的になるのだが、ではいつも市場は間違えるかと言えばそうでもなく、長期的にはちゃんとつじつまが合う。下降期にも上昇期にも目先の上げ下げを織り込みながら、後になってみるとトレンドはハッキリと上下それぞれに分かれている。 つまりサイクルでおろおろして振り回されるのか、それともトレンドを見極めるのかで勝ち負けが決まって来るのである。 市場が不合理な動きをする時こそ、合理的な判断が求められるものだと、以前にも同じようなことを書いたことを思い出した。 ////////////////////////////////////…
[ 2008/10/03 00:00 ] コメント(0)
「人は社会によって生かされている」のだが、なかでもこの言葉が最もあてはまるのが金融の世界だろう。真偽取り混ぜ様々な情報が飛び交うなかで、その真偽を確かめるのは容易なことではない。様々な分野に様々な人脈を築いていなければ、とても自分だけではその情報の裏など取れるものではない。 その金融の世界がいま大変な局面を迎えている。もう既に首が飛んだ人もいるだろうし、これから飛ぶかも知れない人もいるだろう。そんな時に頼りになるのは人脈である。ゼニカネだけでつながっていた関係などもろいもので、こんな時だからこそ真の友情や人情がハッキリしてくる。 カネの世界の基本は信用に尽きる。いま世界中がクレジット…
[ 2008/09/24 00:00 ] コメント(0)
その昔当時参議院議員だった小池百合子さんから「選挙に出ない?」というお誘いを受けた。日本新党ブームの折でもあり「緑の旗を揚げていれば猿でも当選する」とさえ言われていただけに、正直多少心は揺れた。帰宅して「俺も選挙に出ないかと誘われた」と愚妻にやや得意気に告げたところ「貧乏なのにこのうえ借金を重ねてどうするの。いまの政治家は昔と違って尊敬もされないでしょ」と一蹴され、愚妻ごときでも政治をそんな目で見ていたのかと愕然とした記憶がある。 寄ると触ると政治家をボロクソに言うのがいまの日本だが、そんな政治家ばかりにしてしまったのも選挙民である国民の仕業なのである。ローマ時代の有名な言葉に「国民の資…
[ 2008/09/10 00:00 ] コメント(0)
アフガニスタンでの伊藤さんの悲報を聞いて、真っ先に思い浮かんだことは「覚悟」という言葉だった。いまでは後継者難に悩む日本の農業を若くして敢えて選んで学び、そこで学んだ農業の技術で不毛の地を緑色に変えようと、青雲の志に燃えアフガニスタンに渡ったのだから、相当な覚悟が要ったはずだ。 今回のような悲劇に見舞われなければ日本国内で知る人も少なかっただろう。 正直私もあんなところであんな地味な仕事をしている日本の若者がいるだなんて、サブプライム如きにアップアップしている身としては、とても考えが及ばなかった。 秋葉原で暴れたバカ者や八王子の気狂いなど、単に目立ちたい、そして人を殺せば目立つぐ…
[ 2008/08/29 00:00 ] コメント(0)
ゆっくり大きく 北京オリンピックでの女子ソフトボールやなでしこジャパン、女子柔道、女子レスリングとやたら日本は女子の元気ばかりが目立ったが、子供のころ水泳の長距離選手だった身として一番感動したのは何と言っても北島選手である。自分を信じコーチや回りを信じ、そして揺ぎ無い信念で勝ち抜いていった姿はいまの日本が最も学ばねばならない点であろう。政治も行政も信用出来ず、だからといって自分で自分の人生を築くほどの自信もなく、全てを社会のせいにして勝手に切れまくっている日本の姿とは全く異なる日本人、それが北島選手なのである。 なかでも特に凄いのは、とかく速く泳ぐためには一般的にはピッチを上げたくな…
[ 2008/08/22 00:00 ] コメント(0)
先日アメリカのCNBCを見ていたら、時の話題の主メリルリンチ本社のセインCEOが出演していて、今後の経営について彼の所信を述べていた。今回のサブプライム問題で大きな痛手を受けたメリルの今後は大いに気になるところなので、思わず知らず身を乗り出して聞いていたが、将来のビジネスの展開について国際的なビジネスにも大いに力を入れるというとこまではいいのだが、中国だ、ロシアだ、インドだと、これらの国の名前は何度も彼の口にのぼるのに、JAPANは一回も出て来なかった。 完全にジャパンパッシングである。 一昔前ならジャパン抜きの市場などは考えられなかったのに、この十年余りで大変な変わりようである。 …
[ 2008/08/12 00:00 ] コメント(0)
人生に必要なものは「夢と希望とサムマネー」とはかの名優チャップリンの言葉であるが、いまの日本を彼が見たら何と言うだろう。 サムマネーどころか世界有数の資産があるのに、代わって夢も希望も無くした哀れな国としか見えないだろう。 島国のためか比較する対象が隣り近所だけ。加えてマスコミは言葉狩りに精を出し、異常な奴まで格差の犠牲者として煽るから、夢と希望が無いのは他人のせいと、文字通り「気違いに刃物」がまかり通る。精神に異常がある人間が急に増えたわけではあるまい。 「気違いと間違い」はどこにでもある。「気違いに刃物ほど危ないものはないし、昔はきちんと教えていたものだが、言葉狩りのせいで家…
[ 2008/07/31 00:00 ] コメント(0)
「強気相場は絶望のなかで芽生え、懐疑のなかで育ち、楽観のなかで成熟し、幸福のなかで消えていく」という名言の主、テンプルトンさんが先週バハマで亡くなった。 第二次大戦が欧州で始まり株価が大暴落するなかで、26歳の彼は当時としては大金の1万ドルを借金し、1ドル以下に叩き売られた銘柄に絞って100株づつ、104銘柄を買った。ヒットラーに世界中が怯えているなかで買ったのだから、傍目には大博打としか見えなかったはずだが、株式投資の基本は「とにかく安く買う」という古来の教えに忠実に従ったのである。いい株かボロ株同然の価格となれば、それこそバーゲンセールであり、投げ売りほどおいしい出物を手に入れるチャ…
[ 2008/07/16 00:00 ] コメント(0)
国際電話がまだ申し込みで、わざわざ交換手を呼び出してつないで貰う。忙しい時にはいったん受話器を置いてつながるのを待つという不便な時代があった。そのころNYで日本の証券会社の駐在員として働いていたのだが、不便という点では誰もが同じ、そのため日本株の状況などは現地の顧客が詳しく知っているわけでもなく、さや取り業務はリスクも考慮して比較的大きなスプレッドで商売することが出来た。つまり不便な子が故に利幅も大きかったし、オフィスを出てしまえば出先まで日本からの電話が追っかけてくることもなかった。通話料もべらぼうに高かったので主な連絡はテレックス(もうこれも死語か)で、緊急時だけ電話が用いられた。それが…
[ 2008/07/07 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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