2024/11/26 23:00 | 政局 | コメント(0)
少数与党の悲哀 ~ 第2次石破内閣と自民党新執行部の顔ぶれ その2 大臣編 中編
■ 城内実経済安保相が政治資金パーティー 大臣規範あるも「就任前から予定」釈明(11/21付共同通信)
石破茂内閣の支持率の下落が止まりません。毎日新聞が11/22-23に行った世論調査では、発足直後の10/3に行われた調査結果から15ポイントも下げています。
毎日新聞や朝日新聞などの調査は、自民党に厳しい数字が出ます。そのため、支持率31%はそれを割り引いて捉える必要がありますが、約2ヶ月の間に15ポイントも下落するのは憂うべき事態です。
しかし、それが意外とは感じられないのが今の石破内閣です。緊張感がないというか、危機感がないというか、衆議院議員選挙で突き付けられた過半数割れという結果を深刻に受け止めているようには見えません。
そんな折、石破茂内閣で経済安全保障担当大臣を務める城内実氏が、11/20に政治資金パーティーを開催していたことが報じられました。
政治資金収支報告書に不記載があった所謂「裏金問題」によって、多くの国民が、政治と金の関係に大きな関心、と言うよりは不信を抱いています。これに対して自民党は、広く納得を得られるような対応が取れずにいます。
昨年10月に総裁直属の政治改革本部を設置し、外国人によるパーティー券の購入の禁止や、政策活動費の廃止、第三者機関の設置など様々な案が議論されています。ただ、企業・団体献金の禁止という肝心なところには手をつけず、弥縫策で乗り切ろうとしている印象が拭えません。
そんな中で政治資金パーティーを開催したら、批判を受けることは明らかです。そうでなくても支持率が低い中に、どうしてわざわざ支持を失うようなことをするのか。自分の懐事情しか考えていないように見えます。
況してや城内氏は閣僚です。大臣が政治資金パーティーを開催することには倫理的な問題があります。今回はまずこの件を考察し、前回記事でも触れた、石破総理の閣僚選びの「センスのなさ」について解説します。
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。
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少数与党の悲哀 ~ 第2次石破内閣と自民党新執行部の顔ぶれ その1 大臣編 中編
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●大臣規範
●新法務大臣
●炎上覚悟!?
●論功行賞で外務大臣
●独自の動き
●キックバックではない
●IR汚職再燃?
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