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2023/03/31 23:45  | 政局 |  コメント(0)

党内勢力図その2


内閣支持率4カ月ぶり3割超 日韓関係「改善期待」64% 世論調査(3/18付毎日新聞)
岸田内閣支持率40% 高齢層で上昇、18~30代で低下 世論調査(3/19付朝日新聞)
内閣支持率42%で横ばい、不支持率43%・・・読売世論調査(3/19付読売新聞)
【産経・FNN合同世論調査】内閣支持率回復傾向45.9% 日韓関係「良くなる」54.5%(3/20付産経新聞)

3月は兎に角忙しく、気が付けば今日が年度末。その間、永田町もいろいろと動きがありました。簡単に振り返っておきます。

まず、ガーシーこと東谷義和氏が、参議院議員の資格を失いました。昨年7月の初当選から一度も国会に登院せず、懲罰委員会の求めた議場での陳謝にも応じなかったため、除名されたのです。1951年以来72年ぶりのことです。

現行憲法下では、これまでに除名された国会議員は2人しかいません。1950年の小川友三参議院議員と、1951年の川上貫一衆議院議員だけです。小川氏は、本会議での予算案採決に際し、反対討論を行っていながら賛成票を投じたことで野党の反発を招いたため、川上氏は、代表質問での不規則発言への陳謝を拒否したためです。いずれも、国会に出席して活動する中での言動が問題視されてのことです。

続いて、岸田内閣の支持率が下げ止まりました。不支持率も相変わらず高いのですが、上げる理由はないものの、これ以上下げる理由もないという感じになのでしょうか。

また、高市早苗経済安全保障担当大臣も、放送法を巡る総務省の行政文書を「捏造」「でっち上げ」「(文書が捏造でないなら)大臣も議員も辞める」と発言し、党内外から批判を浴びていましたが、逃げ切った様子です。3/28に令和5年度の予算が成立したため、当面予算委員会が開かれる予定はなく、野党の追及も一休みだからです。

岸田文雄総理は、念願のウクライナ訪問も済ませ、5月のG7サミットを待つばかりです。ただ、その前に統一地方選と衆参の補欠選挙があります。統一地方選の前半戦は既に始まっています。3/23に9道府県で9つの知事選挙、今日3/31に41道府県会議員選挙と17政令市議会議員選挙が告示されました。

衆参補選と統一地方選の結果は、岸田総理の政権運営に少なからぬ影響を及ぼすため、注目すべき選挙の戦況を随時お伝えしていきます。

本日は、月初に解説した自民党内の勢力図の続きです。

前回は、党内の所謂主流派である、志公会と平成研、宏池会についてお伝えしました(下記記事参照)。

「解散の噂と党内勢力図その1 「岸田おろし」と次期総理候補」(3/3)

今回はまず、最大派閥である清和会が現在どうなっているのかを見て行きます。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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党内勢力図その2
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●会長不在
●5人衆の思惑
●キーマンはあの人

次回は、統一地方選の連載に戻り、非主流派に転落した志帥会については時期を見て解説します。

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