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いよいよオバマ新政権がスタートする。 麻生さんにすれば、あれだけ熱狂的に支持されているオバマ氏が羨ましい限りだろう。こちらは公明党に縛られて、たった2兆円の給付金で身動き取れなくなっているのだから、国民としても淋しい限りである。 この新大統領を迎えるアメリカ国民の期待が大きいことはご案内の通りだが、何ごとも揚げ足しか取らない(取れない)日本のマスコミは、早くもオボマイルージングが剥げるとか、熱望は失望に変わるとか、ヒラリー国務長官は中国寄りで日本はどうなるとか、相も変わらず本質からはずれたことばかりしか報じないが、この連中はオバマの演説を全て読んだり、その場で全て聞いたのだろうか。 …
[ 2009/01/17 00:00 ] コメント(0)
世界中で危機が叫ばれているが、「危機」は「危険」の危と「機会」の機との組み合わせでもある。だから「ピンチはチャンス」とも言われるのだろうが、いま最もこの意識に欠けているのが政治だろう。折角のピンチをチャンスに変えようという気配が全く見られないのは淋しいことではある。 世界が変わりつつあるのに、日本の国の形を変える絶好のチャンスではないのだろうか。 国民に危機の意識が急速に高まっている折だけに、新しい時代の変化にどう対応していくのか、それを示すのが本来の政治の役目のはずだが、たかだか二兆円の給付金で躓いている姿はみっともない限り。 二兆円を一億人の国民で割れば一人当たり二万円。こんな…
[ 2009/01/09 00:00 ] コメント(0)
統計は考えようによっては毒にも薬にもなるとかねがね思っていたが、その統計をベースにした確率が本当に恐ろしい毒となったのが今回のサブプライム問題である。 12月26日の日経新聞によると10月の下げ相場は確率では何と224京年に1回の確率だそうだから、地球の歴史どころか宇宙の歴史と匹敵する年数でも足りないことになる。文字通り天文学的数字とはこのことだろう。 このまず起こり得ないことが起きたのだから、統計に確率を求めた金融工学担当のロケットサイエンティストたちが設計したCDOやCDOを組み込むCDOなどが総崩れになったのは当然である。 まあここは宇宙の誕生以上の現場に居合わせたと同じ目…
[ 2008/12/26 00:00 ] コメント(0)
野球などのスポーツでも「相手のエラーは味方のチャンス」となることが多いし、事実そのような采配を監督なら振るだろう。 金融界も同じでこれまで偉そうに世界に君臨していたウォール街やシティがヘトヘトになった時こそチャンスと思うのだが、横並びの好きな日本までエラーもしていないのに同様にヘトヘトになってしまったのはどういうわけだ。 株が下がって資本が痛み、貸し出せなくなって中小企業などこれまでのお得意さんを苛めている場合ではないだろう。 貸出し残より預金残の方が150兆円も余っているのだから、預金者に増資でも持ちかけてみたらどうだろう。その代わり幣行はこう変わりますと将来を描いてみせればい…
[ 2008/12/19 00:00 ] コメント(0)
高齢者社会と言われて久しいが、このところとみにあちらこちらで高齢者の集団に出会う機会が増えてきた。 たとえば平日のゴルフ練習場では2時間千円打ちっ放しは高齢者で満員であり、時としてウエイティングも珍しくない。 また平日の新幹線の「こだま」のような急がない列車のグリーン車は、高齢者カップルで満杯ツアーをよく見かける。 それはそれで結構な光景であり、まことに微笑ましいとも思えなくもないものだろうが、ゴルフ練習場の駐車場には高級車が並んでいるし、グリーン車で旅を楽しんでいる老人たちは身なりもバッグも高そうである。 生活にゆとりがある方々であることは一目で判る人たちだが、考えようでは…
[ 2008/12/12 00:00 ] コメント(0)
その昔「君の名は」という菊田一夫作のテレビ番組が大変な評判を呼び、放映中は銭湯の女湯がガラガラになるほどの人気だった。 その番組の冒頭で流れるナレーションが「忘却とは忘れ去ることなり、忘れ得ずして誓う心の悲しさよ」という名文句で始まり、忘れられない恋の悲しさを世に知らしめていた。ケータイでメールばかりをしてないで、たまには昔を振り返ってみたら人間とは同じことを繰り返すことが判るだろう。恋の苦しみ以外は人間って案外簡単に忘れるものなのである。 そこで質問だが、今年の初めの経済専門紙や雑誌の年頭アンケートはどうなっていたかご存知ですか。意地が悪いから参考のためにいまは無き日経金融新聞の0…
[ 2008/12/08 00:00 ] コメント(0)
世間は百年に一度の災害に出遭ったみたいな騒ぎになっているが、人間の寿命なんてせいぜい3万日がいいところ。しかも働ける年数もせいぜい50年くらいだろう。 そう考えてみるとここで百年に一度のイベントに巡り合ったのはむしろラッキーで、あの世に持っていける想い出話が増えたと考えることにした。 思えば同世代の日本人ほど様々なイベントに出合った日本人は、歴史を振り返っても例がない。 幼少時は軍国少年で大きくなったら軍人になってお国のために戦死しろと教わり、それが負けた途端に同じ教師たちが一転して「日本は悪い国だった、世界に謝ろう」と言い出すのだから、これぞ究極の驚天動地の変化だった。 そ…
[ 2008/11/27 00:00 ] コメント(0)
1995年と言えばひと昔以上も前のこと、当時テレビ東京でWBSのプロデューサーだった内山さんと「これからは世界中の市場がつながるグローバル化が進む」だから株式、不動産低迷の折でもありいまこそマーケットの有用性を叫ぼうと「マーケットライブ」というマーケットに特化した早朝15分番組をスタートした。 その時の悲願は「東証の時価総額がバブル期のピークだった600兆円に戻ること」であり、そこまで戻ったらお役目ご免で止めようというものだった。 また同時にどうも日本は「株をやる」などと乱暴な考え方で株式投資をし、そして損をしてはもう懲り懲りという風潮が強いのは何故だろうとも考えていたからである。 …
[ 2008/11/17 00:00 ] コメント(0)
1960年代のアメリカの騒ぎを知っている身としては今回のオバマ大統領の圧倒的な強さは将に「信じられない・・・」と叫びたくなるほどの大変化である。 公民権法案が成立した後も、南部諸州では不穏な動きが連発し、黒人の女子学生の登校に州兵が動員されたり、KKKと称する過激な人種差別論者たちが夜陰に乗じて黒人の家や教会に放火したり、気に入らぬ黒人を木に吊るしたり、東部から来たケネディを支援し公民権法案を支持する若い白人男性たちを車ごと池に放り込んで殺したりと、それこそ何でもありの悲惨な騒ぎが各地で頻発したものである。 1970年にシカゴから南部諸州をドライブしたことがあるが、南部の小さな田舎の…
[ 2008/11/06 00:00 ] コメント(0)
曰く「恐慌の足音」「金融崩壊」「雇用激減」「大不況」「底無し株価」などなど、新聞はもとより多少は良識と言うか経済について詳しいはずの経済誌まで、これでもかとばかりにおどろおどろしい見出しが表紙に踊り始めた。本来ならこんな事態など来て欲しくもないし、来てくれたら困るのだが、そこは人間の面白いところ。 見出しにつられて買う人が増えるし、だからこれでもかと脅迫的な見出しが次々と出て来る。わざわざカネまで出して暗くなる本や雑誌を読んでも仕方がないだろうに、読んでは勝手に暗くなって、飲み屋にも寄らなくなるから消費は落ちる、当然景気は悪くなってくるから、不況が来るぞと脅かした雑誌が正しかったことにな…
[ 2008/10/27 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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