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2023/01/30 16:00  | 選挙 |  コメント(2)

公設秘書の酒気帯び運転 + 衆議院補欠選挙その3(山口4区)


自民・高野光二郎参院議員の公設秘書が酒気帯び運転・・・「距離が短いから大丈夫だと」(1/27付読売新聞)
松野官房長官秘書が酒気帯びで摘発 帰宅中に運転、衆院に辞表提出へ(1/28付時事通信)

松野博一官房長官の政策担当秘書が、酒気帯び運転で検挙されていたことが発覚しました。その数日前には、参議院議員の高野光二郎氏の公設秘書の酒気帯び運転も明らかになっています。

特に松野氏は、総理の女房役である官房長官を務める身です。その政策秘書が通常国会の開会直後に酒気帯び運転・・・緊張感がなさすぎます。

そもそも松野氏は、官房長官として体を張って総理を守るという姿勢に欠け、やる気あんのかと言いたくなる仕事ぶりです。その雰囲気が秘書にも伝播したのでしょうか。統一地方選挙も近いというのに、何ということでしょう。しっかりして貰いたいものです。

国会議員には、国費によって付される秘書が3人います。政策担当秘書、公設第1秘書、公設第2秘書です。いずれも国家公務員特別職です。

政策担当秘書は、1993年に制度が導入された当初は、衆議院並びに参議院の主催する資格試験に合格するか、「選考採用審査認定」を受けることで政策担当秘書の資格が付与されることになっていました。選考採用審査認定の条件は、当初は国家公務員I種試験か同等とみなされる試験の合格者であることが求められていたのですが、段階的に拡大されています。

特に永田町では、公設や私設の秘書よりも給与が高いことから様々な議論と怨嗟が渦巻き、現在では公設秘書を10年務めて政策担当秘書研修を修了すれば政策担当秘書の資格が付与されるようになっています。政策立案の専門性を求めて新たに設けた筈の資格が、より高い給与と肩書きを得るためのものになってしまった感じがします。

松野氏・高野氏いずれの秘書も辞職する意向のようですが、実は私設秘書として勤務を続けているとか、ほとぼりが醒めたら公設秘書に戻っていたりするのではないかと危惧します。

さて、本日の本題に移りましょう。衆議院補欠選挙の最終回、山口4区です。

衆院山口4区補選、4月11日告示・・・自民は30日に候補者決定へ(1/27付読売新聞)

山口4区は、小選挙区制度が導入された1996年から9回に亘って安倍晋三元総理が当選を重ねて来ました。その安倍氏が、昨年7月に銃撃によって死去したことから、補欠選挙が実施されることになりました。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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公設秘書の酒気帯び運転 + 衆議院補欠選挙その3(山口4区)
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●1票の格差の影響
●後継者不在
●「10増10減」の対象
●捨て駒
●山口2区

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2 comments on “公設秘書の酒気帯び運転 + 衆議院補欠選挙その3(山口4区)
  1. 松下健一 より
    超ヤバイ徳島県知事選挙

    どうなってんすか?
    解説お願いします

  2. 永田町 より
    松下健一さんへ

    コメントありがとうございます。
    徳島県知事選は勿論大注目して見守っています。情勢が見えて来たところで、改めて解説する予定です。どうぞ楽しみにしていて下さい。

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