自民党は、裏金問題に関与した議員に対する処分の方針を決めました。茂木敏充幹事長によると、「所属議員の多数に不記載または不適正な記載が認められた派閥の幹部の立場にありながら、適切な対応を取らず大きな政治不信を招いた者、および不記載または不適正な記載の金額が過去5年間で500万円以上と多額に上った者」39人が対象です。

500万円で線引きした理由は不明ですが、政治資金収支報告書に不記載があった議員89人の約半分しか処分されないことになります。

安倍晋三元総理が決めたキックバック廃止の方針を覆し、死後にその中止を決めたとされる塩谷立氏・下村博文氏・西村康稔氏・世耕弘成氏の4人のうち、塩谷氏と世耕氏は離党を勧告される見通しです。塩谷氏は安倍氏の死後清和会の座長を、世耕氏は参議院清和会（清風会）の会長であったため、指導的立場にあったという理由のようです。

しかし、下村氏と西村氏も共に清和会の事務総長を務めています。派閥のパーティー券の売り上げを裏金として所属議員に還流することを止める方針の撤回にも関与しています。そのため、両氏に離党を勧告するかどうかは継続協議中のようです。

今回は、まず簡単に処分の対象となる39人の考察をし、今月下旬に行われる衆議院補欠選挙の見通しの続きを解説します。

※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。

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衆議院3補欠選挙の見通し　その2　島根1区
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●処分対象の39人
●弔い合戦の筈が
●ネームバリュー
●政局？